こんにちは、zukacotoです。
さて、出ましたね!星組「ロミオとジュリエット」の一部配役と先行画像。
いや、完全に不意打ちでした。そろそろエル・アルコンの配役とか発表されるのかな~!と思ってここのところ1時間ごとにHPをチェックしていたもので…(暇人)。
あ、そっちね!ロミジュリが先なのね!っていう。笑
配役も先行画像も想像していたのと全然違っていたので、ひとつひとつツッコミを入れていこうかなと思います。それではスタート!
今回も役替わり祭り
さて、まずは配役のお話。今回発表された配役は以下の通りです。
ロミオ | 礼 真琴 |
---|---|
ジュリエット | 舞空 瞳 |
ロレンス神父 | 英真 なおき |
モンタギュー卿 | 美稀 千種 |
モンタギュー夫人 | 白妙 なつ |
キャピュレット卿 | 天寿 光希 |
ヴェローナ大公 | 輝咲 玲央 遥斗 勇帆 |
キャピュレット夫人 | 夢妃 杏瑠 |
ティボルト | 愛月 ひかる 瀬央 ゆりあ |
死 | 愛月 ひかる 天華 えま |
ベンヴォーリオ | 瀬央 ゆりあ 綺城 ひか理 |
パリス | 綺城 ひか理 極美 慎 |
乳母 | 有沙 瞳 |
マーキューシオ | 天華 えま 極美 慎 |
愛 | 希沙 薫 碧海 さりお |
(出典:宝塚歌劇団HP)
さて、今回一部の配役が発表になったわけですけれども、私は出たとしても
ロミオ礼真琴
ジュリエット舞空瞳
以上
あとはその他の配役をお楽しみに~!
…みたいな感じだろうなと思っていたら、役替わりがあるということで結構出してくれちゃいました。
というか、むしろこれが全て。笑
強いて言うならまだピーターとジョンの配役は出ていないですが、こちらはそんなに大きい役ではないので、やっぱりメインは今回発表された方々になりますよね。
ロミジュリはどの役が”いい役”なのか
ここで、ロミジュリを1回も観たことがないという方も多いようなので、どの役の比重が高いのかについて簡単におさらいしておきます。
これについては2010年の星組初演版の階段降りを観るのがわかりやすいです。別箱ということもあって、ものの見事に「スター制度ガン無視、配役重視」の並びだったからです。
ということでその階段降りの順番に基づくと役の大きさの順番はこちらになります。
- ロミオ
- ジュリエット
- ティボルト
- ベンヴォーリオ
- マーキューシオ
- 死&愛
- ロレンス神父&乳母
- キャピュレット夫妻
- モンタギュー夫妻
- 大公(+従者2人)
ちなみに、初演時にパリスを演じたみっきー(天寿光希)はフィナーレは街の男として参加していました。出番もそんなに多くないので、大公の下になるのかなと思います。
役替わりについて
さて、ここからはそれぞれの配役について雑感を語っていこうかなと思います。
まずは、役替わりがある方々について触れていこうかな。
HPの表だとわかりにくいので、改めて役替わりがある方々だけをピックアップして書き換えてみました。※ティボルトを基準に愛月をA、瀬央をBとするとこんな感じになると思われますが、正式な役替わり日程は後日発表とのことです。
A | B | |
---|---|---|
ティボルト | 愛月ひかる | 瀬央ゆりあ |
ベンヴォーリオ | 瀬央ゆりあ | 綺城ひか理 |
マーキューシオ | 極美慎 | 天華えま |
死 | 天華えま | 愛月ひかる |
愛 | 希沙薫/碧海さりお | 希沙薫/碧海さりお |
大公 | 輝咲玲央/遥斗勇帆 | 輝咲玲央/遥斗勇帆 |
パリス | 綺城ひか理 | 極美慎 |
なんだか全体的にうま~く配役組んでいるなあという印象。
私が注目したのは以下のポイントです。
瀬央ゆりあが愛月より待遇が良い。
極美慎がマーキューシオに抜擢。
愛と大公はオーディションか。
天飛華音がいない。
まず、驚いたのが愛ちゃんが単独ティボルトではなかったことでした。前回の公演で2番手羽根を背負ったのでてっきり…。
しかも、もう一つの役が死って。
