こんにちは、zukacotoです。
先日発売された歌劇12月号にて、来月に掲載予定の「新春カラーポートレート(通称:お正月ポートレート)」のメンバーが判明しました。今日はこれについて取り上げてみたいと思います。
2021年掲載メンバー
まず、2021年のお正月ポートレート掲載メンバーは以下の通りでした。
専科:轟悠・凪七瑠海
花組:柚香光・華優希・瀬戸かずや・水美舞斗・永久輝せあ・聖乃あすか
月組:珠城りょう・美園さくら・月城かなと・鳳月杏・暁千星・風間柚乃
雪組:望海風斗・真彩希帆・彩風咲奈・彩凪翔・朝美絢・朝月希和
星組:礼真琴・舞空瞳・愛月ひかる・瀬央ゆりあ
宙組:真風涼帆・星風まどか・芹香斗亜・桜木みなと
※下線を引いた聖乃・朝月は初登場です。
聖乃あすかくんは年明けにバウ主演も予定しています。まずはこれで堂々とスターの仲間入りですね。おめでとうございます!
次期雪組トップ娘役に内定している朝月希和ちゃんも初掲載。トップ娘役さん以外の方が掲載って珍しいような気がします。
歴代掲載メンバー
さて、今年のメンバーを確認したところで歴代の掲載メンバーを見ていきたいと思います。なお、下線は初登場の方です。
2020年
専科:轟悠・凪七瑠海・華形ひかる
花組:柚香光・華優希・瀬戸かずや・水美舞斗・永久輝せあ
月組:珠城りょう・美園さくら・月城かなと・鳳月杏・暁千星・風間柚乃
雪組:望海風斗・真彩希帆・彩風咲奈・彩凪翔・朝美絢
星組:礼真琴・舞空瞳・愛月ひかる・瀬央ゆりあ
宙組:真風涼帆・星風まどか・芹香斗亜・桜木みなと
2019年
専科:轟悠・凪七瑠海・華形ひかる
花組:明日海りお・仙名彩世・柚香光・瀬戸かずや・鳳月杏・水美舞斗
月組:珠城りょう・美園さくら・美弥るりか・月城かなと・暁千星
雪組:望海風斗・真彩希帆・彩風咲奈・彩凪翔・朝美絢・永久輝せあ
星組:紅ゆずる・綺咲愛里・礼真琴・七海ひろき・瀬央ゆりあ
宙組:真風涼帆・星風まどか・芹香斗亜・愛月ひかる・桜木みなと
2018年
専科:轟悠・凪七瑠海・華形ひかる・星条海斗・沙央くらま
花組:明日海りお・仙名彩世・柚香光・瀬戸かずや・鳳月杏・水美舞斗
月組:珠城りょう・愛希れいか・美弥るりか・月城かなと・暁千星
雪組:望海風斗・真彩希帆・彩風咲奈・彩凪翔・朝美絢・永久輝せあ
星組:紅ゆずる・綺咲愛里・礼真琴・七海ひろき・瀬央ゆりあ
宙組:真風涼帆・星風まどか・芹香斗亜・愛月ひかる・桜木みなと
2017年
専科:轟悠・凪七瑠海・華形ひかる・星条海斗・沙央くらま
花組:明日海りお・花乃まりあ・芹香斗亜・柚香光・瀬戸かずや・鳳月杏・水美舞斗・仙名彩世
月組:珠城りょう・愛希れいか・美弥るりか・朝美絢・暁千星
雪組:早霧せいな・咲妃みゆ・望海風斗・彩風咲奈・彩凪翔・月城かなと
星組:紅ゆずる・綺咲愛里・礼真琴・七海ひろき・瀬央ゆりあ
宙組:朝夏まなと・実咲凜音・真風涼帆・愛月ひかる・桜木みなと
2016年
専科:轟悠・華形ひかる・星条海斗・沙央くらま
花組:明日海りお・花乃まりあ・芹香斗亜・柚香光・鳳月杏
月組:龍真咲・愛希れいか・珠城りょう・美弥るりか・凪七瑠海
雪組:早霧せいな・咲妃みゆ・望海風斗・彩風咲奈・彩凪翔・月城かなと
星組:北翔海莉・妃海風・紅ゆずる・十輝いりす・七海ひろき・礼真琴
宙組:朝夏まなと・実咲凜音・真風涼帆・愛月ひかる・桜木みなと
とりあえず過去5年のデータを挙げてみました。
例年、増減はするものの大体30名前後が選ばれています。
そして、今回の希和ちゃんと同じパターンで過去に仙名彩世ちゃんも就任前にお正月ポートレートに掲載されていたことがわかりました。
それだったら潤花ちゃんも載せてあげてもいいような気がするんですけど…。
結局は希和ちゃんよりも早く就任するのにカレンダーにも掲載されず。発表のタイミングとの兼ね合いもあったのだと思いますが少しかわいそうな気もしますね。
それとも、希和ちゃんの掲載を急がなければならない理由でもあるんでしょうか。色々とまた勘ぐってしまう私です。
2021年掲載メンバーを検証
さて、ここまでは助走みたいな感じです。本題はここから。
2021年のお正月ポートレート掲載メンバーについてあれこれ検証してみたいと思います。
初掲載って皆研いくつくらいなの?
