こんにちは、zukacotoです。
昨日、こんなニュースを見かけました。
「9月19日~11月末まで、参加者が声を発しないクラシックコンサート、演劇、歌舞伎、映画館などでは条件により収容率100%を認める」というものです。
これに関する詳しい記事があまりなくて私も正確なことは把握しきれていないのと、私の解釈が間違っていることもあると思うので、ぜひご自身で情報は確認して頂きたい、というのを前提に今回のブログをお読み頂ければと思うのですが。
朝日新聞デジタル(こちら:全文を読むには無料会員登録が必要)やスポーツ報知(こちら)を見る限りでは宝塚もどうやら規制緩和の対象になるようです。
宝塚の対応は
現在、宝塚を含め多くの舞台では客席の数を半分にするなどして感染対策をしていますよね。しかし、それでは採算が合わないというもの。
これを100%にしていいとなるなら経営的には大変助かることだとは思うのですが、記事を読んだ感じだと、どこの業界も規制緩和には慎重になっているという印象を私は受けました。
スポーツ報知の記事(こちら)では宝塚歌劇団からのコメントも掲載されていますが…
すぐに100%はない
とはっきりと仰っています。出演者から感染者が出てクラスター化してしまった今、宝塚は今後一層演劇界でもかなり慎重な対応を取っていくおつもりなのかなと感じました。
急に言われてもチケットの販売の手配ができない、という面もあるとは思いますが…。しかも規制緩和はインフルエンザの流行を考えてひとまず11月末までとのことで。
宝塚が満席になる日はかなり先のことになるのかなという予感がしています。
実際に観劇してみて
9月1日に東京宝塚劇場で星組公演を観劇させて頂いた時の印象をお話しさせて頂くと…。
確かに規制緩和は時期尚早かなと個人的には感じました。これは人によって感じ方は違うでしょうけど、1席空けているとはいえ「意外と近いな」と私なんかは一瞬思ってしまったのです。
客席でもロビーでもいつもよりは圧倒的に静かでおしゃべりをする方も少なかったですが、やはりなりふり構わず、の人もいないわけではない。
そして、客席よりも心配なのはお手洗いの行列と帰りの行列。今の人数を捌くのに精一杯な印象を受けました。精一杯というとなんだか聞こえが悪いですが、今の人数なら充分に対応できている、という意味です。
具体的には、お手洗いに並ぶ列には立ち位置が示してあって係員の誘導もあり、帰りもブロックごとに規制をして混雑を避けられていました。
しかし、これが倍の人数になったら…とてもじゃないけど混雑・混乱は避けられないと思います。物理的にロビーがあまり広いとは言えないですし。
ソーシャルディスタンスそのものをもうしなくても大丈夫、という風潮になるまで満席というのは難しいのではないかというのが率直な印象。
とはいえ、そんな日がいつ来るのかもわかりませんしどこかで折り合いを付けていかなければいけないのかなとも思います。
ライブ配信でどのくらい収益を得られているのかはわかりませんが、普通に考えたら毎日倍の人数を収容した方が圧倒的に収入は得られるはずですしね。
現在の販売状況
宝塚で現在、販売座席が確定しているのは次回宝塚大劇場公演、月組「WELCOME TO TAKARAZUKA/ピガール狂騒曲」と次回東京宝塚劇場、花組「はいからさんが通る」までです。
公演日程は以下の通りです。
月組宝塚大劇場公演
WELCOME TO TAKARAZUKA/ピガール狂騒曲
2020/9/20~2020/11/1
花組東京宝塚公演
はいからさんが通る
2020/10/9~2020/11/15
客席の規制緩和は11月末までとのことでしたが、この日程を見る限り規制緩和はされないままインフル流行期間に突入してしまいそうですよね。
ちなみにこの次の公演はこちらになっています。
宙組宝塚大劇場公演
アナスタシア
2020/11/7~2020/12/14
月組東京宝塚劇場公演
WELCOME TO TAKARAZUKA/ピガール狂騒曲
2020/11/20~2021/1/3
ひゃー、もう年末ですよ。月組なんか年明けちゃってますし。
1つ気がかりなのは、宝塚としては一大イベントとも言えるトップコンビの退団公演が既に雪組、月組と2組予定されていること。
1番早くて雪組大劇場公演が2021年1月1日から公演予定ですが、こちらがどういった対応になるのかが心配でなりません。
お披露目公演が半分なのはまだ我慢できる。ことちゃん(礼真琴)ファンの私もそこはこれからの楽しみ、ということでスパッと諦めがついています。
でも退団公演ということは、当たり前ですがつまりは宝塚の舞台に立てるのはこれで最後になるわけですよ。
なんとか満席で送り出してあげたい、赤い座席が見えるなんてもっての外、満員御礼でなければ、というファン心理がどうしても働いてしまいます。
まとめ
今回は劇場での収容人数の規制緩和についてお話してきました。
宝塚としては当分このまま千鳥配置での座席販売が続くのかなとは思いますが、トップコンビの退団公演だけでも満席にしてあげたいなというのが宝塚を愛する一ファンとしての意見です。
もちろん、安全が確保できないまま満席にしろ、という意味ではありません。満席にしてあげたい、というのはただの希望的観測とでも言いましょうか。
立場によって色々なご意見もあるでしょうし、個人で考え方も様々でしょう。どんなに対策したって感染するときは感染しちゃうものだし、どんな方針を取ろうが正解というものはないでしょう。
つくづく難しい時代になってしまったものですね。
色々な面で被害が最小限に抑えられて、ジェンヌさんたちが健康で元気に舞台に立てることを今は祈っています。それではまた。
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