こんにちは、zukacotoです。
ついに星組「エル・アルコンー鷹ー」のその他の配役が発表されました!
いやあ、なんだかすごく出るのが遅かったような感じがしますが、よくよく考えたら初日は11月のしかも下旬ですもんね。
さて、今回はそんなエル・アルコンの配役について、私個人の感想を交えつつそれぞれの役どころを解説していければと思います。それではスタート!
配役比較ー2020年・2007年ー
まずは初演と今回の配役を比較してみました。
2020年 | 2007年 | |
---|---|---|
ティリアン・パーシモン | 礼 真琴 | 安蘭けい |
ギルダ・ラバンヌ | 舞空 瞳 | 遠野あすか |
ルミナス・レッド・ベネディクト | 愛月 ひかる | 柚希礼音 |
イザベラ | 万里 柚美 | 万里柚美 |
女王エリザベス | 白妙 なつ | 星風エレナ |
シグリット・シェンナ | 音波 みのり | 南海まり |
シュルベリー司教 | 大輝 真琴 | 美稀千種 |
グレゴリー サンタクルズ |
輝咲 玲央 | 英真なおき |
スサーナ | 夢妃 杏瑠 | 彩愛 ひかる |
マスターズ | ひろ香 祐 | 彩海 早矢 |
バーバラ | 紫 りら | 百花沙里 |
アデリーヌ | 音咲 いつき | 朝峰ひかり |
エドリントン リカルド |
桃堂 純 | にしき愛 |
ジェラード・ペルー | 綺城 ひか理 | 立樹遥 |
ペネロープ・ギャレット | 有沙 瞳 | 琴まりえ |
エドウィン・グレイム | 天華 えま | 涼紫央 |
スコット | 湊 璃飛 | 麻尋 しゅん |
エドワード・コールサック | 遥斗 勇帆 | 美城 れん |
ギャレット提督 バルデス |
蒼舞 咲歩 | 天霧 真世 銀河 亜未 |
フィリップ二世 | 隼 玲央 | 祐穂 さとる |
パーシモン卿 パトリック |
朱紫 令真 | 紫蘭 ますみ 鶴美 舞夕 |
ジュリエット・グリンウッド | 桜庭 舞 | 稀鳥まりや |
ティリアン(少年) | 二條 華 | 天寿光希 |
オーレリー | きらり 杏 | 涼乃 かつき |
裁判官 ビッグジョン |
夕陽 真輝 | 水輝涼 夢乃 聖夏 |
キャプテン・ブラック | 天飛 華音 | 和涼華 |
酒場の歌手 | 都 優奈 | 毬乃ゆい 音花ゆり |
ニコラス・ジェイド | 咲城 けい | 綺華 れい |
ギルダ(少女) | 水乃 ゆり | 羽桜しずく |
役の比重について
役どころを解説する前に、役の比重について簡単にまとめておきます。特に目立つ役をピックアップしているのでぜひ参考になさって下さい。
ただし、あくまでも「初演ではこうでした」ということですので今回は当てはまらない方もいらっしゃいます。
男役
まずは男役さんから。ティリアン、レッドに続く役を出番や比重の高い順に挙げてみました。
・ジェラード・ペルー(綺城ひか理)
→当時3番手だった立樹遥さんが演じていらっしゃいました。
4番手
・エドウィン(天華えま)
→当時4番手格だった涼紫央さんが演じていらっしゃいました。
・キャプテンブラック(天飛華音)
→当時5番手格だった和涼華さんが演じていらっしゃいました。個人的にはジェラード・ペルーやエドウィンよりオイシイ役だと思っています。
・ニコラス・ジェイド(咲城けい)
→この公演で退団した綺華れいさんが演じていらっしゃいました。これもめちゃくちゃオイシイ役。
・少年ティリアン(二條華)
→当時研3の天寿光希さんが演じていらっしゃいました。超目立つ。
・マスターズ・スコット(ひろ香祐・湊璃飛)
→当時の若手ホープ・彩海早矢さんと麻尋しゅんさんが演じていらっしゃいました。まあまあ目立つという感じ。
娘役
続いて娘役さんについてです。
・シグリット・シェンナ(音波みのり)
・ペネロープ・ギャレット(有沙瞳)
→2人とも物語に深く関わってきます。どちらかと言うとペネロープの方が比重高め。
・ジュリエット・グリンウッド(桜庭舞)
→若手娘役さん向けのかなりオイシイお役。
・少女ギルダ(水乃ゆり)
→台詞はないが目立つ。
役どころ解説
ここからはそれぞれの役どころを解説していきたいと思います。
メインキャスト
ティリアン・パーシモン:礼真琴