まず、皆様が気になるところとしてはバウ主演済みの和希そらと瑠風輝がメンバーに選ばれなかったということだと思います。
彼女たちは現在それぞれ研11、研9になります。
学年的には中堅どころ。もうそろそろ載っていてもおかしくないと思うのですが…。
ということで、今年の掲載メンバーの初掲載はいつだったのかをちょっと調べてみました(轟悠さまと娘役さんは除く)。
2011年初掲載
- 凪七瑠海(研8・89期)
2012年初掲載
- 望海風斗(研9・89期)
- 真風涼帆(研6・92期)
カチャのがだいもんより早かったんだ!?と驚き。そう言えば月組に特出してエリザベートとかやってたし、だいもんよりよっぽど路線だと思っていた気がします。
真風氏は安定の御曹司っぷり。研6で初掲載です。
2015年初掲載
- 彩凪翔(研9・92期)
- 彩風咲奈(研8・93期)
- 芹香斗亜(研8・93期)
- 愛月ひかる(研8・93期)
- 珠城りょう(研7・94期)
- 礼真琴(研6・95期)
- 柚香光(研6・95期)
100周年でトップさんが2名退団し、同時に中堅さんも退団したことで今をときめくスターさんたちがドドドっと皆さん初掲載。
最年少は礼&柚香の95期コンビ。ちょうどバウ主演を果たした直後でしたね。
ちなみに彩凪・芹香・珠城は2013年にバウ主演経験済み。彩風・愛月は95期コンビ同様にバウ初主演を果たした直後での掲載でした。
2016年初掲載
- 鳳月杏(研10・92期)
- 月城かなと(研7・95期)
- 桜木みなと(研7・95期)
こちらの3人もバウ初主演を果たしたタイミングで掲載されました。95期は研7の時点で既に4名が掲載とさすがの強さを見せています。
2017年初掲載
- 瀬戸かずや(研13・90期)
- 水美舞斗(研8・95期)
- 朝美絢(研8・95期)
- 瀬央ゆりあ(研8・95期)
- 暁千星(研5・98期)
まず、瀬戸がバウ初主演のタイミングで研13で初掲載。2021年掲載メンバーの中だと1番遅い学年での初掲載となりました。
95期3人組と暁はバウ単独主演未経験ながらも掲載。95期とありちゃんの強さを感じる…。
この後ありちゃんは2017年に、95期の3人は2018年にバウ初単独主演を果たします。
2018年初掲載
- 永久輝せあ(研7・97期)
下級生のありちゃんに遅れること1年、今やVISAガールで将来安泰のひとこちゃんも初掲載。2019年に念願のバウ初単独主演を果たします。
2020年初掲載
- 風間柚乃(研6・100期)
ついに3桁の学年が来ました。100期生からは風間柚乃が初めて掲載。未だバウ主演経験なしというのが驚きです。
2021年初掲載
- 聖乃あすか(研7・100期)
そして、来年は100期生初のバウ主演が決まっている聖乃が初掲載となりました。
まとめ
初掲載学年ごとに皆さんを振り分けるとこんな感じになります。
研5 | 暁 |
---|---|
研6 | 真風・礼・柚香・風間 |
研7 | 珠城・月城・桜木・永久輝・聖乃 |
研8 | 凪七・彩風・芹香・愛月・水美・朝美・瀬央 |
研9 | 望海・彩凪 |
研10 | 鳳月 |
研13 | 瀬戸 |
最も多いのは研8での掲載。次いで研7が多いようですね。
単純計算で、初掲載の平均学年は研7.7ということで。まあ大体この辺りの学年で掲載されたら順調だよねという感じでしょうか。
現在研8なのは99期生、そして研7なのは100期生ということになりますが…。
99期生男役は未だ掲載人数0名。100期生からは2人出ていると言うことでまずまずな感じ。
問題なのは現在研9となる98期生。バウ主演経験のない天華えま、綾凰華、飛龍つかさはともかくバウ主演経験済みの瑠風が掲載されないとは…。
