こんにちは、zukacotoです。
今回は8月4日に発売されたレビュー本こと「TAKARAZUKA REVUE 2020」の感想を語っていきたいと思います。
やっぱりレビュー本は私にとっても特別で毎年発売が近くなるとソワソワしちゃうくらい楽しみで大好きな書籍。
今年はとにかく普通じゃないことが続いたので、もしかしたら撮影できていないんじゃないかとも思っていましたが、どうやら2月から3月にかけて撮影は済ませていたようです。無事に発売されて安心しました。
今回はそんなレビュー本の感想をお話しつつ、去年とはガラッと布陣が変わった組なんかもありますので、メンバーの変化などについても見ていけたらなと思います。それではスタート!
レビュー本感想
まずはレビュー本の感想から!全てに言及すると長くなってしまうので、特に気になったところだけお話して行きますね。
各組コーナー
まずはメインの各組の主要メンバーのコーナーから!
花組
花組さんは皆さんレザーのジャケットで合わせたコーディネート。すごく素敵だなと思っていましたが、なんとあきらくん(瀬戸かずや)の発案だそうです。
娘役さんの革ジャン姿とかレアですよね!華ちゃんよくお似合いになっていて…。あきらくんありがとうっっ。
そして相変わらずれいちゃん(柚香光)こういうのがお似合いになる。車ですよ車!!かっこいいぃぃぃぃ!!レビュー本で車とのショットを撮影されている方、初めて見たような。こういうのやらせたくなるのもわかりますよね。
そして、DVDではやっぱり花組ポーズをやっていらっしゃってなんだかすごく嬉しかったです。
月組
月組は結婚式会場での撮影。たまきちのお衣装がフリフリですごく珍しい!心なしか去年のみりおちゃん(明日海りお)みたいな雰囲気で。退団を発表されたトップさんってなんとなく皆さんこんな感じの雰囲気になる気がします。
そして…やっぱり月城かなとの顔がたまらなく好き!!
造形美とはまさにこのことですよね。DVD拝見したら、たまきちに対して「ねえ違うじゃん~!」って仰ったりとフランクな話し方ですごくいい雰囲気だなと思いました。いつぞやの歌劇の対談でもいい雰囲気だなと思いましたが、実際にお話しされているところ見れて嬉しかったです。
そして心なしかちょっとテンションも高いような!?さくらちゃんに「パーティードレスのお嬢さんはいかがですか?笑」みたいな感じで話を振っていたのもツボでした。
そのさくらちゃんはキラキラのお靴を見せて「攻めの靴。」って仰っていたのがすっごくかわいかったです!♡
雪組
雪組も3年間変わらずにこのメンバーで走り続けてこられたというだけあって、すごくいい関係を築いていらっしゃるなという印象。
DVDではやっぱりどっせい!があってそれもまた嬉しかったです。
95期ファンとしてはあーさ(朝美絢)がやっぱり素敵だなと…!スーツだけで無くシャツまで黒、ベルトはDIOR、そしてグレーの柄ネクタイをポイントにしていらっしゃって。
あーさとしては女役をずっとやっていたから男役っぽくしようということで全身黒にしたということですが、いやはやさすがビシッと決まっていてすごくかっこいい!女役のあとにこんなことになってしまって、あーさの男役はしばらく拝見できていない状態ですよね。
きっとあーさの中でも男役への思いが高まりに高まっていることでしょう。炎のボレロが無事に公演できるように願っています。
星組
星組は毎回面白いくらいに青にこだわりますよね。笑
まず、なこちゃんはブルーのドレスで髪はちょっと大人っぽくアップに仕上げていらっしゃってすごく綺麗~!
