こんにちは、zukacotoです。
宝塚GRAPHの11月号で単独表紙をすることが判明した芹香斗亜くん。まさか…次期月組トップは月城かなとではなく芹香斗亜なのか!?という声も挙がっています。
たしかに、2番手さんが単独で表紙を務めるなんてすごく特別な感じがします。そこで、過去のトップさんたちの例を調査し、今回のキキちゃんの単独表紙に果たしてどんな意味があるのか考えてみました。
もしご興味あればお付き合い頂ければと思います。それではスタート!
歴代宝塚GRAPHの表紙をチェック
まずは、2番手の単独表紙が本当に珍しいのか、歴代のグラフの表紙を振り返ってみたいと思います。過去5年のデータを調べてみました。
この中で、それぞれのスターさんが初めて単独表紙を務めた号に印ををつけてみました。このうち既にトップになっていた方は青、2番手だった方はピンクで示しています。
2020年 | 2019年 | 2018年 | 2017年 | 2016年 | |
---|---|---|---|---|---|
1月号 | 珠城りょう | 真風涼帆 | 望海風斗 | 紅ゆずる | 早霧せいな |
2月号 | 舞空瞳 瀬戸かずや |
轟悠 | 美弥るりか 月城かなと |
礼真琴 咲妃みゆ |
芹香斗亜 柚香光 |
3月号 | 星風まどか 華優希 |
仙名彩世 芹香斗亜 |
轟悠 | 望海風斗 | 轟悠 |
4月号 | 真風涼帆 | 美弥るりか | 真風涼帆 | 明日海りお | 紅ゆずる |
5月号 | 彩風咲奈 | 真彩希帆 礼真琴 |
仙名彩世 柚香光 |
愛希れいか 柚香光 |
朝夏まなと |
6月号 | 礼真琴 | 望海風斗 | 綺咲愛里 礼真琴 |
轟悠 | 明日海りお |
7月号 | 真彩希帆 愛月ひかる |
星風まどか 月城かなと |
愛希れいか | 早霧せいな | 望海風斗 彩風咲奈 |
8月号 | 柚香光 | 綺咲愛里 彩風咲奈 |
真彩希帆 彩風咲奈 |
綺咲愛里 真風涼帆 |
龍真咲 |
9月号 | 美園さくら 月城かなと |
珠城りょう | 明日海りお | 仙名彩世 愛月ひかる |
真風涼帆 愛月ひかる |
10月号 | 望海風斗 | 紅ゆずる | 珠城りょう | 彩風咲奈 芹香斗亜 |
珠城りょう |
11月号 | 芹香斗亜 | 明日海りお | 紅ゆずる | 朝夏まなと | 北翔海莉 |
12月号 | ― | 美園さくら 柚香光 |
星風まどか 芹香斗亜 |
珠城りょう | 愛希れいか 美弥るりか |
あれ、おかしいな…。
調べてみたら、2番手で単独表紙って意外といらっしゃるんですね!?
てっきり私、超レアケースなのかと勘違いしていました。定期購読しているので欠かさずに毎月読んでいるはずなんですけどね。笑
さて、私が調べたところによると、2番手時代に単独表紙を務めた方は紅、望海、美弥、彩風、芹香。このうち後にトップになった(なる)のが紅、望海、彩風の3人。トップにならずに退団したのが美弥。芹香はまだわかりません。
反対に、トップになってから単独表紙を務めたのは珠城りょう、真風涼帆、礼真琴、柚香光の4人でした。
現在トップになった方、内定している方について見てみると7名中3名が2番手時代に単独表紙を務めていたことになります。確率で言うと42.9%。少なくとも最近は結構頻繁に起こることなんですね。
単独表紙経験者をチェック
では、単独表紙をトップになってから務める方と、2番手時代に務める方は何が違うのかを考察してみました。
パッと見た感じ、順調にトップに就任出来たかどうかに関係があるような感じがしたので、試しにそれに関連するデータを集めました。
※ここで言う表紙回数とは、単独表紙を初めて務めるまでに表紙を経験した回数のことです。また、2番手期間は大劇場公演の作品数を示しています。
初表紙 | 表紙回数 | 2番手期間 | 就任学年 | |
---|---|---|---|---|
珠城りょう | 2013年12月号 | 2回 | 2作 | 研9 |
紅ゆずる | 2013年4月号 | 3回 | 8作 | 研15 |
望海風斗 | 2014年3月号 | 3回 | 5作 | 研15 |
真風涼帆 | 2013年12月号 | 3回 | 5作 | 研12 |
礼真琴 | 2017年2月号 | 3回 | 5作 | 研11 |
柚香光 | 2016年2月号 | 4回 | 4作 | 研11 |
彩風咲奈 | 2016年7月号 | 4回 | 6作 | 研15 |
グラフの表紙はちょうど宝塚が100周年を迎えた2014年前後は3番手さんや、もはや番手がついていない方でも抜擢されることもあったのですが、最近は傾向が変わってきているんですよね。
特に、ここ2年は完全に「トップスター・トップ娘役・2番手」に限定されています。
ここ数年の間に傾向が変わってしまっているので、これという決まった法則は特に見受けられませんでした。
しかし、こうして表を見ていると「表紙回数、2番手期間、就任学年」の兼ね合いで総合的に決まっている感じがしませんか?