イギリス海軍中佐でありながら、いつかスペイン海軍を率いて七つの海と七つの空を駆けるという野心を描いている。目的のためなら手段を選ばぬ冷酷な男。
♪エル・アルコンー鷹ー♪七つの海七つの空♪ミッション♪愛と憎しみの狭間に♪宿命など歌が沢山あるのも特徴。
ギルダ・ラバンヌ:舞空瞳
フランス貴族の称号を持つ女海賊。自らの領地であるウェサン島を奪わんとするスペインを憎み、スペインと通じるティリアン(礼真琴)を憎む。
♪愛と憎しみの狭間にでティリアンとのデュエットあり。他にも♪ブランシュ・フルール♪七つの海七つの空など歌多数。
ルミナス・レッド・ベネディクト:愛月ひかる
プリマスの豪商グレゴリー(輝咲玲央)の息子。法律家を目指していたが、父がティリアン(礼真琴)の策略により死刑に処されたことで復讐を誓い海賊となる。
♪プリマス♪正義と良心などソロ曲多数。♪宿命でティリアンとのデュエットあり。
ティリアンを取り巻く人々
ジェラード・ペルー:綺城ひか理
イギリス海軍に籍を置くスペインのスパイ。少年ティリアン(二條華)の羨望の的であり、実の父親でもある。
ある時、スペインのスパイであることが発覚しネーデルランドに逃れる。
・シュルベリー司教(大輝 真琴):スペインと通じている。ティリアン(礼真琴)とジェラード・ペルー(綺城ひか理)の協力者。
エドウィン・グレイム:天華えま
ティリアン(礼真琴)の友人だったが、婚約者ペネロープ(有沙瞳)を奪われたことをきっかけに、ティリアンに疑いの目を向けるようになる。
ニコラス・ジェイド:咲城けい
ティリアン(礼真琴)の従者。ティリアンと共に七つの海七つの空を駆けることを夢見る。
マスターズ/スコット:ひろ香祐/湊 璃飛
ティリアン(礼真琴)付きの海軍士官。♪ミッションでティリアンとのデュエットあり。
ペネロープ・ギャレット:有沙瞳
エドウィン(天華えま)の婚約者で、海軍提督(蒼舞咲歩)の令嬢。
とあることがきっかけでティリアン(礼真琴)に恋心を抱いてしまう。
・バーバラ(紫りら):ペネロープの侍女。
・ギャレット提督(蒼舞咲歩):ペネロープの父。
シグリット・シェンナ:音波みのり
パーシモン卿(朱紫令真)の愛人のなかで最も寵愛を受ける人物。ティリアン(礼真琴)に取り入って保身を図ろうとする。
・エドワード・コールサック(遥斗勇帆):シグリットの兄で商人。商売敵のグレゴリー(輝咲玲央)への嫉妬心をティリアン(礼真琴)に利用される。♪ミッションでティリアンとのデュエットあり。
イザベラ:万里柚美
ティリアン(礼真琴)の母。現在は病床にある。
最初の夫・エドリントン(桃堂純)の死後、ティリアンの出世のためにパーシモン卿(朱紫令真)と再婚する。しかし、今に至るまで密かにジェラード・ペルー(綺城ひか理)を想い続けている。
・エドリントン(桃堂純):ティリアン(礼真琴)の父。しかし、ティリアンをジェラード・ペルー(綺城ひか理)の子ではないかと疑い冷たく当たる。
・パーシモン卿(朱紫令真):ティリアンの義理の父。イザベラ(万里柚美)の再婚相手。
ティリアン(少年):二條華
ティリアンの少年時代。ジェラード・ペルー(綺城ひか理)に憧れ、スペイン海軍に入ることを夢見ている。
スサーナ:夢妃杏瑠
ティリアン(礼真琴)が出入りする酒場の女主人。ティリアンにスペインに関する情報を提供している。
・酒場の歌手(都優奈):ティリアン(礼真琴)が出入りする酒場の歌手。
ギルダを取り巻く人々
アデリーヌ/オーレリー:音咲いつき/きらり杏
ギルダ(舞空瞳)が率いる女海賊・ブランシュフルールの一員。
アデリーヌ(音咲いつき)はギルダと1対1の場面あり。また、2人とも♪ブランシュ・フルールでワンフレーズずつソロあり。
ギルダ(少女):水乃ゆり
ギルダの少女時代。台詞はないが少年ティリアン(二條華)とのシーンがあり、まあまあ目立つ。
レッドを取り巻く人々
グレゴリー・ベネディクト:輝咲玲央
レッド(愛月ひかる)の父でプリマスの豪商。スペインと対立するネーデルランドの支援をしており、そのことを疎ましく思ったティリアン(礼真琴)の策略で死刑に処される。歌あり。
・裁判官(夕陽 真輝):グレゴリー(輝咲玲央)の裁判を担当する。歌あり。
キャプテンブラック:天飛華音
海賊の頭。とあることがきっかけでレッド(愛月ひかる)と協力関係になり、後にティリアン(礼真琴)を追い詰めることになる。