あいちゃんはなんとブルーに星柄のスーツ!星組生として載る初めてのレビュー本だから、と選んだようで。なんだか星組ファンとしてはそれがすごく嬉しかったです。
せおっちも実はさりげなくブルーのラインが入ったスーツで。ことちゃんはまさかの頭に青。ははは、トップさん自ら笑いを取っていくスタイルですか?(好き。)
そして、DVDではまたもや「ヤー!!」ってやってくれてなんだか嬉しかった。花組にしろ、雪組にしろ、星組にしろ、定番があるってなんかいいですよね。
宙組
宙組さんはトップコンビが白黒のコーデで、キキちゃん(芹香斗亜)とずんちゃん(桜木みなと)はグレーのスーツといい感じにコーデ組んでるなと。
絶対相談して合わせたのかと思いきや、まさかの「いや、偶然。」とのこと。
いやほんとにこういうユルい感じ宙組らしくて好きです。ゆりかちゃん(真風涼帆)のお人柄かしら?
そして、まどち(星風まどか)の前のめりコメントが微笑ましくもあり。いつもお顔をくしゃっとさせて「ゆりかさん♡」って仰るのがすごくかわいいですよね。
ゆりかちゃんにプレゼントしてもらったブレスレットをどうしても使いたくて、それに合わせてコーデを組んだというのも素敵。
ことちゃんファンの私ですが、最近まかまどの夫婦っぷりと身長差に萌え散らかしている私がおりまして。というわけで日生劇場でのフライングサパもチケットチャレンジしようと決意しております。それにしても梅芸での公演は無事に全日程出来て本当によかったです!泣
Flower Dress Collection
毎年トップ娘役さんたちがテーマに沿ってドレスアップするというこの企画。今年は葉菜桜花子さんのお花をモチーフにしたドレスをお召しになっています。
具体的には、きいちゃん(真彩希帆)は八重桜、まどち(星風まどか)はナデシコ、さくらちゃん(美園さくら)は鈴蘭、華ちゃん(華優希)はカスミソウ、なこちゃん(舞空瞳)はパンジーをモチーフにしたドレスです。
ウエディングドレスとしてデザインされたもののようですが、かなり大胆なデザインで一般人が着るとちょっとあれかなと思うものもありますが…さすがはタカラジェンヌ。こういったものも難なく着こなされていて、すごくかわいいですよね!
特に印象的だったのはなこちゃん!濃いめのパープルがすごく大人っぽくて素敵だなと。それに、なこちゃんが紫が好きと仰っていったのも意外で。Rayのお衣装については「礼さんとおそろい♡」って仰ってた印象しかなかったのですが笑、元々お好きな色だったのですね!
その他
その他に「My Spirit」「美しさのヒケツ教えて!」「プチアンケートQuestion&Answer」「同期トーク」「宝塚音楽学校の世界」とたくさんのコーナーがありました。
まず、全体的に宙組の方はこれからのことについて「アナスタシア」のことをお話されているのが印象的でした。やっぱり海外ミュージカルとなると気合い入りますよね!ポスターもすごく素敵で…。私も楽しみにしています。
同期アンケートでは私が最近気になっているかりんちゃん(極美慎)が同期の二人からかわいいかわいい言われていて、なんだか微笑ましかったです。私もかわいいかわいいと思っている側の人間なので、つい「わかるー!」なんて誌面に向かってツッコミを入れてしまいました。
宝塚音楽学校の世界では、若手スターさんたちが音楽学校について紹介するというものですが実際の授業の風景や行事の様子がたくさん掲載されていて、スターさんたちよりついそちらのほうに目が行ってしまいました。笑
それなりに配慮もあるようで、主に102期をはじめ若手スターさんたちが実際に音楽学校の頃の写真を使っているようですが…。
まあ、舞空瞳がとにかく目立つ目立つ。
なこちゃんのコーナーかと思うくらい主役級の目立ち方。どのお写真でも前列や中央にいらっしゃいますし、いい笑顔で写っていらっしゃって。これもうトップにしたくなっちゃうよなーって。
狭き門をくぐり抜けて40人に選ばれただけでもすごいですが、そのなかでもやっぱりこの子は違う!って方いらっしゃるんだなあとしみじみ思いました。
礼真琴について
初めてこのブログに遊びに来て下さった方にご説明しておくと、私は星組トップスター礼真琴さんのファンを9年やっているんです。
今回はことちゃんはトップスターとして初めてこのレビュー本に掲載されることになったわけで…思いが溢れないわけがないですよね。笑
ということでことちゃんファンとしての感想も少しお話しさせて下さい!この後には掲載メンバーから少し人事面なんかについてもお話ししていますので、ご興味無い方はぜひそちらまで飛ばして下さい。
礼真琴とレビュー本
せっかくなのでまずはことちゃんとレビュー本の歴史を簡単にお話ししたいと思います。
ことちゃんが初めてレビュー本に載ったのは、2014年のこと。ちょうど宝塚が100周年ということで組の垣根を越えて12組ものスターさんたちの対談が掲載されていました。
上は84期からスターさんが選ばれているなか、末席に加えられていたのが当時若干研6だった礼真琴と柚香光でした。
年によって企画も掲載の方式もかなり変化するので一概に比較できませんが、今年のレビュー本で研6というと101期。同期で3人で1ページを割り当てられています。しかし、ことちゃんたちは2人で見開き1ページを当てられていました。すごいですよね!
