こんにちは、zukacotoです。
今朝、ツイッターを見てびっくりしました。なんと星蘭ひとみちゃんのドラマ出演が決定したとのこと!しかも出演するのは先月亡くなった三浦春馬さんの遺作でもある「おカネの切れ目が恋のはじまり」だというから余計に驚きました。
異例の専科への組替え
昨年末、突如として発表された組替え人事に激震が走りました。
その内容は、星組の星蘭ひとみが専科に異動し、今後は映像を中心に活動するというものでした。
宝塚ファンを14年ほど続けている私ですが、今までそんな話聞いたことがありません。第一、専科といえばベテランの方が行くところ。研5かそこらの若手が行くようなところでは絶対に無かったのです。
しかも、舞台に立つために皆お稽古を重ねてきているのに映像中心での活動になる??どういうこと??
今までもテレビドラマや映画に現役ジェンヌが出演することはちょいちょいありました。小林一三先生のドラマだったり、阪急電車という映画だったり。
でも、それは舞台ありきのことで、そのために舞台を休演したり出演を見送ったりということは基本的になかったはずでした。
しかし、よくよく考えるとなるほど確かに、星蘭ひとみちゃんの美貌はテレビ向きかもしれない。グラフで「ティファニーで朝食を」のオードリー・ヘップバーンの扮装をしていたことも随分と話題になりました。
オーディションがあったのか、オファーがあったのか、どちらかはわからないですがとにもかくにも何かしらのドラマや映画への出演が決まったんだろう。あるいはモデルなんかもいいかもしれない。
そんなことを思っているうちに、あれよあれよと時は流れ、星蘭ちゃんは昨年12月の星組公演「ロックオペラモーツァルト」を最後に専科へと異動していきました。
映像専科の意味とは
異動したのが昨年12月。すぐにドラマの出演などの発表があるものかと思っていたら待てども待てどもお知らせはなく。
ひょっとしてオーディションに落ちまくって仕事が決まらないんじゃないか、とか勝手な勘ぐりをしてしまうくらい音沙汰なし。
時期も悪かった。昨年12月に異動してすぐ、2月頃から宝塚は公演を中止し始め、世間でもテレビドラマの収録はストップ。4月はじまりの予定だったものが7月放送開始になったりということもザラでした。
そう言えば映像専科って結局どういうことだったんだろう…。
そんなことをつい最近も考えました。と、思っていたところに今回のドラマ出演の発表。
やはり、巷で言われているように映像専科とは宝塚歌劇団を所属事務所的な立ち位置に置き、外部のドラマや映画に出演すること、と捉えていいようですね。
おカネの切れ目が恋のはじまり
さて、今回星蘭ちゃんの出演に決まったのはTBS火曜ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」という作品です。
TBS火曜ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」
初回放送9月15日 毎週火曜日10時~
出演:松岡茉優、三浦春馬、三浦翔平、北村匠海
主演の松岡茉優さんに次ぐメインキャストとして出演予定だった三浦春馬さんの遺作になってしまったこのドラマ。通常、連続ドラマが10話前後で構成されるなか、撮影が3、4話までしか進んでいなかったそうで、一時はお蔵入りかとも言われていました。
代役を立てて頭から撮り直すのも現実的ではないし、お蔵入りさせてしまうのも…。結局は話が中途半端になってしまってもいいから放送をしてほしい、という声が多く寄せられて台本を書き直して放送することになったようです。
今回、星蘭ちゃんが演じるのはなんと三浦春馬さんの元カノ・聖徳まりあ役。なんだかすごく御利益ありそうな名前ですが。笑
公式サイト(こちら)によると…。
聖徳 まりあ(25)…星蘭ひとみ(宝塚歌劇団)
自分への投資を言い訳にお金をつかいまくる「投資女子」。慶太の元カノ。アパレル会社広報。30歳手前にしてカワイイを武器に踏ん張っている女。「他人からどう見られているか」に命をかけている。忙しく働きお金を稼いでは、多忙のストレスもあり、全て自分磨きにつぎ込んでしまう、一人自転車操業女。
なんだかすごくタカラジェンヌのイメージとはかけ離れた役みたいですが、いわゆる今風のキラキラ女子ってことですかね。お写真も掲載されていましたが、やっぱりそうそうたるメンバーに囲まれても目を引く美貌。
ただ、憂慮すべきは演技力。舞台とドラマでは勝手が違うと思うのであれですが、少なくとも上手いとは言いがたい印象を持っていたので何とか頑張って欲しいなと思っています。
宝塚の新しい道
宝塚は理事長が変わってから新しい方針を様々打ち出していて、人事面では特にそれが顕著に見られていたと思います。役替わりしまくりのスター団子状態を回避して、はっきりと序列をつける。個人的にこの方針には激しく賛同しています。
一方で、OGのために夢組の計画を発表したりなど、新たな道を模索しているのかなという印象。映像専科の件もしかりです。
ここではその是非について問うことはしませんが、とにもかくにも星蘭ちゃんのケースが上手くいけば後に続く人も出てくるでしょう。
ここで気になることが4つあります。
- 本人が納得してのことだったのか
- 拠点は宝塚市に置いたままなのか
- 今後舞台に出演することはないのか
- 退団するとしたらタイミングはどうなるのか
まず、映像を中心に活動するというのは本人が納得してのことだったのかというのは大変気になっています。いや、まさか納得していないのに無理矢理なんてことはないだろうけれど、少なくとも舞台に立つために宝塚に入ったわけですからご本人が戸惑わないわけがないとは思うんです。
次に、拠点は宝塚に置いたままなのかということ。映像を中心に活動するなら東京にいたほうが色々とやりやすいような気がしますが、どうするのか気になります。星蘭ちゃん、元々出身は東京ですしなおさら都合がいいのでは?と思ってみたり。まあこれは個人的な興味に過ぎませんが。
3つ目は今後舞台に出演することはあるのかということ。いわゆる普通の芸能人は映像も舞台もこなす方が多くいらっしゃいますので、個人的には組に戻らなくても特出とかで舞台に出演することがあってもいいような気もします。
最後はもし退団するとしたらタイミングとかはどうなるのかということ。集合日付けでの退団や別箱公演千秋楽付けでの退団もありますが、大劇場公演で正装である紋付き袴姿で去るというのが一般的ですよね。
まず映像を中心に、となるとそもそも宝塚を退団しようってどのタイミングで思うことになるんだろう。退団するとなったら、普通の芸能人の事務所移籍みたいにお知らせがあるだけなのか?それとも挨拶する場所を与えてもらえたりするんだろうか。
結婚する時はどうなるんだろう。その時が退団のタイミング?移籍先は探してもらえたりするんだろうか?初めてのことだらけで、色々と考えを巡らせて心配してしまいます。
部外者が口を出すことでもないと思いますが、とにかくご本人が全てにおいて納得して活動ができるようにしてほしい、ということだけはお願いしたいなと思います。
おわりに
今回は専科の星蘭ひとみちゃんの活動についてお話してきました。
宝塚のホームページを確認したら、プロフィールのお写真もいわゆる宣材写真に変わっていて、PDFで詳しいプロフィールが掲載されるなどいよいよ所属事務所的な様相を呈しています(詳しくはこちらから)。
初めてのことだらけですし、宝塚の名前を背負ってドラマに出演する以上プレッシャーも大変なものだと思います。とにかく、とにかく負けずに元気に頑張って欲しい。ドラマ楽しみにしています!それではまた。
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