こんにちは、zukacotoです。
礼真琴の歴史、第2弾は新人公演で主演をする前の下級生時代についてお話していきます。
第1弾はこちらからお読みいただけます。
御曹司ではなかった!?意外と地味な下級生時代
ロミオとジュリエットで大抜擢されたことちゃんでしたが、劇団が押せ押せだったというわけでなく、オーディションによって勝ち取ったものでした。
その後の役付きから見ても、真風涼帆さんとか珠城りょうさんみたいな御曹司としての扱いはあまり受けていないんですよね。
実力があるということで演出家の目に止まって抜擢されたりしているうちにじわじわ人気が出て、それに気付いた劇団が積極的に抜擢していったという感じだったんです。
十碧れいやさんや麻央侑希さんら期の近いスター候補生がいたことも影響していたのかな?
2010年10月 「宝塚花の踊り絵巻/愛と青春の旅だち」では新人公演でウォルター(本役:如月蓮)を演じています。この時の新人公演は主演を芹香斗亜さん、2番手役を真風涼帆さんが務めるなど今思えば豪華な面々ですね 。
2011年1月、紅ゆずるさん主演で「メイちゃんの執事」を舞台化。ことちゃんは同期の紫りらちゃん演じる麻々原みるくの執事、大門役でした。
男役として初めての通し役。台詞は少ないながらも、1フレーズ歌うところがあって、原作者さまに「イケボ、歌が上手い」とお褒めの言葉を貰っていました(メイちゃんの執事の何巻だったか忘れてしまいましたが、あとがきに舞台を観た原作者先生の感想が書いてありました。)
礼真琴 初めてのCD
同年3月、「14covers TAKARAZUKA OTOKOUTA」というCDに研2という若さで参加しています。北翔海莉、紅ゆずる、明日海りお、望海風斗ら上級生のなかにぽんっとメンバーに放り込まれていたことちゃん。
ことちゃんが参加していると知らずにCDを聞いていて、この人いいなと思って名前を見たらあの愛役の礼真琴さん!?となったのを覚えています。お歌も上手なんだ、とそれ以来舞台や雑誌などを見る時はことちゃんを探すようになりました。
ちなみにこの時ことちゃんが歌っていたのは槇原敬之さんの「どんなときも。」です。歌詞がストレートに入ってきて、それでいてやわらかくて耳障りのいい歌声がとても魅力的な一曲です。
この曲は礼真琴トップ就任記念CDにも収録されています。
礼真琴、少しずつ抜擢が始まる
同年4月 「ノバ・ボサ・ノバ/めぐりあいは再び」でビーナス役を演じます。1分弱ほどのソロを踊る役なのですが、ビキニに羽、そして全身黒塗りというまあ大変なお役。
本当にブラとパンツだけのビキニのお衣装なので、お腹、太ももなど普段見せないところにまで黒く塗らなければならず、大変だったと後に話されています。本公演では初めて役がついた形になりますね。
そして新人公演ではルーア神父役に抜擢。早くも2番手級のお役が回ってきたことになります。
そして、8月からは博多座にて同じく 「ノバ・ボサ・ノバ/めぐりあいは再び」を公演。本公演に引き続きビーナス役を博多座でもやっていらっしゃるので、約半年間もの間体を黒く塗り続けたことになります。
いやはや、タカラジェンヌって大変…。ですがファンからしたら、ことちゃんの肉体美を観ることができて嬉しかったです(変態とか言わないで。笑)
そして、この公演では美弥るりかさん休演に伴って本来は壱城あずささんがおやりになっていたボールソ役を代役する、ということがありました。ちなみにことちゃんは現在に至るまで休演経験はなく、代役経験もこの時の1回のみです。
9月には当時星組の”2番目”さんだった涼紫央さんのディナーショーに初出演 。ことちゃんって全国ツアー出演も異様に多いですが、ディナーショーの出演数もかなり多いんですよね!
礼真琴の歌唱力が認知される
2011年11月「オーシャンズ11」にマイク役でご出演 。本公演では初台詞&初歌となりました(たぶん)。舞台となるカジノの歌手という役なのですが、これがとにかく場面をつなぐために歌いまくる役だったのです。
若干研3にこの役を任せた小池修一郎先生もすごいですが、ことちゃんも見事に期待に応えています。しかしやはりそこは研3、お稽古場では出来ない出来ないとべそをかいていたというタレコミも。笑
ことちゃんはこれ以降も学年に見合わない役にぶつかるたびに出来ない出来ないと泣きながらも、本番までには何とか皆が期待するレベルに仕上げてくる、そういう方でした。
さて、オーシャンズ11ではライナスを新人公演で演じたことちゃん 。本役が真風涼帆さんなので、衣装がちょっとブカブカなのが可愛かったです。笑
礼真琴に試練とチャンスを与え、育ててくれた演出家は小池修一郎先生と小柳菜穂子先生だと私は常々申し上げているのですが、オーシャンズ11もその公演のひとつとなりました。
そして大劇場公演と東京公演の間にあったタカラヅカスペシャル2011にて、ことちゃんはコーラスとして初参加 。そしてコーラスにも関わらず異例の扱いを受けることになります。
たしか1幕の終わりだったか、突然コーラス席から中央に出てきて10期も上の大ベテラン、桜一花さんと♪Amazing Graceをデュエットしたのです!!
その歌に合わせて轟悠さまとトップ娘役さま達が踊るという演出。後にも先にもコーラスの人が1曲中央に出てきて歌うなんて聞いたことも見たこともありません。
ある意味伝説ではないでしょうか!?こうして徐々にスター候補の路線男役としての扱いを受けるようになっていくのです。
次回、礼真琴の歴史③悩み多き新人公演時代につづく 。
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