タイミングとしてはちょうど二人ともこれからバウ初主演に臨もうという時。「いつかダブルれいみたいな感じでコラボできたらいいね!」なんてことも仰っていたのが印象的でした。
そして、翌年2015年の時点でことちゃんは早くも組のメインページに掲載されることになります。この年は2番手さんをはじめ男役スターさんたちはトップコンビとは別に撮影をしていて、ことちゃんは紅ゆずる・七海ひろきとともに掲載されていました。
初登場の翌年にはもうメインの組のページに昇格だなんて、抜擢の早さがここからも伺えますね。ちなみにこの時のことちゃん、なんと髪が赤いんですよ。さすが礼真琴。
そして、2017年には2番手として堂々と見開き1ページを受け持っていらっしゃいます。去年は既にトップ就任が決まっていた頃で、先代の紅ゆずるさんが「来年はまこっつぁんが表紙になるね。」といったようなことを仰っていたのが印象的でした。
そっか。来年からもう表紙に載るのか!と私もそれから楽しみになりました。そして、ことちゃんがレビュー本に掲載されるのはこれで早くも7冊目。満を持して表紙でのご登場ということで私も誇らしいやら感慨深いやらですごくすごく特別な1冊になりました。
礼真琴髪型遍歴の集大成
礼真琴と言えばかなり無茶な髪型をすることでも有名(?)。
ファンの私から見ても頭皮の状態が心配になるくらい千変万化な髪型遍歴をお持ちです。
2011年オーシャンズ11のマイク役で編み込みヘアーをしたのが最初でしたか、確か。美容院できっちり編み込むので1週間くらいシャンプーができないとか、寝るときに工夫が必要だとかおっしゃってましたっけ。この編み込みヘアーは2018年に再びKiller Rougeの時にもやっていらっしゃいます。
次に無茶をしたのは2013年ロミオとジュリエット。初演の涼紫央さんに憧れて、髪が白くなるまでブリーチをした短髪ヘアに。髪がブチブチ切れるし、頭皮は痛いしみたいなことを仰っていました。
よくもまあ禿げずに耐えてくれたものです…!
その後も前述の通り赤髪や銀髪、金髪、黒髪と様々な髪型を見せてくれたことちゃん。トップになったらもうそういうヤンチャなの見れないのかなー?なんてさみしくも思っていたのですが、なんとトップお披露目公演で新たに青髪をご披露くださるとは!!なんだかすごく嬉しかったです。
それだけでなく、記念すべき初表紙のレビュー本にてその青髪を残して下さるとは…!まさに礼真琴髪型遍歴の集大成とも言えましょう。
これからきっとしばらくはトップとして在団して下さると勝手に思っているのですが、あと1回くらいは普通じゃない髪型をして下さることを期待しております。笑
礼真琴の一張羅
ことちゃんが今回お召しになっているスーツ、何度か私拝見したことがあるんです。去年から何かの雑誌とか、それから最後のカフェブレイクとかここぞというところで着ていらっしゃるイメージ。
深い青色の花柄の模様が全体に散りばめられたセットアップのスーツ。スーツのデザインも好きですし、これをお召しになると数倍ことちゃんがかっこよく見えて私本当に大好きなんです!
