こんにちは、zukacotoです。
我がご贔屓礼真琴さまが2016年にバウホール公演で主演した「鈴蘭ル・ミュゲー思い出の淵から見えるものはー」をBlu-rayで拝見したので感想を。
全体としては宝塚の公演としても屈指の”耳福”な公演だったと思います。若手の活躍も印象的でした。それでは詳しく見ていきますね。
礼真琴と真彩希帆のハーモニー
やはり鈴蘭と言って一番に思い浮かぶのはこれではないでしょうか。今や星組トップスターのことちゃんと雪組トップ娘役のきいちゃんですが、とにかく二人の歌声が心地よくて。
♪色のない世界、♪君が照らす未来、そしてフィナーレデュエダンの前に歌う♪フィナーレ(ワルツ3)とデュエット曲も沢山。
特にお芝居の最後に歌う♪君が照らす未来はことちゃんのトップ就任記念CD「Applause REI Makoto 」の収録曲にご自身で選ばれるだけあって、素晴らしかったです! お二人の声の相性のよさと抜群の歌唱力があってこそのハーモニーでした。
紫藤りゅう、綾凰華、極美慎ら下級生の活躍
この公演は下級生の活躍も印象的でした。冒頭の♪舞踏会や、♪復活祭には驚きました。ひとりひとりが歌い継ぐところもそうだし、コーラスも皆レベルが高くって!
もう退団されていますが凰羽みらいさんの歌が印象的でした。そして拓斗れいさんもちょいちょい台詞や歌があって目立っていましたね。
何より、紫藤りゅう、綾凰華、極美慎と今絶賛活躍中の男役さんたちの存在感に圧倒されました。
しどりゅーはロクモでの好演が記憶に新しいですが、この時から既にその片鱗を見せているなと。宙組組替え後初の舞台となるはずだった「FLYING SAPA」が公演中止となってしまって、宙組デビュー戦が先延ばしになってしまいましたね…。宙組で元気に頑張るお姿をまた舞台で拝見したいものです。
あやなくんはもう…とにかくかっこいい。なにこのイケメン!!金髪が似合いすぎる。望海風斗さん、そして同期のきいちゃんが退団されるということで、また雪組での立場が変わってくるかと思いますが将来が楽しみだなと感じました。
そして私のだいすきなキワミシン。かーわーいーいー!なんだこの生き物は。漣レイラさまに絡みにいったのに反応してもらえないところとかかわいすぎてどうしようかと。
ここからアルジェの男のアンドレだったり、ロクモのジュースマイヤだったりになるわけですから。着々と成長してきたんだなと感じられて嬉しくなりました。
大健闘!瀬央ゆりあの悪役
せおっちが悪役ってイメージになかったので、見る前はどうなんだろうと思っていたのですが(失礼)、存在感があってよかったですね~!
でも、ただの悪役じゃなくてお兄さんへのコンプレックスをこじらせちゃっているところがせおっちによく合っていたと思います。
ラストチャンスでつかんだ新人公演初主演の直後ということもあり、まだまだ台詞回しだたりに若干のつたなさはあるものの大健闘だったのではないでしょうか。ここから今のせおっちになるまでの怒濤の成長っぷりは皆さんご存じの通りです。
音波みのりの演じる”憧れのお姉様”
リュシアンが憧れるに値する美しさ、可憐さがもう!星組でははるこちゃんにしかできない役だと思います。
出番は少ないですがリュリュって呼ぶときの優しい顔。きっとエマもそうやってかわいがってもらっていたんだろうな、ってこちらに想像させてくれるようなシャルロットちゃんでした。
こういった娘役らしい役からロクモでのセシリアみたいな役までこなしてしまうんだからはるこちゃんはさすがですよね。
やっぱり礼真琴はすごかった
ご贔屓様のことなので客観視できているかわかりませんが…技術的な面でもすごいんですが、何より下級生の多い作品だったからこそわかる「経験の豊富さ」を感じました。
台詞回しや仕草ひとつ取っても”舞台慣れ”しているんですよね。下級生の頃から、ことちゃんならできると大きな役を与えられて、その度に壁を乗り越えてきた経験があるからこその余裕、余韻、余白が素晴らしい。
男役さんってある一定の時期を超えると抜け感といいますか、それがまたかっこよく見えるところってあるじゃないですか?ことちゃんの場合それがこの時期だったのかなと気付きました。
まとめ
主演のことちゃんを始め、ひとりひとりが役割を担いながら1つの舞台としてまとめあげる星組の総合力を感じました。思えば阿弖流為やアルジェの男しかり、ことちゃん主演作ではいつもそういった独特な雰囲気がありますよね。
現在お披露目公演が中止となっていますが、ことちゃんのトップ時代はこんな雰囲気になるんだろうなと垣間見ることができた気がしました。4月から宝塚オンデマンドでも配信がスタートしたそうなのでチェックしてみてくださいね。それではまた。
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