観劇日記

星組「アルジェの男/ESTRELLAS」Bluray感想|礼真琴全国ツアー初主演

こんにちは、zukacotoです。

今回は星組全ツ「アルジェの男/ESTRELLAS」の感想を書こうと思います。チケットが取れず劇場には観にいけなかったのでBluRayを観た感想です。

 

初めてこのブログに遊びに来てくださった方向けに、一応アナウンスしておきますがことちゃん(礼真琴)一途に8年のファンのブログでございます。

おそらく、いや、確実にほめまくります。常にことちゃん目線でお送りしますのでご了承くださいませ。笑

では早速参りましょう!

アルジェの男

アルジェの男はきりやん(霧矢大夢)が再演されていた時にグラフなどでお写真拝見した程度で、見たことがなかったのですが古きよき宝塚的な作品ですね!結構好きかも、私。

第1

オープニングの歌、♪ジュリアン・クレール。びっくりしました!泥臭くて男らしく地を這うようなことちゃんの歌声。今までにない感じがしました。

似た感じだとスカピンのショーヴランですが、それとも少し違う感じしますね。

♪この手でこの手で掴もうのところが特に!これは生で聴いてみたかったなあ。最近はお芝居の歌とショーの歌と、歌い方変えてきているので聴きごたえありますよね。

続く♪愛はどこにいるはガラリと雰囲気を変えてちょっと切なく。今回も目の演技がやっぱり抜群に素敵だなあと思います。少し遠くを見るような目といいますか…。

賭けの場面での天飛華音くん、かわいいですね!これからが楽しみです。愛ちゃん(愛月ひかる)は本当に根っからの悪党感が出ていて近寄り難い感じでいいですね!

♪甘い囁きではジュリアンとサビーヌ(音波みのり)とのデュエット。おふたりの声質、結構合いますね!はるこちゃん(音波みのり)はいつもの如く少し不安定なのには不安定なんですけれど。笑

キス寸前で制止するはるこちゃんがかわいすぎてキュンキュンでした。

第2・3場

私、知りませんでした。朝水センパイがこんなにいい演技されるなんて!!

かっこいいのは知ってましたよ?でもでも、めちゃくちゃよくてびっくりしました。

なんだろう、ダンディなのに昔悪さをしていた感も出てるし一筋縄ではいかないけれど寛大な感じというか。

具体的には…

あんたのカミさん少しおかしいな?

あれの良さはわかるまい。

このくだりが特によかったです。

この時後ろで給仕さんたちがジュリアンのジャケットの臭いかいでくさーいってやってるのが可愛くてツボでした。

ことちゃんも総督にその野心を見抜かれた時の表情だったり、昔は悪党だったと打ち明けられた時の表情だったり。台詞がない時の表情の変化がよかったです。

そして例のアドリブシーン。海老名サービスエリアのメロンパンを食べるくだり、なんかジワりますね。笑

客席もドッと沸いていて嬉しい。ことちゃん紅ゆずるさまの下でコメディセンスも手に入れちゃったんですね〜!

特にエリザベートによろしくって言われて、メロンパンもぐもぐしながら「よろしく〜。(棒)」って返すのが面白くて。さゆみさん(紅ゆずる)と違ってシュール系の笑いが得意ですよね!今公演中の食聖もしかり。

第4場

やだ、変な声でました。緑の軍服っぽいやつ?か、かっこいい…。

そして悪党仲間たちの悪口?罵倒?のエネルギーがすごくて、私もジュリアンと一緒にやめろ!って叫びそうになるくらいでした。

この時のサビーヌがかっこいいんです!いじめられっ子を救い出すかのようなヒーロー感がありました。笑

そしてサビーヌはジュリアンの代わりにあたしが立て替える!とジャックにお金を渡しすのですが…そのジャックは悪いな、と言いながら全然悪いとも思っていない感がすごくて。きえええ!愛ちゃん怖ええ!ってなりました。悪役はまりすぎ。

そしてこの後のことはるのお芝居、ぐっときました。

「心のどこかに愛の棲む場所は空けておいてね」
「愛か…。」

この時のことちゃんの一瞬苦しそうに歪めてふっと笑うのがなんとも切ないです

そして別れ際にそっと耳にキスするのがかっこいいいい!いつの間にかラブシーンもさらっとこなすようになってしまったのね。

第5場

ガーデンパーティーの場面。幕前のダンスシーン、下級生たちで頑張っていましたね!何事も経験、経験!碧海さりおくんがキレキレでお上手でしたね。

そしてエリザベートをエスコートするジュリアンさま。ひいいいい!かっこういいい!すっかり、泥臭さは消えたのに目に潜む影は変わらずというところがまたすごいなと。

エリザベートにご満足でしょう?と言われて「そう見えますか」と返すところ。

目が!目がやばい!何も見てないこの人!