どこのブランドのものかははっきりとはわからなかったのですが、ドルガバに似たようなスーツがありました。ドルガバじゃないとしても見るからにいい生地使ってそうで、お高そうなスーツですよね。笑
タカラジェンヌって少なくとも公の場所ではあまり同じ服を何度も使い回す事って無いですよね?だからよっぽどお気に入りなのかなと思って微笑ましく拝見しております。
そういうわけで勝手にこのスーツを礼真琴の一張羅とお呼びしているんです。笑
組内スターから見た礼真琴
今回はトップさんが相手役さん、2番手さん、3番手さんとお互いにツーショットとメッセージを交わしていらっしゃいます。
まず、なこちゃんからはガチめの感謝状が。笑
なこちゃんがことちゃんのことをお話になるとき、いつも「本当にお優しい」とか「温かいお言葉をかけてくださる」とかそういったことを真っ先に仰る気がしますが、今回もまたそんな風なことを仰っていて。
舞台以外でもそんな風に相手役さんから慕われていることちゃんがすごく誇らしくなります。いつもありがとうなこちゃん、と謎に毎回心の中でお礼をしている私がいます。笑
なこちゃんはパンジーのドレスのコーナーでも、ことちゃんのことをお話になっていらっしゃいます。要約すると、初日にデュエダンでせり上がる時に、ことちゃんの歌声が聞えてきて鳥肌が立ち身が引き締まる思いがしたと。この気持ちを忘れずにこれからも頑張ろうというようなことを仰っていました。
普段から礼真琴強火担の片鱗を隠しきれていないなこちゃんですが笑、舞台人としてのことちゃんも、普段のことちゃんもひっくるめて尊敬していらっしゃるのが伝わってきますよね。つくづくいい相手役さんに恵まれたなと嬉しくなりました。
愛ちゃんからは何度か今までも話題に出ている「恐ろしい子」のお話が。加えて普段から気遣いが細やかだけど、たまには甘えてもいいんだよみたいなことを仰っていました。
正直上級生が2番手というのは、トップにとっては負担が増えるだけじゃないかと思っていました(愛ちゃんが悪いとかでは全く無く、一般論としての話です)。だから、愛ちゃんのほうからこういったことを仰って下さったことはファンとしてはすごく心強かったです。
同期で仲良しのせおっち(瀬央ゆりあ)からは、とにかく健康でいてくださいとのお言葉。笑
若くしてトップになったことちゃんにとって、同期の存在がどれだけ助けになっているかはただ外から見ているだけの私ですらわかるくらいです。せおっちの言葉からもことちゃんを支えたい、助けになりたい、という気持ちがすごく伝わってきました。
特に、同期の礼がお披露目で大羽根を背負って階段を降りてきた瞬間が忘れられないと仰っていたのが印象的でした。この文章を読んだとき、ことちゃんにせおっちがいてくれて本当によかったなと心から思いました。
そして、ことちゃんの話はあかちゃん(綺城ひか理)からも伺うことが出来ました。組替えしたあかちゃんのことを心配する花組の上級生たちに、「勢いよく頑張ってくれていますよ。」と言ってくれたのが嬉しかったと。
いやもうただのいい上司すぎて泣ける…。
ことちゃんって同期からもいつも話題の中心にいたって言われていますし、先輩からはすごく可愛がられていて、後輩からはめちゃくちゃ慕われていて、ってファンの私から見ても出来る人すぎてびっくりしちゃいます。笑
さてさて、ことちゃん語りが長くなってしまいました。このあたりで切り上げますね。ここからは今年のレビュー本の掲載メンバーについてお話ししていきます!
