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星組ロミオとジュリエット|あらすじと役どころを楽曲と共に解説【予習用】

こんにちは、zukacotoです。

2021年に星組で上演されるロミオとジュリエットの主要キャストが発表されたので、未見の方向けにあらすじや主要キャストの役どころを解説してみようかなと思います。

ロミジュリはとにかく歌、歌、歌のオンパレード!

なので、今回は楽曲に沿ってお話していきますね。

完全に未見の方向けの予習用なので、ロミジュリは観たことあるよ、って方は時間の無駄になると思います。ぜひサクッとページを閉じて頂いて。笑

ロミジュリのお話が詳しく知りたい!主要キャストがどんな曲を歌うのか、どんな役なのか知りたい!という方にはお役に立てるかと思います。かなり長くなりますがお付き合い頂ければ幸いです。

ちなみにネタバレはガンガンしております。特にあらすじはかなり詳しく書いているので、お読みになる方は個人の責任でお願いします。

楽曲一覧

まずは楽曲を全て挙げていこうと思います。

今回は星組の初演版を見返して楽曲を一覧にしました。再演版だとカットされたりしている組もあるようなので、今回もまた変わるかもしれませんが参考にはなるのではないかと思います。

1幕

ヴェローナ:ティボルト・ベンヴォーリオ・マーキューシオ・キャピュレット卿・モンタギュー卿・大公
憎しみ:キャピュレット夫人・モンタギュー夫人
いつか:ロミオ・ジュリエット
結婚の申し込み:キャピュレット卿・パリス
ティボルト:ティボルト
結婚のすすめ:ジュリエット・乳母・キャピュレット夫人
結婚だけは:ジュリエット
世界の王:ロミオ・ベンヴォーリオ・マーキューシオ
・マブの女王:マーキューシオ
僕は怖い:ロミオ
天使の歌が聞こえる:ロミオ・ジュリエット
本当の俺じゃない:ティボルト
バルコニー:ロミオ・ジュリエット
愛の為に:ロミオ・ロレンス神父
綺麗は汚い:ベンヴォーリオ・マーキューシオ・乳母
あの子はあなたを愛している:乳母
エメ:ロミオ・ジュリエット

初めてご覧になった方は驚かれたのではないでしょうか、この楽曲の多さに!これでまだ1幕だけですからね。

ちなみにこれ以外でも、「キャピュレットの女」の1人がソロで♪結婚のすすめのメロディーでワンフレーズ、いや5フレーズくらい歌っています。

役が付いていなくて心配されている小桜ほのかちゃんや桜庭舞ちゃんですが、ここで歌える可能性はあると思います。あと目立てるとしたらエトワールをやるか、歌を活かすならカゲソロなんかもあります。

2幕

エメ~狂気の沙汰:コーラス
街に噂が:ロミオ・ベンヴォーリオ・マーキューシオ
今日こそその日:ティボルト
決闘:ロミオ・ティボルト・マーキューシオ
マーキューシオの死:ロミオ・マーキューシオ
代償:ロミオ・ベンヴォーリオ・キャピュレット卿・キャピュレット夫人・モンタギュー卿・モンタギュー夫人・大公
神はまだお見捨てにならない:ロミオ・ロレンス神父・乳母
ひばりの歌声:ロミオ・ジュリエット
明日には式を:ジュリエット・キャピュレット卿・キャピュレット夫人・パリス
娘よ:キャピュレット卿
彼女無しの人生:ロミオ・ジュリエット
狂気の沙汰(リプライズ)~服毒:ジュリエット・ベンヴォーリオ+コーラス
どうやって伝えよう:ベンヴォーリオ
ロミオの嘆き:ロミオ
ロミオの死:ロミオ
ジュリエットの死:ジュリエット
何故:ロレンス神父
罪びと:キャピュレット夫人・モンタギュー夫人+コーラス
エメ(リプライズ):カゲソロ(男役+娘役)

ソロ曲まとめ

この中でソロ曲をピックアップするとこんな感じになります。

  • ロミオ:僕は怖い・ロミオの嘆き・ロミオの死
  • ジュリエット:結婚だけは・ジュリエットの死
  • ティボルト:ティボルト本当の俺じゃない・今日こそその日
  • ベンヴォーリオ:どうやって伝えよう
  • マーキューシオ:マブの女王
  • ロレンス神父:何故
  • 乳母:あの子はあなたを愛している
  • キャピュレット卿:娘よ

特に、ピンクで印を付けた曲は舞台上で1人で歌う曲になります。後ろにダンサーなどもおらず、コーラスもなしです。完全に1人で勝負、という感じ。

あの広い舞台でたった1人で歌う、というのはなかなか無い機会でしょう。しかもどの曲も結構長い。

ここまでのものは、おそらく今回のキャストの中ならことちゃん(礼真琴)くらいしか経験が無いんじゃないでしょうか?