死は真風涼帆、彩風咲奈、珠城りょうらが下級生時代に演じていた役ですし、踊りだけで表現する役なのでもちろん一言も発しません。明らかに2番手のやる役ではない。
正2番手の愛ちゃんならベンヴォーリオとの役替わりが妥当だったような気がします。
その裏でちゃっかりティボルトとベンヴォーリオをゲットしているのがせおっち。
もし愛ちゃんが単独でティボルトをやっていたら、せおっちは単独でベンヴォーリオになっていたはず。もともとの3番手格の役に加えて、さらに格上の役を出来るとあって、せおっち的にはかなりラッキーな配役ですよね。
そして、現在サンコイチ的な感じになっている綺城ひか理、天華えま、極美慎。
綺城はベンヴォーリオとパリス、天華はマーキューシオと死、極美はマーキューシオとパリス、と上手い具合に比重が高いものと低めのものを配役しているなと思ったのですが…。
バランスを取っているように見えて実はこれはかりんちゃん(極美)ありきの配役なのではという気がしている私です。
かりんちゃんは今回マーキューシオに抜擢されたわけですが、愛ちゃんがティボルト、せおっちがベンヴォーリオをやる日程でかりんちゃんがマーキューシオをやる、というのがミソ。
ティボルトがロミオの敵役なのに対して、ベンヴォーリオとマーキューシオというのは主役のロミオの親友役で、3人のシーンが数多く存在します。
つまり何が言いたいかというと、劇団は礼・瀬央・極美を並べたかったんじゃないかなーって思うんですよね。もっと突っ込んで言うと、未来の星組を想定してのことなんじゃないかなって。
まあ、これはあくまでも個人の感想、ではありますが。これから極美推しが加速していくような予感がしています。
そして、大公と愛については独立して役替わりが設定されていますが、ザ・実力重視な配役ですね。これぞオーディションの醍醐味。
遥斗くんは特に大抜擢だと思います。本公演でこんなに大きな役をやるのって初めてですよね!得意の歌を活かせる役だと思うのでぜひ頑張って欲しいです。
過去にはこの大公、若干研4の方が抜擢されたこともあるので。輝月ゆうまさんって仰るんですけど(みんな知ってる)。
要は何が言いたいかというと、遥斗くんならきっと大丈夫!ということです。
最後に気になったのが、天飛華音くんがメインキャストに入らなかったこと。成績いいし、オーディションならむしろ普通に役がもらえるものだと思っていたんですけど…。
ひょっとして新人公演で大きな役でも決まっているんでしょうか。
でも、ベンヴォーリオと愛の役替わりかつ新人公演初主演のトリプルコンボをわずか研5にしてこなしていた礼真琴という超人が過去にはいらっしゃいましたし…。新公はあんまり関係ないような感じもする。
とまあ、最近かのんくんは役付きが良かっただけに、いないのが気になってしまったのでした。とはいえ、ピーターとかジョンあたりの役はできるんじゃないかな?と思っています。
その他の配役
さて、ここからは役替わり以外の方々の配役を見ていきます。
ロレンス神父 | 英真なおき |
---|---|
乳母 | 有沙瞳 |
キャピュレット卿 | 天寿光希 |
キャピュレット夫人 | 夢妃杏瑠 |
モンタギュー卿 | 美稀千種 |
モンタギュー夫人 | 白妙なつ |
ロミオとジュリエットには”常連さん”というのがお二人いらっしゃいまして。
専科の英真なおきさんと一樹千尋さんなのですが、お二人とも過去に4回上演したうち3回も同じ役を演じていらっしゃるんです。
それぞれロレンス神父とキャピュレット卿を演じていらっしゃったのですが、これがまた何度もお呼びがかかるくらいにははまり役なんですよね。
さて、その常連さん、のお一人である英真なおきさんが4度目のロレンス神父さまに決定しました!いやあ、めちゃくちゃ嬉しい。ことちゃんとどんな絡みを見せて下さるのか楽しみです。
一方、ヒロさんは直前の雪組大劇場公演へのご出演が決まっていたので、ああ今回はキャピュレット卿は違う方なのかとがっくりしていたのですが…。
いやいや、みっきーなら大歓迎でございます!