各組の布陣
ここからは各組のスターさんたちの布陣について見ていきたいと思います。
主要メンバー
まずは主要メンバーから!各組トップコンビ、2番手、3番手の4名(雪組のみ5名)の計21名が主要メンバーとしてメインのページに掲載されています。
花組 | 月組 | 雪組 | 星組 | 宙組 | |
---|---|---|---|---|---|
トップスター | 柚香光(95) | 珠城りょう(94) | 望海風斗(89) | 礼真琴(95) | 真風涼帆(92) |
トップ娘役 | 華優希(100) | 美園さくら(99) | 真彩希帆(98) | 舞空瞳(102) | 星風まどか(100) |
2番手 | 瀬戸かずや(90) | 月城かなと(95) | 彩風咲奈(93) | 愛月ひかる(93) | 芹香斗亜(93) |
3番手 | 水美舞斗(95) | 鳳月杏(92) | 彩凪翔(92) 朝美絢(95) |
瀬央ゆりあ(95) | 桜木みなと(95) |
こうして見ると…
やっぱり95期の多さが目立ちますね。
21名中7名、3分の1が95期生。
各組が4名で収めている中、雪組はあーさ(朝美絢)をメンバーに入れたというのも劇団が95期の皆さんを大事にしていることが伺えます。逆に、ここであーさが食い込めたということは、あーさにとってもかなり重要なことになってくる気がします。
先日、凪様(彩凪翔)がディナーショーをやるという発表がありましたが、あれはやはりそういうことではないかと想像してしまいます。また、元々何も無ければ12月に公演予定だった雪組の東上公演主演はやはりあーさの予定だったのかなと…。今となっては想像でしかありませんが。
男役スター布陣
My Spirit、同期トーク、宝塚音楽学校の世界というコーナーで男役スターさんたちがそれぞれページを受け持っていらっしゃいます。
My Spirit
このコーナーは個人のページになっています。ただし、ページの比重がかなりはっきり分かれているのが特徴ですね。
花組 | 月組 | 雪組 | 星組 | 宙組 | |
---|---|---|---|---|---|
1ページ | 永久輝せあ(97) | 暁千星(98) | なし | なし | 和希そら(96) 瑠風輝(98) |
半ページ | 優波慧(96) | 夢奈瑠音(96) 蓮つかさ(97) |
なし | 綺城ひか理(97) | 紫藤りゅう(96) 留依蒔世(97) |
こうして見ると組ごとで随分と偏りがありますね。
1人1ページ受け持っていらっしゃる方々は、バウ単独主演も済ませていますし、先ほどの主要メンバーに次ぐ位置付けとしてそれぞれ納得のメンバーだと思います。
半ページの方たちはどちらかというと別格に移行しつつある方々ということになるかもしれません。
星組のあかちゃん(綺城ひか理)は、現在公演中の「眩耀の谷/Ray」での扱いもかなりいいのでもしかしたら1ページ組のほうに入ってもいいのかなと思ったのですが、そこはバウ主演経験の有無で分けたんでしょうか。
あと、雪組が0人というのが少し気になりますね。あーさが主要メンバーの方に入っているということもあるかもしれませんが。活躍の様子から見てもしかしたら綾凰華くんも1ページ組の方に入るのかなと思っていたのですが、同期トークの方に入ったようですね。
そう考えると98期生のなかでも1ページ組に入っていたありちゃん(暁千星)、もえこちゃん(瑠風輝)は今のところ一歩先に進めていると考えていいのかなと思います。
同期トーク
同期トークのコーナーでは98期から101期の4学年の男役さんたちからそれぞれ3名ずつ選ばれています。組ごとにメンバーを見てみるとこのようになります。
花組 | 月組 | 雪組 | 星組 | 宙組 |
---|---|---|---|---|
飛龍つかさ(98) 帆純まひろ(99) 聖乃あすか(100) |
英かおと(99) 風間柚乃(100) |
綾凰華(98) 諏訪さき(99) 縣千(101) |
天華えま(98) 極美慎(100) 碧海さりお(101) |
鷹翔千空(101) |