でも、今回のキャストさんたちは歌がわりと得意な方ばかりなのですごく楽しみです。



あらすじ~1幕~

さて、ここからは楽曲に沿ってあらすじをお話していきます。

序曲

が踊るなかでナレーションが流れる。

古今東西、あらゆる物語は同じように始まる。あるところに、1人の男と1人の女が出会う。2人が愛し合うと星が1つ生まれる。

(中略)

愛と死は太陽と月のように引かれ合い、反発して決して交り合うことはない。互いに背を向けつつ人の運命を支配しようとあらがい続ける。

愛と死に彩られたロミオとジュリエットの物語をここに始めよう。

憎しみと暴力が溢れる街、ヴェローナ―。

ヴェローナ:ティボルト・ベンヴォーリオ・マーキューシオ・大公

ヴェローナではモンタギュー家とキャピュレット家が何代にも渡って争いを続けていた。

キャピュレットのリーダーはキャピュレット卿の甥で、跡取りのティボルト。モンタギューのリーダーはベンヴォーリオマーキューシオ

ヴェローナ大公は争いを続ける両家に怒りをあらわにする。

憎しみ:キャピュレット夫人・モンタギュー夫人

キャピュレット夫人モンタギュー夫人は憎しみは不幸を招くことになるだろうと争いを嘆く。

私は憎む あなたの中にある憎しみを

いつか:ロミオ・ジュリエット

争いが続く一方で、モンタギュー家の息子・ロミオとキャピュレット家の娘・ジュリエットはいつか運命の相手と巡り会うことを夢見ている。

結婚の申し込み:キャピュレット卿・パリス

ある日、パリス伯爵がキャピュレット家を訪ね、ジュリエットを妻にしたいと申し出てくる。

結婚が叶えばキャピュレット家の借金を肩代わりしてもいいと言うパリスに、キャピュレット卿は仮面舞踏会を開いて、ジュリエットと引き合わせることを思いつく。

ティボルト:ティボルト

ジュリエットに密かに想いを寄せているティボルトはキャピュレット卿にジュリエットとパリスの結婚を反対するが、取り合ってもらえない。

結婚のすすめ:ジュリエット・乳母・キャピュレット夫人

縁談を聞いたキャピュレット夫人と乳母はジュリエットにパリスと結婚するようにすすめる。

結婚だけは:ジュリエット

しかし、ジュリエットは親が決めた相手との結婚に戸惑いを隠せなかった。結婚だけは好きな相手としたいと歌う。

世界の王:ロミオ・ベンヴォーリオ・マーキューシオ

一方、ロミオは親友のベンヴォーリオとマーキューシオと共に青春を謳歌していた。

(ロミオ)いつも言ってるだろ。僕たちは誰にも支配されない。僕たちの王は僕たちだって!

マブの女王:マーキューシオ

キャピュレット家で仮面舞踏会が開かれることを知ったマーキューシオは、忍び込んで女の子をからかって楽しもう、と仲間たちを誘う。ロミオは乗り気ではなかったが、一緒に付いて行くことになる。

僕は怖い:ロミオ

仲間たちがマスクの準備のために去って行く。

1人になったロミオはふと得体の知れぬ恐怖感を覚える。何かの終わりが始まっているような―。

zukacoto
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この時、死がロミオと一緒に踊ります。死の見せ場です!

天使の声が聞こえる:ロミオ・ジュリエット

キャピュレット家で仮面舞踏会が始まる。そして、それは運命の恋の始まりでもあった。

”愛”の導きにより出会ったロミオとジュリエットは一目で恋に落ちるのだった。

天使の歌が聞こえる 約束の出会いだと

しかし、ジュリエットと親しげに話している”仮面の男”の存在に気付いたティボルトが無理矢理ロミオの仮面を外してしまう。モンタギューの者たちが忍び込んでいることが発覚し、舞踏会は一時騒然とする。

本当の俺じゃない:ティボルト

ティボルトは、ジュリエットへの恋心を募らせるとともに、復讐に生きなければならない自分の運命を嘆く。

本当の俺は違う 復讐の手先になんかなりたくはなかったんだ

zukacoto
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ティボルトはソロ曲が3曲もありますが、個人的にはこの曲が1番好きです。いつもキレキレなティボルトが見せる弱さについ感情移入してしまいます。

