過去のおすすめ作品

【宝塚おすすめ作品】星組オーム・シャンティ・オーム|紅ゆずる・綺咲愛里プレお披露目公演

こんにちは、zukacotoです。

今回は2017年に東京国際フォーラムで上演された「オーム・シャンティ・オーム」をご紹介します。宝塚初心者の方におすすめの作品です。

宝塚には珍しくインドを舞台にした作品で、原作映画はボリウッドの傑作とも言われています。明るく楽しいダンスと歌が沢山散りばめてあって、とっても元気の出る作品です。

それではさっそくあらすじからお話ししていきますね!

あらすじ

30年前。脇役俳優のオーム・プラカーシュ・マキージャー(紅ゆずる)はいつかスターになって憧れの人気女優シャンティ(綺咲愛里)と共演することを夢見ていた。

とあることがきっかけでシャンティとお近づきになることができたオームだったが、実はシャンティはプロデューサーのムケーシュ(礼真琴)と極秘に結婚しており、既に妊娠もしていた。

結婚していることを公表してほしいと迫るシャンティを邪魔に思ったムケーシュは撮影現場に火をつける。火事に巻き込まれたシャンティを助けようとしたオームだったが、二人とも命を落とすことになってしまう…。

30年後の現在。あの火事の日に生まれたオーム・カプール(紅ゆずる)がスター俳優になっていた。時々聞こえてくる「助けて…」という声に前世の記憶を取り戻したオームは、シャンティにそっくりな少女サンディ(綺咲愛里)を利用してムケーシュに復讐することを誓うのだが…。

ボリウッドならではの楽しい歌とダンス

ボリウッド映画ならではの楽しい歌とダンスシーンがふんだんに盛り込まれているのが特徴のこの作品。半分お芝居で半分ショーとでも言いましょうか。

インド音楽と舞踊を宝塚で扱うことってなかなか無いことなので、初心者さんはもちろん宝塚ファンの方も新鮮な気分で楽しむことができます。

紅ゆずるとリンクする愛ある台詞

この公演は紅ゆずるのプレお披露目公演ということで、紅ゆずるさんご自身とリンクするような台詞が散りばめられています。

紅ゆずるさんは入団時の成績がビリから2番目からトップスターに上りつめたという異色な経歴の持ち主。成績下位だと早くに退団される方が非常に多いなか、下級生に抜かされようと下手なりに努力を重ね(失敬)、チャンスを掴んだのです。

そういったさゆみさんのバックグラウンドを知った上で見ると、オームの姿とご自身の姿を重ねてしまって思わずぐっと来てしまいます。

フィナーレで「トップスター!!」と組子から呼び込まれて登場する姿に感動すること間違いなしです。

綺咲愛里の美しさ引き立つ豪華な衣装

みなさんインド風のお衣装でとにかくど派手で豪華!なんとインドで実際に買い付けに行って手に入れたものもあるようで、かなり本格的なのがみどころ。

特にトップ娘役の綺咲愛里ちゃんが身につけているお衣装がどれも素敵で!あーちゃんの美しさが引き立って…。もはやあーちゃんのファッションショーも兼ねているかのような。

zukacoto
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特に真っ黒のドレスが私のお気に入りです。

宝塚ファンが全幅の信頼を寄せる有村淳先生が手がけた豪華で美しい衣装たちにも注目していただきたい作品です。

激レア!お髭に白髪の礼真琴

ことちゃんはショーや新人公演で髭をつけたことはありますが、役としてがっつり髭をつけたのは後にも先にもこのムケーシュだけ。まさに激レアです。

しかも白髪交じりに眼鏡!そんなおじさん役でもちょっとセクシーでいい男に仕上がってしまうのが礼真琴という方のすごいところ。

このムケーシュというのがかなり宝塚の歴史を振り返っても相当なワルで。笑ムケーシュの野望を歌った♪バラ色の人生という曲は特に聴きごたえ満点なので機会があればぜひ聴いてみて下さい。

愛すべきキャラクターたち

この作品はコメディ作品とあってかなり個性的で愛すべきキャラクターがたくさん出てきます。

まずせおっち(瀬央ゆりあ)演じるオームの友人パップー。彼も脚本家を夢見て修行中の身。オームとの掛け合いが本当に面白いのでぜひここにも注目していただきたいです

そして、映画監督とその息子の映画俳優を演じる如月蓮さんと十碧れいやさんのコンビっぷりも!いい年して「パパーーー!○○が僕をぶったーー!」的なノリで甘える息子くんと、「かわいい息子よ、すぐにパパが何とかするからな」と息子に甘々なパパがまた面白いんです。

そして、オームのママを演じる美稀千種さんがこれまた最高。アドリブシーンがあるのですがさすがは星組の副組長さん、客席をどっかんどっかん沸かせていらっしゃいます。

おわりに

オーム・シャンティ・オームの魅力を語ってきましたが、いかがでしたでしょうか?「ハッピーじゃなければエンドじゃない」という台詞の通り、作品全体にハッピーが溢れた作品になっています。

ちなみにですが、紅ゆずるさんと綺咲愛里さんの退団公演「GOD OF STARS」では再び小柳先生が脚本と演出を担当され、この作品からあるキャラクターをパロディとして登場させていらっしゃいます。合わせて観るとより楽しめるかと思います!

機会がありましたらぜひご覧下さい!それではまた。

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ABOUT ME
zukacoto
宝塚が大好きな大学生。 初観劇は2006年雪組全国ツアーのベルサイユのばら。現在の贔屓は星組トップスター礼真琴さま。 プロフィール詳細はこちら

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