こんにちは、zukacotoです。
やっと、やっと、咲ちゃん主演の全ツ(ではなくなってしまったけれど)が初日を迎えることができましたね!
おめでとうございます!!!
延期になってしまって心配していましたが、振替公演ができるということでほっとしています。
さて、話は少し変わりますが…。
咲ちゃんがトップになったら雪組はどんな体制になるんだろうということをこの間ふと考えまして。今日はそれについてお話していこうかと思います。
雪組の次期トップスターは咲ちゃんだろうというのはもう前提としてお話ししちゃいますね。
彩風咲奈の相手役は誰か
まず、気になるのは咲ちゃんの相手役。
数々のヒロイン経験があり、あーちゃん(綺咲愛里)からヒガシマル醤油のイメガを引き継ぎ、今回の全国ツアーでヒロインを演じる潤花ちゃんがなるものだと思っていたら、まさかの宙組に組替え。
では、一体誰がなるのか…?
2020年のレビュー本の掲載メンバーから考えると、候補としてあげられるのはこちらの方々になると思います。
朝月希和、海乃美月、遥羽らら、有沙瞳、星南のぞみ、彩みちる、音くり寿、天彩峰里、夢白あや
このメンバーはレビュー本で「美しさのヒケツ教えて!」というコーナーに掲載されていた方々です。他にも娘役さんのコーナーはありましたが、トップ娘役に近いと言われるメンバーはこちらのコーナーに掲載されていた気がします。
候補者のヒロイン経験
まずは、それぞれの候補者の学年とヒロイン経験をまとめてみました。Wヒロインやワークショップでのヒロインは0.5回としてカウントしています。
学年 | バウヒロイン | 東上ヒロイン | |
---|---|---|---|
朝月希和 | 96期 | ― | 1.5回 |
海乃美月 | 97期 | 1.5回 | 3.5回 |
遥羽らら | 98期 | ― | 2回 |
有沙瞳 | 98期 | 2回 | 2回 |
星南のぞみ | 98期 | 1回 | ― |
彩みちる | 99期 | ― | 2回 |
音くり寿 | 100期 | ― | 1.5回 |
天彩峰里 | 100期 | 1回 | 1回 |
夢白あや | 103期 | 1回 | ― |
まず、こうして見ると候補の方々の学年の高さに驚きます。かといって今の下級生のメンバーにすぐに就任できるほど経験のある方もいないので、やはりこのメンバーから選ばれるということで間違いは無いと思います。
そして、意外にもバウヒロインを経験しないまま東上ヒロインを複数回経験している方が多いのにも驚きました。
バウ公演、東上公演の順でヒロインを経験するという流れが一般的と言われていますが、よく考えてみたら現トップ娘役でその道を通ったのは美園さくらちゃんと星風まどかちゃんだけ。
他の3人は宝塚を見始めてから14年経つ私から見ても、結構レアな経歴をお持ちです。
華優希ちゃんはバウヒロインを経験せずいきなり東上ヒロイン。その後全国ツアーでWヒロインを経験して就任。舞空瞳ちゃんに至っては全国ツアーでのWヒロインのみで、結局単独ヒロインを経験せずに就任してしまいました。
真彩希帆ちゃんはなんと新公ヒロインより先にバウヒロインを経験。組替え前になんとかもう1回バウヒロインを経験して、そのままトップに。
最近のこの傾向からして何が起こってもおかしくない、とは思いますがここではあくまで”一般論”に沿って予想してみたいと思います。
考察
ここからは消去法で考えてみます。なんだか、消去法ってジェンヌさんたちに失礼な感じもしますがわかりやすいかなと思ったので。悪意は全くありませんのでご了承下さいませ。
さて、ここでもう一度候補の方々を再確認しておきます。
朝月希和、海乃美月、遥羽らら、有沙瞳、星南のぞみ、彩みちる、音くり寿、天彩峰里、夢白あや
まず、組替えしたばかりのひらめちゃんはほぼ100%無いと思います。
また、各組の最新の大劇場公演での階段降りのメンバーを確認したところ、星南のぞみちゃんのみメンバーに入っていなかったのでここで除いておきます。雪組内での昇格の場合、階段降りもしていてヒロイン経験も多い彩みちるちゃんが優勢と考えていいのではないでしょうか。
さて、残ったメンバーはこちら。
海乃美月、遥羽らら、有沙瞳、彩みちる、音くり寿、天彩峰里、夢白あや
トップ娘役さんの傾向として、前任トップが退団を発表してから組替えが発表されて就任する場合については「相手役さんに縁がある(前に同じ組だった)」もしくは「初舞台や組まわりで出演したことがある組」というパターンが圧倒的に多いですよね。