バルコニー(愛の誓い):ロミオ・ジュリエット

一方、何とか舞踏会を逃げ出してきたロミオはバルコニーに佇むジュリエットを見つける。

2人は自分の想いを打ち明け、愛を誓い合うのだった。そして、パリスと結婚させられてしまう前に極秘で結婚式を挙げようと約束をする。

zukacoto
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有名な台詞が自然と歌詞に組み込まれているのが秀逸な曲です♡

愛の為に:ロミオ・ロレンス神父

翌朝、早速ロミオはロレンス神父に結婚式を挙げてくれるように頼む。モンタギューとキャピュレットとの結婚ということではじめは難色を示す神父だったが、ロミオに説得されて2人を応援することを決める。

綺麗は汚い:ベンヴォーリオ・マーキューシオ・乳母

モンタギューの若者たちが集まる場所に乳母がやってくる。ロミオを探しているという乳母を、「口説くつもりでもあるのか」と若者たちはからかうのだった。

遅れてやって来たロミオは乳母に結婚式の準備が整ったことを伝える。

あの子はあなたを愛している:乳母

乳母はキャピュレット家に帰るとジュリエットに結婚式の段取りを伝える。

赤ん坊の頃から育ててきたジュリエットが今恋をしている。彼女の成長に感慨深さを覚えつつ、乳母も2人を応援することを決めるのだった。

エメ:ロミオ・ジュリエット

ロミオとジュリエットはロレンス神父の礼拝堂で結婚式を挙げ、永遠の愛を誓う。



あらすじ~2幕~

2幕からはいよいよ物語が展開していきます。結末を知りたくない方はここは飛ばしてください。次の項目では主要キャストの役どころを簡単にまとめています。

エメ~狂気の沙汰:コーラス

幸せな時間も束の間、ロミオとジュリエットが結婚したという噂が広まり、人々は怒りをあらわにする。

街に噂が:ロミオ・ベンヴォーリオ・マーキューシオ

そして、ベンヴォーリオとマーキューシオはロミオを問いただす。

敵を愛しても幸せになれない お前は甘い夢を見ているんだ 目を覚ませ

今日こそその日:ティボルト

一方、2人の結婚を知ったティボルトはロミオを倒し、ジュリエットに想いを告げようと決意する。

決闘:ロミオ・ティボルト・ベンヴォーリオ・マーキューシオ

ティボルトはマーキューシオにロミオの居場所を教えろと迫るが、マーキューシオは応じない。

そこへやって来たロミオは、怒りにまかせナイフを手にする2人を見て止めようと間に入る。しかし、ティボルトのナイフがマーキューシオの体を貫いていた。

マーキューシオの死:ロミオ・マーキューシオ

死を悟ったマーキューシオはロミオに遺言を残す。

ジュリエットを愛し抜け 全身全霊で

まもなく息を引き取ったマーキューシオ。友を失ったロミオは逆上し、ティボルトを刺してしまう。

代償:ロミオ・ベンヴォーリオ・キャピュレット夫妻・モンタギュー夫妻・大公

若者を2人失ったヴェローナの街。「命を償う代償が必要だ」と、人々は大公に裁きを求める。大公はロミオにヴェローナからの永久追放を言い渡す。

僕は怖い(リプライズ):ロミオ

ロミオは以前感じた恐怖が現実になったことに絶望を感じるのだった。

zukacoto
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ティボルトとマーキューシオの霊、そして死とがロミオの周りで踊ります。

神はまだお見捨てにならない:ロミオ・ロレンス神父・乳母

絶望の淵にいるロミオはロレンス神父の元に向かう。ロレンス神父はロミオを励まし、マントヴァに行くように諭す。

一方、事件を知ったジュリエットは乳母を使いに出す。そして、ロミオに自分の元に会いに来て欲しいと伝えるのだった。

ひばりの歌声:ロミオ・ジュリエット

伝言を聞いたロミオは密かにジュリエットのもとを訪ね、一夜を共にする。翌朝、ロミオはヴェローナの街を去って行った。

zukacoto
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ここでは愛が1人で踊るところもありますよ~!