どんな風に演じられるのかすっごく楽しみです。曲名覚えていないんですが、キャピュレット卿のソロ曲が私結構好きなので、これをみっきーが歌ったらどんなになるかな~?って今から想像して楽しんでます。
キャピュレット夫人にはあんるちゃん。ジュリエットのお母さんなのですが、甥のティボルトとあやしい関係なのがなんともドキドキしてしますよね。
あんるちゃんと愛ちゃん。
あんるちゃんとせおっち。
フウウ~!鼻血でないようにティッシュ持参しないと。
モンタギュー夫人には新副組長・白妙なつさんが決定。あんるちゃん共々歌がわりと多いのでこれは聴き応えがありそうで楽しみ。
新組長のみきちぐさんは2013年再演時と同じくモンタギュー卿。
それにしてもことちゃんは組長と副組長がパパとママになるんですね!
最強じゃないですか。なんかロミオ死ななそう(?)。
そして、注目の乳母役は有沙瞳ちゃんでした。
乳母という役は初演こそ白華れみちゃんという娘役2番手的な位置にいた方が演じていらっしゃいましたが、それ以降は専科さんや男役さんが演じていらっしゃったことからもわかるように、いわゆる娘役っぽいかわいい役ではありません。
むしろオバサン呼ばわりされたりもします。笑
ですが、ソロ曲もありますし、台詞も多いし、基本ジュリエットと一緒にいるのでかなりオイシイ役ではあります。ぜひ頑張って欲しいですね!
星組がつくる新たなロミオとジュリエット
さて、ここまで配役のお話を長々とさせて頂きましたが、先行画像についても軽く触れておきたいと思います。
多くの方が仰っているように、今までの感じと随分違うので私も本当に驚きました!
一応著作権とかを気にしてこのブログでは画像の転載はしないようにしているのですが、過去のポスターをご覧になったことがない方向けにリンクだけ貼っておきますね。※全て宝塚歌劇団HP内のページに飛びます。
・2010年星組版ポスター
・2011年雪組版ポスター
・2012年月組版ポスター
・2013年星組版ポスター
衣装を変えてはいますが、テイストはどれも同じですよね。
それが今回はこうなるわけですよ。
私、勝手に衣装も髪型も前と同じような感じになるのかなと思っていたんです。だから、今回の先行画像を最初に見た時は少し混乱してしまって。
ことちゃん髪短い!?衣装にフード付いてる!?
なこちゃんのドレスも今までと全然違う!しかもアップヘアなの!?
とまあこんな具合に。
この先行画像を見たことで、今回は今までの焼き直しじゃなくて、礼真琴と舞空瞳を中心とした2021年の新しいロミオとジュリエットをやるんだ、ということを突きつけられたような気がします。
考えてみたら演出も小池先生は一線から退いて、実際には稲葉先生が担当されるようですし。となると衣装の感じだけでなく、セットなんかも結構変わったりするんでしょうか。
そうやって色々考えを巡らせながら、「これは全く新しいものなのだ」と意識を変えて先行画像をもう一度見ると、これはこれでアリな気がしてきました。
よく見たら髪色やダブルラインの色まで青と赤で揃えているのとか凝ってていいですよね。
(個人的にはことちゃんの髪型はあまり似合っていないような気がしますけど。笑)
そんなこんなで新生星組がつくる新たなロミオとジュリエットがなんだか楽しみになってきました。大いに期待して待ちたいと思います♡
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