一番関係があるのは就任学年ですかね。研15就任の方は3人とも2番手時代に単独表紙を務めています。対して早期就任と言われる方々はトップスターになってから単独表紙を務めていらっしゃいます。
就任学年が早いということは、すなわち抜擢が早かったり、待たされることなくスムーズに就任できたということになります。当たり前っちゃ当たり前ですが、必然的に2番手期間は短くなり、トップになるまでの表紙の経験回数も少なくなるわけです。
なお、表紙回数は3~4回以上、2番手期間は5~6作以上が目安になるのかなと思います。
問題の芹香は初表紙が2013年12月号、私の数え間違いがなければ既に6回表紙を務めていて、今度の表紙で7回目になります。ご存じの通り2番手期間も長く、次のアナスタシアで10作目になります。今の公演スケジュールだと就任も一番早くて研15以降になるでしょう。
ということはつまり、芹香は過去のトップさんの例から導き出した「就任学年研15くらい、表紙回数3~4回、2番手期間5~6作」の条件は満たしていることになります。
単純に考えて、もうそろそろ芹香にやらせてもいいのではないか、ということになったのでは?
トップ就任までの期間
そうなってくると気になってくるのは、2番手のうちに単独表紙を担当した方はその後どのくらいの期間でトップスターになっているのかということ。
調べてみると以下の通りになりました。※グラフの発売日は、例えば5月号なら4月20日に発売になります。発売日を基準にして就任までの期間を計算しています。
初単独表紙 | 就任日 | 就任までの期間 | |
---|---|---|---|
紅ゆずる | 2016年4月号 | 2016年6月21日 | 3ヶ月 |
望海風斗 | 2017年3月号 | 2017年7月24日 | 5ヶ月 |
彩風咲奈 | 2020年5月号 | 2020年10月12日 →2021年4月12日 |
6ヶ月 →12ヶ月 |
彩風の就任日をコロナで変更前のもので計算すると、平均して4.7ヶ月ほどになります。
前例に従うと、2020年11月号に単独表紙を務める芹香は2021年3月に就任する計算になるんですけど…月組トップコンビの退団日は8月15日なのでこれは有り得ないんですよねえ。
では、コロナということを考慮して彩風同様に表紙を務めてから1年後に就任するとすると、芹香の就任時期はだいたい2021年の10月頃と計算できます。
まだ8月以降の公演スケジュールは発表されていないので何とも言えませんが、もし真風涼帆がアナスタシアの次の大劇場公演で退団するとしたら、東京の千秋楽がちょうどこの時期になると考えられます。
あれあれ、何だかこれは関係ありそうな感じがしますね。芹香はやはり宙組で就任なのでは…。
ちなみに、一部ではトップにならずに退団した美弥るりかのパターンでは?と言われているようなのでこの可能性についても言及しておきます。
美弥の場合、退団発表があったのは2019年1月29日。グラフの表紙を務めたのが2019年4月号でした。つまり、グラフの表紙を務めることが明らかになった時には、退団することが既にわかっていたわけです。
芹香の場合は今のところ退団の話は発表されていないのでこれには当てはまりません。
また、美弥の退団日は6月9日ということでグラフの表紙を務めてから3ヶ月弱後のことでした。このパターンで考えると芹香は「アナスタシア」で退団すれば計算的には合いますが、先日の集合日でそんなお話は出ませんでした。
ということで、どちらにしても芹香がトップスターにならずに退団するということは今のところないと思います。
次期月組トップスターは芹香斗亜か、月城かなとか
さて、やはりファンが一番気になっていることは次期月組トップスターが芹香斗亜なのか、月城かなとなのかということですよね。
私としては高確率で月城であると踏んでいるのですが、一つ疑問が浮かびました。もし月城が次のトップスターなら、芹香ではなく月城が単独表紙をすればよかったのではないでしょうか?
しかし、月城のこれまでのグラフの表紙回数や2番手経験を考えるとその疑問はすぐに解決できました。月城の初表紙は2018年2月号。先月発売された2020年9月号で3回目となります。2番手期間は今度のピガール狂騒曲で2作目。現在の学年は研12です。
2番手で単独表紙をやるおおよその目安が「就任学年研15くらい、表紙回数3~4回、2番手期間5~6作」だったことを考えれば、月城がこの間の9月号で単独表紙でなかったことは至って普通のことだったと言えるでしょう。
また、私が次に注目したのがグラフの表紙になった月です。
次期雪組トップスターに決定した彩風咲奈は今年5月に表紙を務めました。5月といえば、コロナがなければ彩風主演の全国ツアー「炎のボレロ/Music Revolution」が公演予定でした。そして通例であればこの公演の前後に次期トップ就任の発表がある予定でした。
では、同じく全国ツアー主演が決定していた月城はというと、コロナがなければ「ダル・レークの恋」は9月に公演予定でした。つまり、次期トップの発表は本来であればこの頃だったと予想できます。
さて、思い出してみてください。今年、月城が表紙を務めたのはいつでしたか?
…そうです、これも9月なんです。単なる偶然でしょうか。
まとめ
さて、今回は来月のグラフの表紙に芹香斗亜が決定したことを受けて、過去のグラフの表紙について調査してみました。
私の結論としては、月城でなく芹香が単独表紙を先にしたのは、芹香のほうが2番手期間も長く学年も上で表紙経験も豊富だからで、特に深い意味はない。やはり今回の芹香の単独表紙は月組落下傘のフラグというわけではないのではないでしょうか。
そして、月城は月城で2020年9月号で合計3回表紙を務めたことになるので、前例からしてもトップになるにはこれで十分ということになります。よって、次期月組トップスターは月城かなとであるという私の考えに変わりはありません。
ちなみにこれは余談ですが、今回グラフの表紙について調査しているうちに12月の表紙が誰になるかわかってしまいました。
11月の時点で今年はトップスター・トップ娘役・2番手全員が既に表紙を務めたことになります。ということで、12月の表紙はまだ今年表紙を務めてない轟悠さまになると思います。外したらごめんなさい。笑
※思いっきり外しました。どうやら12月号の表紙は鳳月杏&彩凪翔のようです。ゴメンナサイ!笑
最後までお付き合い頂きありがとうございました。それではまた。
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