明日には式を:ジュリエット・キャピュレット卿・キャピュレット夫人・パリス

キャピュレット卿とキャピュレット夫人は、ロミオとの結婚がパリスに知られない内にジュリエットとの結婚式を挙げてしまおうと決める。

娘よ:キャピュレット卿

キャピュレット卿はパリスとは結婚しない、と言い張るジュリエットの頬を思わず叩いてしまう。しかし、キャピュレット卿がパリスと結婚させようとするのも娘を思ってのことだった。

彼女無しの人生:ロミオ・ジュリエット

マントヴァに来たロミオは、ジュリエット無しのこれからの人生を憂う。

一方、ジュリエットはロレンス神父にこのままだと明日にはパリスと結婚させられてしまうと泣きつく。

そんなジュリエットにロレンス神父は仮死状態になるという薬を渡す。そして、周りに死んだと思わせて霊廟に運ばれたところに、ロミオを呼び寄せて2人で街を出るのだと言い聞かせる。

狂気の沙汰(リプライズ)~服毒:ジュリエット・ベンヴォーリオ

家に戻るとジュリエットは言われたとおりに薬を飲む。

一方、街の人々の闘争心はますます燃え上がっていた。ベンヴォーリオはせめてマーキューシオの喪が明けるまで待つのだ、と仲間を説得するがその言葉は届かない。

と、そこへジュリエットが死んだとの知らせが入る。

どうやって伝えよう:ベンヴォーリオ

ベンヴォーリオはロミオがこのことを知ればどんなにか悲しむだろうかと悩む。しかし、それを伝えるのは自分しかいない、とロミオの元を訪ねることを決意する。

昨日までの俺たちは世界治める王だった 今日の俺たちは誰も生き返らせることはできない ジュリエットさえ

zukacoto
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かなり長い大ナンバーを舞台の上でたった1人で歌います。ベンヴォーリオの最大の見せ場です!

ロミオの嘆き:ロミオ

ロレンス神父がジュリエットの服毒について書いた手紙は、”死”の妨害によりロミオの元に届くことはなかった。

そこへベンヴォーリオが訪ねてくる。ベンヴォーリオからジュリエットの死を知らされたロミオは後を追おうと毒を手に入れる。

ロミオの死:ロミオ

キャピュレット家の霊廟に横たわるジュリエット。そこへやってきたロミオは毒をあおり、ジュリエットの隣で息絶える。

ジュリエットの死:ジュリエット

しばらくして目を覚ましたジュリエットはロミオが亡くなっていることに気がつく。すると、ナイフで胸を刺してすぐに後を追うのだった。

何故:ロレンス神父

ジュリエットを起こしに来たロレンス神父は2人の亡骸を見て嘆き悲しむ。何故神は愛する2人をお見捨てになったのか―。

罪びと:キャピュレット夫人+モンタギュー夫人+コーラス

キャピュレットの霊廟に人々が集まってくる。

ロミオとジュリエットの死を目の当たりにした人々は、争いを続けてきた自分たちの愚かさを思い知るのだった。

ただ1つの救いは、ロミオとジュリエットの愛がモンタギューとキャピュレットの争いに終止符を打つことになったこと―。

エメ(リプライズ):カゲソロ

天国で目を覚ましたロミオとジュリエットが踊る。この世では叶わなかったが、2人の愛は永遠の世界で生き続けるのだった。



主要キャストの役どころ

ここからは主要キャストの役どころを簡単に解説していこうと思います。あわせて、役ごとに歌う楽曲を一覧にして記載しているので参考にして下さい。

ロミオ:礼真琴

モンタギュー家の跡取り息子。争いはあまり好まない。本人曰く「女たちは僕のことを追いかけてくる」らしい。要はモテモテなのだが、未だに運命の恋人には出会えていない。

楽曲一覧

・いつか
・世界の王
・僕は怖い
・天使の歌が聞こえる
・バルコニー(愛の誓い)
・愛の為に
・エメ
・街に噂が
・決闘
・マーキューシオの死
・代償
・神はまだお見捨てにはならない
・ひばりの歌声
・彼女無しの人生
・ロミオの嘆き
・ロミオの死

当然ながら主役なのでめっちゃ多い。これ全てをことちゃんで聴けるなんて楽しみですね!新人公演ではカットされていた♪いつか♪世界の王も楽しみです。

ジュリエット:舞空瞳

キャピュレット家の娘で16歳。ロミオと同じく運命の恋を夢見ている。

楽曲一覧

・いつか
・結婚のすすめ
・結婚だけは
・天使の歌が聞こえる
・バルコニー(愛の誓い)
・エメ
・ひばりの歌声
・彼女無しの人生
・狂気の沙汰(リプライズ)~服毒
・ジュリエットの死

ジュリエットもかなり楽曲が多いですね。なこちゃんも最近は歌唱力に磨きをかけていますが、この数ですからね。とにかく喉を潰さずに歌いきれるよう、頑張って欲しいです!