例えば真彩希帆ちゃんは前者、舞空瞳ちゃんは後者でした。
むしろ縁もゆかりもない組への組替えは、ほとんどなく1番最近でも2010年の蘭乃はなさんの就任まで遡ります(私調べ)。
一般的に縁がないところへ行く場合は就任の少し前から組替えとなることが多いです。例えば、2014年に就任した咲妃みゆちゃんと花乃まりあちゃんは別箱公演、前任退団公演と2公演前から組替えして就任となりました。
今回の場合、咲ちゃんが生え抜きなので「相手役さんに縁がある」という可能性はなし。考えられるのは「以前雪組に出演したことがある」パターンですね。
まず、彩みちるちゃんは雪組生なので候補に残します。有沙瞳ちゃんも2016年まで雪組生だったので残します。
次に、各学年の初舞台公演は、97期星組、98期宙組、99期雪組、100期月組、103期雪組でした。ということで、ここで候補に残るのは夢白あやちゃんとなります。
また、97期から100期は組まわりがありましたが、海乃美月ちゃんは星組・宙組、遥羽ららちゃんは宙組・雪組、音くり寿ちゃんは星組、天彩峰里ちゃんは月組でした。となると候補に残るのは遥羽ららちゃんということになります。
さて、ここまでで候補に残っている方を整理してみるとこうなります。
遥羽らら、有沙瞳、彩みちる、夢白あや
皆さん申し分ない方たちですので、ここから更に絞っていくとなると非常に難しかったのですが、公演スケジュールに注目すると案外あっさり解決しました。
今のところ宙組のおふたりは「アナスタシア」に出演予定です。しかし、宙組の次の大劇場公演は順番的に雪組のトップコンビ退団公演となります。アナスタシアに出演が決定しているとなると、雪組デビューはいきなりプレお披露目公演となってしまうんですよね。
このようないわゆる”落下傘”パターンは2012年就任の実咲凜音ちゃんまで遡ることになります。このことからもわかるように、最近は計画的にトップコンビの退団公演に出演できるようスケジュールを組んでいるようなので、宙組のおふたりの就任の可能性は限りなく低いと予想できます。
ただし、朝月希和ちゃん、潤花ちゃんと雪娘が次々と組替えしてしまって完全に過疎化しているので、バランス的には娘役さん豊富な宙組さんからどなたかを呼ぶというのは今後あり得るかもしれません。
ということで最終的に残ったのはこちら。
有沙瞳、彩みちる
何とか2人まで絞りましたがこれ以上はお手上げです…。
ただ、彩みちるちゃんについてはもし就任の予定があるなら今回の炎のボレロでヒロインに抜擢されていたはずではないか、という考えも浮かびます。
しかし、潤花ちゃんの今までの抜擢のされ方や異動のタイミングを見ていると、元々咲ちゃんの相手役の予定が直前で急遽変わってしまった感も否めない。
既に配役を発表してしまっていたから変更出来なかったと考えれば、みちるちゃんでもおかしくはないのかなと。
今までの前例から見るとだいぶ不自然ではありますが。
有沙瞳ちゃんについては、当初の予定では雪組トップコンビ退団公演の次の大劇場公演が星組ロミオとジュリエットとなっていますが、こちらはまだ出演者が発表になっていません。
ということで別箱の「エル・アルコン/Ray」千秋楽付けで組替えすればトップコンビの退団公演にはギリギリ間に合う計算になります。
彩風咲奈時代の2番手は誰か
これについては凪様(彩凪翔)かあーさ(朝美絢)の2択だと思います。
まず凪様について。このまま行けば順当に2番手になるのかなと思いますが咲ちゃんより学年が1つ上というのが気になります。
最近は花組の瀬戸かずやや星組の愛月ひかるのようにトップスターより上級生の方が2番手に抜擢されることが多い傾向にあります。
それを考えると凪様も可能性はあるのかなとは思いますが、気になるのは花組も星組もトップスターが研11での早期就任だということ。
それに対して咲ちゃんの就任は今のところ研13の終わり~研14のはじめにかけてということになりそうですよね。早期就任とは言いがたい学年なのが気になる。
思えばみやるり(美弥るりか)も早期就任だった珠城りょうを支えるという意味での2番手就任でした。
そして、このタイミングで凪様のディナーショーが決定しているというのがかなり怪しい。色々考えてみても私はやはり退団の2文字を連想してしまいます。
つまり、凪様は現トップコンビの退団公演で一緒に退団するおつもりなのではないかと。
もしそうでないとしても、学年的にみやるりみたいな形で途中で2番手を誰かに引き継ぐことになるのかなと考えています。
次に、あーさについて。あーさの幸運は95期であるということ。最近の劇団の95期推しはすさまじいですよね。