同様に96期生も未だ掲載者0名。バウ主演2回目の和希はもう研11になるし、さすがに入れてあげてもよかったような気がします。
今後の宝塚を思う
さて、ここでもう一度2021年の掲載メンバーを復習しておきましょう。
専科:轟悠・凪七瑠海
花組:柚香光・華優希・瀬戸かずや・水美舞斗・永久輝せあ・聖乃あすか
月組:珠城りょう・美園さくら・月城かなと・鳳月杏・暁千星・風間柚乃
雪組:望海風斗・真彩希帆・彩風咲奈・彩凪翔・朝美絢・朝月希和
星組:礼真琴・舞空瞳・愛月ひかる・瀬央ゆりあ
宙組:真風涼帆・星風まどか・芹香斗亜・桜木みなと
今回調べて初めて気付いたんですが、宙組って「お正月ポートレート掲載メンバーの最下級生が桜木」という状態が2016年から続いているんです。
2021年で6年目ですよ。6年も最下級生が更新されないなんてちょっとやばすぎません?笑
なおさら、和希と瑠風を入れてもよかった気がします。
しかし、この状況でも和希と瑠風は入らなかった。対して風間と聖乃が入っている。
このことから言えるのは、劇団の目は既に100期以降に向いているのではないかということ。
和希は2回目のバウでやはり路線だったのかと思いきや、あくまでも劇団的には別格扱いということなのでしょう。瑠風も別格に移行してきている感じがします。
今後は96~99期生の新公主演経験者を使いつつ、100期~102期生が育ったらそちらに番手を付けていくということになりそうな感じがします。
ちなみに100期~102期の主なスターさんはこんな感じ。
・100期:風間柚乃・聖乃あすか・極美慎
・101期:縣千・鷹翔千空
・102期:天飛華音・風色日向・彩海せら
ちなみに下線を引いた方は2024年の大阪・関西万博のアンバサダー。この頃にはもう皆さん研9~11ということで番手が付いていても全然おかしくなさそうですよね。
うーん、それにしても96期~99期はどうしても95期の割を食ってしまった感が否めない。
各学年に等しくスター候補生がいる、というわけではないし、じゃあ96期~99期の中でこの人はトップスターになれそうだ!と思えるスターさんがいるかというと、確かに永久輝・暁以外にパッとした人が見当たらない(ファンの方いたらすみません、個人の感想です)。
そして、95期の抜擢がブランド売りしたいがための不当なものだったかというとそれは絶対に違って、皆さん95期じゃなかったとしても個人個人で抜擢されるだけのものは持っていらっしゃるとは思います。
でも、結果的には96~99期の皆さんの、例えばバウ主演だったりといった成長の機会を奪ってしまうことにはなったのかなあ、なんて思ったりもする。
早いうちから、例えば礼や柚香のように研6くらいからバウ主演の経験を積めていたらもっと伸びていたかもしれない、というスターさんは沢山いらっしゃるわけで。
御曹司・永久輝せあのバウ初主演も研9と、95期の順番待ちをしていたら思いのほか遅くなってしまったじゃないですか。
そういった意味で”割を食ってしまった”ことには間違いないのかなと。
95期ファンとしては少し複雑な思いがします。
おわりに
さて、今回はお正月ポートレートについてあれこれ見てきましたがいかがでしたでしょうか?
色々と劇団の思惑が感じられた今回の掲載メンバーですが、ともあれ皆さんの晴れ着姿を楽しみに発売を待ちたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。それではまた。
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