ティボルト:愛月ひかる・瀬央ゆりあ

ジュリエットの従兄でキャピュレット卿の甥。キャピュレット卿には息子がいないので、跡取り息子でもある。

ジュリエットに密かに想いを寄せているが、争いになるといつキレるともわからぬ危ない男。実の叔母であるキャピュレット夫人とあやしい関係にあると噂されている。

楽曲一覧

・ヴェローナ
・ティボルト
・本当の俺じゃない
・今日こそその日
・決闘

ティボルトは早く退場してしまう代わりにソロ曲が3曲もあるのが特徴です。

そして、闘争心をメインに出すか、ジュリエットへの恋心や葛藤をメインにするかで、演じる方によってかなり印象が変わる役でもあります。愛ちゃんとせおっちがどう演じていくのが楽しみです。

ベンヴォーリオ:瀬央ゆりあ・綺城ひか理

ロミオの親友でモンタギューの若者たちのリーダー。ロレンス神父曰く、粗忽者(おっちょこちょい)。

楽曲一覧

・ヴェローナ
・世界の王
・綺麗は汚い
・街に噂が
・決闘
・代償
・狂気の沙汰(リプライズ)~服毒
・どうやって伝えよう

なんと言ってもベンヴォーリオは最後まで出番があるので人によってはティボルトよりオイシイ、なんて言う方も。せおっちはまだしも、あかちゃんは花組時代を考えたら大大大抜擢。組替えして本当によかったと思います!

そして今回、私が待ち望んでいたせおっちとことちゃんの親友役がようやく回ってきました。せおっちの♪どうやって伝えようはきっと号泣してしまうと思います。笑

マーキューシオ:天華えま・極美慎

ベンヴォーリオと同じくロミオの親友でモンタギューのリーダー。ヴェローナ大公の甥でもある。ロレンス神父曰く、女たらし。

楽曲一覧

・ヴェローナ
・世界の王
・マブの女王
・綺麗は汚い
・街に噂が
・決闘
・マーキューシオの死

マーキューシオはザ・若者、という感じの役。ぴーすけもかりんちゃんもピッタリだと思います!

死&愛:愛月ひかる・天華えま/希沙薫・碧海さりお

死と愛はロミオやジュリエットを愛、あるいは死に誘うという役どころ。概念的な存在をダンスだけで表現するという役です。ちなみに愛はフランス版にはなくて、小池先生がオリジナルで作った役だそうです。

それに、人それぞれ好き好きはあると思いますが、一般的に初演の真風涼帆&礼真琴コンビが最強過ぎると言われていて、現に小池先生からも高い評価を受けています。

そのお二人と比べられてしまうという点でも難しい役です

ちなみに、真風&礼がすごいと言われる最大の理由が呼応するかのようなダンスと表情。このことからもわかるように、死と愛のコンビネーションが重要になってきます。

ロレンス神父:英真なおき

修道士。ロミオのことは子供の頃から知っていて可愛がっている。

楽曲一覧

・愛の為に
・神はまだお見捨てにならない
・何故

今回4度目のロレンス神父さまを演じる新・理事さま。4度目とはいえ、前回から8年経っています。今回はどんな感じになるのか楽しみです。

乳母:有沙瞳

ジュリエットの乳母。オバサンと言われるくらいの年齢。歴代の乳母たちは肉布団をつけてかなり恰幅よく見せている。

楽曲一覧

・結婚のすすめ
・綺麗は汚い
・あの子はあなたを愛している
・神はまだお見捨てにはならない

あんまりくらっちのような娘役さんがやるような役ではないのですが、初演ではくらっちと同じような立場だった白華れみさんが演じて好評を得ています。

長いソロもありますし、♪綺麗は汚いもベンヴォーリオやマーキューシオを抑えてメインで歌います。出番も多くてかなり重要な役なのでぜひ頑張って欲しいです!

キャピュレット卿:天寿光希

ジュリエットの父でキャピュレットの当主。ギャンブル・酒・女と問題が多く妻からは愛想を尽かされている。借金を返済すべくジュリエットとパリス伯爵との縁談を進める。

楽曲一覧

・ヴェローナ
・結婚の申し込み
・代償
・明日には式を
・娘よ

いつもは専科の一樹千尋さんが演じていましたが、今回は何とみっきーが抜擢。ソロもありますし出番もかなりあるので、かなり演じ甲斐のある役だと思います!