先日発売されたレビュー本でも、各組が3番手まで4人がメインページに選ばれている中、雪組だけあーさを含めた5人になっていたのがかなり重要なポイントだと私は考えます。
ここであーさをメンバーに入れた意味は単に95期だからというだけではないと思うんです。もちろん、95期を推していきたいという意図もあるでしょうけれど。
そして、コロナでゴタゴタになる以前に発表されていた公演スケジュールを見ると、おそらく咲ちゃんのプレお披露目公演となるであろう公演の裏で東上公演が予定されていたんです。
凪様が主演するにしても、あーさが主演するにしてもどちらにしても初主演。ここからは私の勘でしかないのですが、何となくこれはあーさが主演に、ということだったのではないかと考えています。
さらに、あーさは今日初日を迎えた炎のボレロで2番手格の役に抜擢されているのも大きい。
トップ就任直前の全ツって次期体制のお試しというか、最終確認みたいな意味合いを持つことも多いじゃないですか。あるいは次期体制の挨拶回り的な意味もあるでしょう。
現に咲ちゃんの地元である愛媛での凱旋公演も予定されていたわけですしね。
今回あーさがこちらの公演に振り分けされて、2番手の役を演じるのもきっとそういう意味じゃないかなと。
グダグダ書いてきましたが、総括しますと凪様はだいもんたちと一緒に退団して、あーさが2番手に就任することになるのではないかというのが私の予想です。
雪組を支える男役スターたち
さて、トップ娘役さんと2番手さんについてお話してきましたが、それに続く男役スターさんたちについてもお話していきたいと思います。
レビュー本に掲載されているメンバーを確認すると…
綾凰華、諏訪さき、縣千、彩海せら
この4人が中心に活躍していくことになるのかなと思います。
特に、組本でもメインページに掲載されていた綾凰華、縣千、彩海せらは今後トップスターを見据えて育成していくことになりそうですよね。
なんというか…別格と言われる人があまりいらっしゃらなくて非常にスッキリとしているのが雪組の印象でしたが、こうして見ると改めて無駄がないと言いますか何と言いますか。
さて、普通に考えると3番手になるのは綾凰華くんかなと思います。気付けば彼女ももう研9。来年には研10になります。そろそろバウ主演のお話も転がってくるのではないでしょうか。
それに続く立ち位置として縣千くん、彩海せらくんが若いパワーで支えていく形になりそう。新人公演の主演もあと何度かやりそうな感じがしますね(新公早く再開できるといいですよね)。
おわりに
さて、今回は咲ちゃん時代の組体制についてお話してきました。最後に私の予想をまとめるとこうなります。
トップスター | 彩風咲奈 |
---|---|
トップ娘役 | 有沙瞳or彩みちる |
2番手 | 朝美絢 |
3番手 | 綾凰華 |
男役スター | 縣千、彩海せら |
さて、いかがでしたでしょうか?
色々勝手に自分の意見を書いたので、不快に感じる方がいらっしゃったら申し訳ありません。「こんな風に考える人もいるんだね」くらいな感じで軽く流して頂けたら嬉しいです。
いよいよ初日を迎えた「炎のボレロ/Music Revolution」ですが、咲ちゃんにとってはきっとトップ就任前最後の主演作品となるでしょう。
そして、潤花ちゃんにとってはこれが組替え前最後の作品となります。
私は残念ながら配信でも観劇できないのですが、陰ながら応援しています。どうか何事もなく千秋楽を迎えられますように。それではまた!
追記:皆様のレポを拝見していたら、なんとパレードの階段降りであーさが1人降り、しかも咲ちゃんの前に降りてきたそうで!
羽根も背負っていたということで、次期体制を見据えての振り分けだったのではないかという予想はあながち間違っていなかったのではないでしょうか。
最大の謎は潤花ちゃんの扱い。ポスター入りしたのにも関わらず、階段降りは咲ちゃんの前ではなくあーさの前。しかもデュエダンではなく彩みちるちゃんを加えてのトリプルダンスだったとのこと。
逆に彩みちるちゃんの扱いがわりとよかったみたい?(拝見していないので実際のところはわかりませんが)なので、みちるちゃんが就任の可能性は大いに有り得る気がします。
人事の安定感に定評のある雪組には珍しく意味不明な行動を取り始めていますが、はてさてどうなりますか…。今後の動向を見守りたいと思います。
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