先ほどのMy Spiritのコーナーでメンバーが多かった宙組はここでは1名になるなど、トータルで見ると各組でかなりバランスは取れているのかなと思います。ただでさえゴタゴタも続いていますし、しばらくは組替えはなさそうかな。
こうして見るといい意味でも悪い意味でも雪組はスターの育成に無駄がないですよね。学年差もいい感じですし、組替え組と生え抜き組がいい感じに混ざっているのもすごいなあと。
学年で言うと注目は100期でしょうか。聖乃あすか、風間柚乃、極美慎と3人とも既に組で重要な役割を担い始めていますよね。
まだまだ下級生だと思っていましたが、気付けばもう研7。聖乃くんは既にバウ主演も決まっていますし、二人もきっと続きそうな予感。これからの将来が楽しみな3人です。
宝塚音楽学校の世界
このコーナーでは102期以下のまさにニュージェネレーションたちが音楽学校について紹介してくれるというコーナー。各組のメンバーはこちらです。
花組 | 月組 | 雪組 | 星組 | 宙組 |
---|---|---|---|---|
なし | なし | 彩海せら | 天飛華音 | 風色日向 |
皆さん102期生でちょうど3人なので、先ほどの同期トークに入れてもよかったのにというのが個人的な感想。
3人とも研5ながら新人公演主演を済ませていて、まさに期待の新人と言ったところでしょうか。ことちゃんファンの私ですが、相手役のなこちゃん(舞空瞳)の同期の皆さんということで個人的に注目しています。不純な動機ですが!笑
去年との比較
最後に、去年のメンバーとの比較もしてみたいと思います。メインページから順に、対応するページをまとめてみました。今回初登場の方は青字で示しています。
花組 | 月組 | 雪組 | 星組 | 宙組 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019 | 2020 | 2019 | 2020 | 2019 | 2020 | 2019 | 2020 | 2019 | 2020 | |
1 | 明日海りお 柚香光 |
柚香光 瀬戸かずや 水美舞斗 |
珠城りょう 月城かなと |
珠城りょう 月城かなと 鳳月杏 |
望海風斗 彩風咲奈 |
望海風斗 彩風咲奈 彩凪翔 朝美絢 |
紅ゆずる 礼真琴 |
礼真琴 愛月ひかる 瀬央ゆりあ |
真風涼帆 芹香斗亜 |
真風涼帆 芹香斗亜 桜木みなと |
2 | 瀬戸かずや 鳳月杏 水美舞斗 |
永久輝せあ | 暁千星 | 暁千星 | 彩凪翔 朝美絢 永久輝せあ |
なし | 瀬央ゆりあ | なし | 桜木みなと 和希そら |
和希そら 瑠風輝 |
優波慧 | 夢奈瑠音 蓮つかさ |
なし | 綺城ひか理 | 紫藤りゅう 留依蒔世 |
||||||
3 | 優波慧 綺城ひか理 飛龍つかさ 帆純まひろ 聖乃あすか |
飛龍つかさ 帆純まひろ 聖乃あすか |
夢奈瑠音 蓮つかさ 風間柚乃 |
英かおと 風間柚乃 |
綾凰華 縣千 |
綾凰華 諏訪さき 縣千 |
紫藤りゅう 天華えま 極美慎 |
天華えま 極美慎 碧海さりお |
留依蒔世 瑠風輝 鷹翔千空 |
鷹翔千空 |
4 | ― | なし | ― | なし | ― | 彩海せら | ― | 天飛華音 | ― | 風色日向 |
計 | 10名 | 8名 | 6名 | 8名 | 7名 | 8名 | 7名 | 8名 | 7名 | 9名 |
そもそも去年はメインページは2番手さんまでしか出ていらっしゃいませんでしたし、その他のコーナーもかなり序列をうやむやにしたページ構成になっていたので比較するにはわかりにくいかもしれませんが…。
個人的に注目すべきは次の3つかなと思います。
- 各組3番手まで序列がはっきりしている
- それに次ぐ4番手格も明確に示されている
- 雪月の安定感、宙の層の厚さ、花星の薄さ
まず去年より各組の序列がはっきりしているということが今回のレビュー本の特徴かなと思います。数年前の団子状態を思い返すと嘘みたいにスッキリとしていて、私としてはすごく好感の持てる方針だなと思います。
去年は各組で6名から10名とばらつきがあったのに対して、今年は各組8名、宙組のみ9名と人数的にもバランスが取れていますね。
