こんにちは、zukacotoです。
昨日、9月20日。無事に星組公演が大千秋楽を迎えることが出来ました。
無事に終わって本当によかった。本当によかった。本当に、本当によかった。
今日はこの公演で退団した華形ひかるさま、専科に組替えになる組長・万里柚美さま、そして無事にお披露目公演を終えた我がご贔屓礼真琴さまと相手役の舞空瞳さまに向けて思いを語らせてください。
なんといいますか、公開お手紙と思っていただければいいかな。笑
もしよければお付き合い下さいませ。
拝啓 華形ひかるさま
みつるさん、ご卒業おめでとうございます。
おめでとうございます、と言いながら何だか実感がわかない私です。
それもそのはず。私が宝塚と出会ったのは2006年のことでしたがその時からみつるさんは活躍されていたんですもの。いることが当たり前だったから…いなくなってしまうというのがまだ信じられません。
花組時代のみつるさんはやっぱり「銀ちゃんの恋」のヤスが忘れられません。実際に観劇は出来なくて、DVDで拝見したんですが…。
上手く説明出来ないんですが、なんというか、ヤスそのものを生きていたんですよね。あの印象はすごかったなあ。未だに華形ひかるといえばヤスというのが一番に出てくるくらい。
ご本人はそれはそれでちょっと複雑に思うこともあったようなのですが、でもやっぱり未だに思い出すくらいすごくよかったし、ぴったりの役でした。
あと、個人的には2013年の「ファントム」が印象に残っています。こちらは実際に観劇させていただいたのですが、若き日のキャリエールとセルジョ役をやっていらして。
爽やかですごく素敵だったなあ。世界の彼氏の名にふさわしい佇まいでした。
専科に組替えしてから最初に出演したのが星組の全国ツアー「風と共に去りぬ」でした。私は完全に礼真琴さま目当てで観に行きましたが、アシュレが素敵すぎて!
それから星組専科と言われるほど星組にたくさん出演してくださいました。花組を見ていた時はまさかこんなに星組に出演することになるなんて想像もしていませんでした。人生、何があるかわかりませんね。
そして、専科になって最初に出演した風共で主演を務めた紅ゆずるの退団を見送り、ヒロインを務めた礼真琴のお披露目を見届けて、”星組”でご卒業する道を選ばれたのも星組ファンとしてはすごく嬉しかったです。
今まで長い間本当にお疲れさまでした。第二の人生に幸多からんことを願います。
拝啓 万里柚美さま
柚長も私にとっては宝塚を見始めてからずっといらっしゃる存在。
私が星組を初めて見たのは2006年の「愛するには短すぎる」なのですが、その時既に副組長でいらっしゃいました。
一番印象に残っているのは2008年の「エル・アルコン-鷹-」で演じていらっしゃったイザベラ。主人公・ティリアンのお母さま役です。
「オレンジ畑に夕日が落ちる光景は、まるで夢のように美しいそうよ。」
なぜだかわからないけれど、もう12年も前のことなのにこのセリフを時々思い出すんです。このセリフが忘れられなくて、いつかスペインのオレンジ畑で夕日を見たいなっていうのが夢になりました。
まだ、叶えられていないんですけどいつか絶対に叶えるつもりです。
最近だと、ことちゃん主演の全ツ「アルジェの男」のシャルドンヌ夫人が印象的でした。社交界で生き抜いてきた方のしたたかさが感じられて、とても好きなお役です。
最近ではロックオペラモーツァルト、眩耀の谷と立て続けにことちゃんのお母さま役をして下さいました。温かく息子を見守ってくれる感じ。きっといつも組子の皆様に対してもこうしていらっしゃるんだろうなって。そう思うと胸が熱くなります。
専科に行ってしまいますが、次のエル・アルコン再演にもご出演が決定していらっしゃいます。だから、まださよならは言いません。
きっと、今度もイザベラさまを演じる予定なのだと思いますが、そうなると3公演連続でことちゃんのお母さまということになりますね!すごく、すごく楽しみにしています。
拝啓 礼真琴さま