心のこもっていない感じ、エリザベートを踏み台としか思っていない感じ。そしてエリザベートの気持ちをわかった上で面白がっている感じ。本当に目の演技がすごい…。

かと思えばアナ・ベルとは愛想良く会話している。切り替えと言いますかジュリアンの上手く立ち回る感じがよく出ているなと。シャルドンヌ夫人が「野心にみなぎる冷たい瞳」と称してましたけれど、本当にそんな感じ!

♪パリは下町はみんなで歌い継いで、最後にことちゃんがワンフレーズ歌うんですが、やっぱり声がいい、歌が上手い!なんか、他の人と違うんですよね。みんなも上手いんだけど、ことちゃんはファンの贔屓目もありますがああいいな!ってなります。

第6場

マルトの店でサビーヌを見つけて動揺するジュリアン。ここでも目の演技が光りますね。

はるこちゃんもジュリアンへの愛ゆえに身を引かなければならない苦しさが感じられて
切なかったです。

ミッシェル役のしどりゅー(紫藤りゅう)もよかったですね。過去を知った上で何も言わずに付き合ってくれていて、サビーヌを見て動揺するジュリアンを追いかけて来てくれる。私もこんな友人を持ちたいなあと思っちゃいました。

第7場

エリザベートにあなたを愛していると言った時の冷たい声と瞳。ゾクゾクしました。

そのあとの桜庭舞ちゃんの「うそつき」がとってもよかったです。愛している、その言葉が本当ならいいのにと思いつつ、突っぱねてしまう複雑な思いがこの一言にすごく込められていたと思います。

そのあとの♪ジュリアン・クレール。サビーヌと再会したからこそ、この手で栄光を掴もうという思いを強くしたのだと感じました。薔薇を握りしめる演出もいいですよね。

第8場

アナ・ベルをジュリアンが訪ねるシーン。ジュリアンが来ると胸を弾ませるアナ・ベルを見て顔を歪めるアンドレ(極美慎)が切ない…。

そんな複雑な思いを抱えつつも、ジュリアンにいらっしゃいませと言って迎えたのにただ一言「やあアンドレ」と軽く返された時の極美くんの表情ですよ

そしてジュリアンの色気大爆発してますこの場面。手を包み込むようにアナ・ベルにキス!そして首元にキス!えっちい!すみれコードどこ!ことちゃん、コメディセンスのみならずお色気シーンまでこなすようになったのね!(デジャブ)

第9場

エリザベートの歌。すごくよかったです!登場シーンとかはあれ、桜庭舞ちゃん微妙…?って思ってたけれど。このシーンはよかったですね。自分の思いにやっと気づく様子がとても伝わってきました。

そしてぬーっと登場するジュリアンくん。

し、白いスーツは反則っ(鼻血)。

前のシーンのブルーのスーツも良かったけど白は反則!カッコよすぎる。エリザベートに思いを打ち明けられて私もあなたを愛しているという時の気持ちのこもってなさ!ここまでくるともはや清々しい。

そしてそれを聞いてしまうアナ・ベルとアンドレ。2人の演技も素晴らしいですね。特に、極美くんの背中の演技!あれはなかなか下級生ができるものではないですよ。これからが楽しみなジェンヌさんですね。

第10場

ジャックが登場するだけで胸騒ぎ、嫌な予感。笑

ジュリアンは出世のためにかなりひどいことをしていますが、根は優しくていいやつなのに対して、ジャックは性根から腐ってますよね。

そしてサビーヌは計画を聞かされてジャックを撃ってしまう。サビーヌはジュリアンに最後にキスをしてほしいと頼むんですが…。ジュリアンは初めて嘘じゃないキスをするんですね。

ここで今までの目の演技が活きてくる!目がね、今までと違って嘘じゃないの。ここでジュリアンは地位や名誉よりも大切なものがあることに気づいたんだなあと感じることができました。

そしてカゲソロの遥斗くんの♪泥にまみれた〜が2人のキスをまたなんとも切なくするんですよ。歌上手いですよね!