キャピュレット夫人:夢妃杏瑠

ジュリエットの母でキャピュレット卿の妻。夫には愛想を尽かしているが、その代わりに甥であるティボルトを可愛がっている。

楽曲一覧

・憎しみ
・結婚のすすめ
・代償
・明日には式を
・罪びと

キャピュレット夫人も出番が多く、歌もわりと多い役になります。あんるちゃんは新人公演でも演じた役で、今回8年越しに本公演で再挑戦する形になります。色っぽい大人なあんるちゃんにぴったりな役だと思います!

モンタギュー卿:美稀千種

ロミオの父でモンタギューの当主。

楽曲一覧

・ヴェローナ
・代償

モンタギュー卿はメインキャストの中だと結構出番も少なめで歌も少なめかなあ。今回は前回の星組公演でも演じたみきちぐさんが再登板。ザ・安心な配役ですね!

モンタギュー夫人:白妙なつ

ロミオの母でモンタギュー卿の妻。

楽曲一覧

・憎しみ
・罪びと

キャピュレット夫人よりは出番も歌も少ないですが、物語の始まりと終わりに長めのソロパートがあって、きっちりと物語を締めてくれる感じの役です。なっちゃんイメージにぴったりすぎて!歌も楽しみですね。

ヴェローナ大公:輝咲玲央・遥斗勇帆

ヴェローナを治める領主。マーキューシオの叔父。

楽曲一覧

・ヴェローナ
・代償

出番はそんなに多くありませんが、争う両家を諫めるという立場でかなりの存在感と威厳が必要になる役です。オレキザキと遥斗くん、めっちゃ似合うと思います。特に遥斗くんは大抜擢ですね。歌もお上手なので楽しみです。

パリス伯爵:綺城ひか理・極美慎

ジュリエットに求婚する大金持ちの御曹司。ロミオ曰く、気取り屋でまぬけ。

楽曲一覧

・結婚の申し込み
・明日には式を

ジュリエットにひたすら毛嫌いされて、追いかけても追いかけても逃げられるという役です。笑

出番は少ないので、歴代の方々は街の男としてモブで出演していることも。でも、インパクトは大ですので、あかちゃんもかりんちゃんも頑張って欲しいです!



楽曲の予習

さて、ここまでお付き合い頂いた方はきっと楽曲だけでも聴いてみたいという方も多いかと思います。しかし、配信もされていないしCDもBlu-rayも廃盤だしでお手上げ状態の方も多いはず。

楽曲の予習の方法として、1つは今度発売されるBlu-rayBOXを買うことが挙げられます。

でも、予習したいだけだったらここまでのものを買う必要はないですよね。

2つ目は中古のものを買う。ちなみに私のおすすめは初演版です。

が、こちらもかなり値段が高騰してしまっています。何ならBlu-rayBOX買った方が安いという場合も。

3つ目の方法はそこまでお金かけられないよ~!という方向け。

主な曲だけではありますが、それぞれの曲のフランス語名を記載しておきます。2013年の星組版のパンフレットからの引用です。

エメ(Aimer)
バルコニー(Le balcon)
・ヴェローナ(Verone)
世界の王(Les rois du monde)
マブの女王(La Reine Mab)
僕は怖い(J’ai peur)
本当の俺じゃない(C’est pas ma faute)
・あの子はあなたを愛している(Et voila qu’elle aime)
・今日こそその日(C’est le jour)
・ひばりの歌声(Le chant de l’alouette)
どうやって伝えよう(Comment lui dire)
・ロミオの死(Mort de romeo)
・ジュリエット(Mort de juliette)

どう活用するかはご自身で考えて頂いて。笑

ちなみに、太字で書いた曲は特に優先的に聴いて頂きたい曲です。

おわりに

今回は星組のロミオとジュリエットについて、楽曲を中心に解説してきましたがいかがでしたでしょうか?

気付いたらめちゃくちゃ長くなってしまっていました。カウンターによると1万字超えてます。笑

もし、ここまでお付き合い頂いた方がいらっしゃったら本当にありがとうございます。

少しでも皆様の参考になっていれば嬉しいです。それではまた!

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宝塚が大好きな大学生。 初観劇は2006年雪組全国ツアーのベルサイユのばら。現在の贔屓は星組トップスター礼真琴さま。 プロフィール詳細はこちら

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