ことちゃん。改めてトップ就任おめでとうございます。
2月7日に大劇場で初日があけて、それから中止を挟んで9月20日まで。長い長い公演でした。本当に長かった。
無事に千秋楽を迎えられるのか、終わりがあるのか。中止の間はこのまま再開できないんじゃないか、とも思いました。
外野の私がこう思うんですもの。ことちゃんはもっともっと不安に思ったことでしょうし、もっともっと苦しんだことでしょう。
しかも、トップスターに就任したばかりというだけでプレッシャーもすごいのに、色々と矢面に立たなければならない場面もあって、その重責はいかばかりだったか。私には想像もつかないような思いを抱えていたのではないかとお察しします。
それにしても、まさか自分の贔屓のお披露目公演がこんなことに見舞われようとは考えてもみませんでした。きっとことちゃんもこんなことになるなんて夢にも思っていなかったでしょう。
初舞台の時から自分の道を見定めていたということちゃん(陽月華談)。きっとその時に想像していたスタートの形とはだいぶ違うものになってしまったとは思うのですが、ちゃんと千秋楽が迎えられたこと、本当によかったです。
皆様のレポを拝見していると、アクシデントにも臨機応変に対応されていて、挨拶ではそれを笑いにかえていらっしゃったとか。すっかり頼もしくなっていらっしゃって嬉しいです。
そして、組本で一位を取るくらいあんなに泣き虫だったことちゃんが、トップになってからは自分のためには絶対に涙を見せなかったこと。それでも決まって人のことになった途端に涙が出てしまうところ。そういうお人柄を含めやっぱり私はことちゃんのことが大好きなんだなと改めて感じました。
ことちゃんのことをしつこくしつこく、9年も応援してきて本当によかった。今、心からそう思います。
さあ、次は憧れのティリアンですね!ことちゃんがずっと大事に育ててきた夢の一つだと思うので実現して私もすごく嬉しいです。体調にはくれぐれもお気をつけて、お稽古頑張ってください!
拝啓 舞空瞳さま
なこちゃん。改めてトップ娘役就任おめでとうございます。
なこちゃんのようなスーパー娘役さんがことちゃんの相手役さんになってくださったこと、すごく嬉しいです。
でも、それよりも嬉しかったのは、なこちゃんがことちゃんをすごく尊敬し、慕って下さること。
舞台の上でことちゃんと目が合うとすごく嬉しそうに、幸せそうな笑顔をされるのを見ると私まで嬉しくなるんです。そして、インタビューがあると必ずと言っていいほどことちゃんのことをお話になるのも「大好き!」が伝わってきて嬉しくなります。
なこちゃんのそんな様子を見ているうちに、いつの間にかなこちゃんのファンにもなってしまいました。
実はなこちゃんと筆者はそう年も変わらないので、勝手に感情移入してしまうところもあって。若いのにトップ娘役という大役を任されて、立派にその役目を果たしているのを見るとすごいなって本当に尊敬します。
私なんかまだ学生ということもありますけど、親のスネをかじって毎日ごろごろしてますから。いやあ、本当にすごいですよなこちゃんは!!!
トップになってからもぐんぐんと成長しているなこちゃん。これからことちゃんとどんな化学反応を見せてくれるのか楽しみです。
きっとこれからも大変なことがたくさんあるかとは思いますが、頑張って下さい!応援しています。
おわりに
約7か月に及んだ星組公演「眩耀の谷~舞い降りた新星~/Ray-星の光線-」が終わりました。次回、星組さんは梅田芸術劇場にて2組に分かれて公演予定です。
礼真琴・舞空瞳らは「エル・アルコン-鷹-/Ray-星の光線-」を、そして轟悠・瀬央ゆりあ・小桜ほのからは「シラノ・ド・ベルジュラック」を公演予定です。
ようやく一歩前進できた感じがして嬉しいです。下級生の休演が増えていますし、皆様くれぐれも健康には気をつけて…。それではまた。
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