ハッピーエンドかと思いきやそうはいかない、アンドレがジュリアンに復讐を果たします。その時のアンドレの乾いた笑いが印象的

えええ、ここで終わる!?笑

っていうツッコミもありますがシナリオも演出も、そしてキャストさんも全てがよかった公演でした。ことちゃんに関しては繰り返しになりますが目の演技が特によかった。

そして全編通して、少人数だからこそ皆に見せ場があって、今まで気づかなかったそれぞれの魅力に気づくことが出来た公演だったと感じました

ESTRELLAS~星たち~

本公演でやったものをことちゃん中心にアレンジしたものになります。ただでさえ、ことちゃん出ずっぱりだったのにさらに出ずっぱりになってしまっている。笑

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ことちゃんファンとしてはすごく楽しかったのですが、ちょっと心配にもなりました。それにしても驚異的な体力。恐ろしい方です本当に。

第1章 プロローグ

ことちゃんが、真ん中にいる!それだけでもう胸がいっぱいでした。白い衣装ではるこちゃんと踊るのも息ぴったりで!昔からショーで組むこと多かったですよね。

第2章 スターライト

Aスターライトパレード
本公演でことちゃんが歌っていてだいすきだった場面。なんというか、歌詞が沁みる歌声なんですよね。

極美くんも天飛くんも上手いんですけど。やっぱり比べちゃう〜!私の良くないクセ。ことちゃん贔屓が過ぎるかな?笑

でも2人にとっては場面を任せてもらえることはいい経験になったはずですよね!

Bあの日出逢えた奇跡
93期コンビで!ご本人たち嬉しかったのではないでしょうか。本公演とは曲をチェンジしていましたね。あんるちゃん(夢妃杏瑠)はヒロインぽい少女な感じも大人っぽい感じも似合うからすごいですよね。

第3章A スタム

本公演ではトップコンビでやっていた場面をことちゃん中心に。ことちゃんは出演していなかったので新鮮でした!

例のごとくキレッキレなダンスと滞空時間おかしいジャンプも見れて嬉しい。そして力強い歌声!プロローグとは変えてきていますよね。まさに、変幻自在とはこのこと。

そして、びっくりしたのがメインで瑠璃花夏ちゃんが抜擢されていたこと!ソロもあるし、ことちゃんとも組んでいるし。

今回初めて認識したのですが、まだ研2さん?とからしく。期待されているのかな?今後注目したいと思います!

第3章B きっとキミの夢になる

しどりゅーが場面をもらっている!ここにきて最近しどりゅーの活躍が目覚ましいですよね。桜庭舞ちゃんも抜擢ですね。歌はもうちょい頑張れ!かな。

第4章 Back!

これは本公演のままことちゃんメインで。他の人には無理でござるよね(日本語どうした)

これだけ激しく踊りながら歌うなんて芸当!あなたにしか出来ません!

そして歌ですよ歌、1人だけ次元が違う。おかしい。なんだこれ。スゴすぎて頭が混乱します。

せおっち(瀬央ゆりあ)ポジには朝水センパイが入って頑張ってましたね!歌もそつなくこなされるんですね。さすがですセンパイ。

第5章 アスタリスク・メドレー

A Hot stuff
愛ちゃんの暑苦しい感じ、星組に合ってますねやっぱり(ほめてる)。なるほど、組替えは成功かもしれないと感じた場面でした。

C SUNNY
本公演ではことちゃんが歌っていたところをしどりゅーが!ことちゃんとはまた違った感じで面白いですね。人によってこんなに変わるんだって!

ことちゃんは色気って感じだったけれど、しどりゅーは男って感じします(伝わります?笑)。

D リベルタンゴ
はいきたー!爆踊りことちゃん!やっぱり私…ことちゃんにブエノスアイレスの風を再演して欲しいですね。ことちゃんのタンゴすきなんです!なこちゃん(舞空瞳)もダンス上手いしいけると思うんですが!!

E チャンピオーネ
さゆみさんと全然違う!(デジャブ)

さゆみさんのコミカルさを残しつつも、ことちゃんらしく表情豊かになってて。愛ちゃんと背中合わせるとことか。しどりゅーに飛びつくとことか。楽しそうでいいなー!