しかし、実際のトップ路線というのを考えると層の厚いところと薄いところとあるように見受けられました。
まず、安定しているのは月組と雪組。雪と月は既にトップスターが就任してからの期間も長く、次を担うであろう2番手もしっかりといて、それ以下の布陣も月組は暁・風間、雪組は朝美・綾と将来安泰な感じがします。
対して不安なのは、去年トップが交代した花組と星組。2番手、3番手ともに公演をしていく上では安心なメンバーが揃っていますが、将来トップになるかというと微妙な方々。
それ以下の布陣を見ると花組は永久輝せあ、聖乃あすかあたりが将来をになっていくことになりそうですがトップをはじめ全体的に学年が低めなのが気になります。
そして星組は研12の瀬央以下バウ主演経験者が不在の状態。これは非常にまずい状況だと思います。他組から引っ張ってくるか、礼が長期で頑張るかになりそう。
宙組は3番手までトップ確実と見ていいでしょうし、今回のレビュー本のページも和希と瑠風が1ページ割り当てられていたり、下級生も鷹翔や風色とこれまた有望な方々が!こうして見ると宙組さんはかなりメンバーが充実しているように思いました。
娘役スター布陣
娘役さんは「美しさのヒケツ教えて!」「プチアンケートQuestion&Answer」「宝塚音楽学校の世界」というコーナーで登場していらっしゃいます。それぞれメンバーをまとめてみました。初登場の方はピンク字で示しています。
花組 | 月組 | 雪組 | 星組 | 宙組 | |
---|---|---|---|---|---|
美しさのヒケツ | 朝月希和(96) 音くり寿(100) |
海乃美月(97) | 星南のぞみ(98) 彩みちる(99) 潤花(102) |
有沙瞳(98) | 遥羽らら(98) 天彩峰里(100) 夢白あや(103) |
プチアンケート | ― | 天紫珠李(101) 結愛かれん(101) |
野々花ひまり(99) | 小桜ほのか(99) 桜庭舞(100) |
― |
宝塚音楽学校 | 都姫ここ(104) | 白河りり(103) | ― | 水乃ゆり(102) | 花宮沙羅(102) |
※専科の星蘭ひとみちゃんはプチアンケートにご登場でした。
こうして組ごとで見ると随分と偏りが出てしまっていますね。ただでさえ宙組さんは娘役が豊富なのに、この上潤花ちゃんが組替えだなんてますますよくわからない人事ですよね…。
気になるのは花組と星組でしょうか。代替わりしたばかりですのでこれからかなとは思いますが、トップになりそうな方という面で考えると少し層が薄いような…。
ちなみに去年はトップ娘役さんとともに各組から娘役さんが1人ずつ振袖のコーナーにご登場でした。つまり、5組ともにいわゆる”娘2”がはっきりと示されていたという珍しいパターンだったと思います。
メンバーは朝月希和、城妃美伶(退団済)、海乃美月、遥羽らら、有沙瞳の5人。しかし、去年とはまた立場も変わってきているのもまた事実で。皆さん今となってはどの方もトップ娘役さんよりも上級生なんですよね。
ここからトップになるかというと微妙なところかと思います。かと言って、下級生から上級生への引き継ぎというのはないわけでもないですし。いやはや、娘役人事は本当によくわからない…。
娘役さんの人事でいうと直近で動きがあるのは雪組と月組になりますが、次のトップ娘役さんはおそらく「美しさのヒケツ教えて!」のコーナーにご登場の方から選ばれるのかなー?とは思っています。
おわりに
今回はレビュー本の感想をお話してきましたがいかがでしたでしょうか?なんだかめちゃくちゃ長く語ってしまいました。ここまで読んで下さりありがとうございます。
レビュー本は毎年発売を楽しみにしていますが、ことちゃんファンの私にとっては初めてトップとして載ったということですごく大切な1冊になりました。
そして、総合的には95期男役の強さと劇団からの期待の高さが伺える1冊だったかなと思います。来年のレビュー本もまた楽しみにしています!それではまた次の記事で。
ランキング参加しています!よければポチッとお願いします♡