ジュリエット・グリンウッド:桜庭舞
イザベラ(万里柚美)の死後、シグリット(音波みのり)ら愛人たちを一掃するためにパーシモン卿(朱紫令真)の後妻に迎えられることになった少女。
ティリアン(礼真琴)の本性を知り、パーシモン邸を逃げだそうとしたところレッド(愛月ひかる)と出会い仲間になる。ソロ曲あり。
パトリック/ビックジョン:朱紫令真/夕陽真輝
レッドの正義と良心の精神に賛同して集まった海賊の仲間たち。
その他
女王エリザベス:白妙なつ
言わずと知れたイギリス女王。後にスペイン無敵艦隊を打ち破ることになる。歌あり。
サンタクルズ:輝咲玲央
スペイン提督。ティリアン(礼真琴)たちをスペインに迎え入れる。
・リカルド/バルデス(桃堂純/蒼舞咲歩):スペイン海将
フィリップ二世:隼玲央
無敵艦隊を率いるスペイン国王。
雑感
まず、注目すべきはかのんくん(天飛華音)がキャプテンブラックに抜擢されたこと!
というのも、初演当時の3番手・4番手さんだった立樹遥さん・涼紫央さんは2番手の柚希礼音さんより上級生で、既に別格に移行している感じだったんです。役どころ的にもそんな感じが何となくあるのはご納得頂けるのではないかと。
つまり、いわゆるスター路線的な役で言うとレッドの次はキャプテンブラックだったということになります。
先日のロミジュリで役が付かず心配されていたかのんくんですが、劇団の期待を担っていることには間違いなさそうです。しかも、ついに少年役ではなくて大人の男性を演じることになったわけですし。ステップアップの時が来た、という感じ。
しかし、役どころ的にはレッドの兄貴分的なところもあるので、これは大変ですよ。102期のかのんくんが93期の愛ちゃん(愛月ひかる)と対等、いえそれ以上に渡り合わなければならないわけですから。頑張れかのんくん!
そして、ティリアンの少年時代役に二條華ちゃんが抜擢されたのもびっくり。娘役さんに配役されるとは思ってもいませんでした。ですが、歌もお上手なのでぴったりだと思います。とにかく目立ちまくる役なので頑張って欲しいです!
オイシイ役といえばニコラス。こちらには咲城けいくんが配役されました。「常にティリアンにそばにいる=常にトップスターと一緒にいる」ということですからね。オイシイにも程があります。
同じくティリアンに付き従うマスターズ役にことちゃんと同期のひーろー(ひろ香祐)が配役されたのは個人的にすごくテンションがあがりました。同期の絡みが私の大好物です。笑
娘役で目立つのはシグリット、ペネロープ、ジュリエットの3人ですが、こちらに配役されたのは音波みのり、有沙瞳、桜庭舞。3人とも初演のイメージとぴったりすぎて神キャスティングだと思います!
初演でティリアンの母親を演じた万里柚美さんは今回も同じ役に。個人的に柚長で1番好きな役がこのイザベラなので再登板が本当に嬉しいです。
副組長デビューとなる白妙なつさんは女王エリザベス役。かなり癖のある歌があるのですが、なっちゃんなら期待できそうですね。
さて、最後はジェラード・ペルーとエドウィン・グレイムについて。別格の役だ、と最初に申し上げましたが、やりがいがないかと言うと決してそういうわけではありません。
ジェラードはティリアンから憧れの的となる、という意味ですごくいい役です。ここであかちゃん(綺城ひか理)がどれくらいカッコイイ存在でいられるかで物語の印象が随分変わると思います。ジェラードへの憧れがティリアンの野心の源となるわけですからね。
エドウィンはティリアンに婚約者を奪われてしまうわけですが、ペネロープの心が離れていく切なさ、そしてティリアンに向ける怒り、復讐心といった心情の変化が描写されているのでそういった意味でとてもやりがいのある役です。ぴーすけ(天華えま)とくらっち(有沙瞳)の同期の絡みにも注目です。
まとめ
今回は星組公演「エル・アルコンー鷹ー」についてお話してきましたがいかがでしたでしょうか?少しでも皆様の参考になっていれば嬉しいです。
こちらの記事ではエル・アルコンの魅力と題して詳しいあらすじと注目ポイントをお話しています。ぜひ予習にお役立て下さい!それではまた次の記事で。
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