客席へのお手振りも多めでこれは観劇された方が羨ましいですね。笑

そして真ん中にいることが違和感なくできるようになったんだと思うと嬉しくなりました。

第6章 星サギの夜

本公演とは少し演出を変えて、星サギ役はことちゃんのまま、それをメインに。

愛ちゃんのジョバンニ、素敵ですね。カンパネルラの小桜ほのかちゃんも!

特に愛ちゃんはジャックとはガラッと雰囲気変わって、なんだか不思議な感じしました。そしてやっぱり背が高くて映えますね〜!

サソリはかなえちゃん(漣レイラ)がメインで!やっぱりかなえちゃんはダンスのイメージ強いですが、今回もとってもよかったです。

そして満を持して星サギことちゃん登場!鳥のように軽く飛び跳ねていてまさに星サギと言った感じ。同じ軽さでも、今公演中のエクレールブリアンの風役とは違うからすごい

そして、これまたいい表情するんです。無邪気なキラッキラの笑顔!この表情が1番好きです私。プライベートでもこうして笑っているといいなあ…。

第7章 フィナーレ

A・B ありえない奇跡
しどりゅー、極美くんに目立つ場面たくさんあって嬉しいです!

そしてあんるちゃんがメインで娘役のナンバー。あーちゃん(綺咲愛里)ポジを上手くみんなで割っていて、そんなところがもやっとしないでもないのですが。笑

上手くやりますよねえ…。

C 情熱大陸
ことちゃんがいつもよりスパンコール多めの衣装で、黒燕尾で真ん中にいるという…。いちいち嬉しくなってしまいます。

黒燕尾、たくさん皆さんで練習されたんでしょうね!すごく揃っていて感動しました。

D 逢いたくていま
ことちゃんがデュエダン!はい、一旦そこで嬉しくなるのはもはやルーティンなんですけど。

ただただ、ことはるがひたすらに尊い。このコンビ好きだ。昔はお姉さまと弟って感じでそれもよかったけど今は対等に男女っていう感じになっていて。めちゃくちゃいい、なんだろうこの多幸感。

そして何より、はるこちゃんよかったねえ!!ってなりました。全ツヒロインの時点で餞別かと思っちゃいましたけど、よかったやめないで。ことはるコンビまだ見たいもん。

第8章 パレード

はるこちゃんが雉羽根でちょっと泣きそうになったのに。ご贔屓さまにトドメを刺されました…。ことちゃんが最後に出てくるところで私、泣きました。

♪熱く鼓動が高鳴り〜でぶわああああって意味わかんないくらい涙出てきました。

本当に本当に、トップおめでとう。色々あったけど、やっぱりだいすきだし、これからどんな舞台が見れるのか、やっぱり楽しみで仕方ないんです。全ツでこんなん観ちゃったらもう楽しみにしないでっていう方が無理!笑

最後の挨拶では後ろのてんてん(天寿光希)を見て助けてーってなってることちゃんはもういません。てんてん今回出てないけどっていうツッコミは置いといて。笑

堂々と、つかえることなく、笑いを交えてお話される姿に嬉しさと若干の寂しさを覚えつつBluRayを見終わりました。

まとめ

総括としては…ことちゃんの主演作では、毎回毎回、脇の皆もかなりレベル高くブラッシュアップされているのを感じます。今回はそういう意味でも今後の星組が楽しみになった公演でした!

 

そして、某SNSでことちゃんがショーで全場面髪型をチェンジしていると書いてあったのでチェックしてみたら本当に髪型を変えていました。1番出番が多いはずなのに…。そういうところ、本当にすごいなあと思いますし大好きです。

元々のセンスもあるでしょうが、その確かな実力はそういった努力の上に成り立ったものだって、ちゃんとファンは見てるからね!!

最後に無事に主演を務めあげたことちゃんと、出演者の皆様に拍手を贈りたいと思います。長くなりましたが、最後までお読み頂きありがとうございました。それではまた。

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ABOUT ME
zukacoto
宝塚が大好きな大学生。 初観劇は2006年雪組全国ツアーのベルサイユのばら。現在の贔屓は星組トップスター礼真琴さま。 プロフィール詳細はこちら

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