こんにちは、zukacotoです。
礼真琴のこれまでの歩みを振り返るシリーズ、いよいよ第5弾です。今回は柚希礼音の退団に焦点を当てていきたいと思います。
前回の記事はこちらからご覧頂けます。
柚希礼音の退団発表
ことちゃんは柚希礼音に憧れてタカラジェンヌを志しました。
そして、幸運にも柚希礼音のお披露目公演から星組生として舞台に立つこととなったのです。尊敬する人は柚希礼音さん!と耳がタコになるくらい各所で仰っていました。
2014年8月19日。柚希礼音さんが2015年5月10日付での退団を発表します。
ずっと目標としてきて、ある意味柚希礼音という人に舞台に立つ意義みたいなものを見出していたであろうことちゃん。
それまでのことちゃんはいい意味でも悪い意味でも柚希礼音という偉大なトップに依存している面も見受けられました。
ひとり立ちをしなくてはならない時が近づいていました。
柚希礼音さん退団公演前最後の別箱公演ではREON!!シリーズをなんと武道館ライブという形で行いました。
しかし、ことちゃんはREON!!ではなく全国ツアー「風と共に去りぬ」にご出演。なんとスカーレット・オハラ役に抜擢されたのです。
あまりに娘役が回ってくることに加え、この大役。すでに本公演での役付きも良かったことちゃんですが、よくよく考えたらまだ研6ですからね。悩んでいる様子も見受けられました。
これはあくまでも推察ですが、ことちゃんは正直なところ娘役を演じるくらいならREON!!の方に出演したかったのではないかと思っています。
最後の新人公演主演
そしてついに柚希礼音さんの退団公演「黒豹の如く/Dear DIAMOND!!」が開幕します。
お芝居ではマルセリーノ・フェデリコ役 ちえさん演じるアントニオ・デ・オダリス伯爵の部下で、ガッツ(壱城あずさ)やてんてん(天寿光希)とさんこいち的な感じで歌もありました。本筋にはあまり関係なかったので見応え的な面では少なかったかな。
しかし、柚希礼音の退団公演で新人公演主演を射止めたことちゃん。
新人公演の挨拶で、ことちゃんは「柚希さんの最後のお役をさせて頂けることが本当に幸せです。」と涙ながらにお話されました。
すると…客席から「私もーーー!」との声が!なんと客席で新人公演を観ていらしたちえさんが、ことちゃんに声がけをして下さったのです。
私も、最後の役をことちゃんに演じてもらえて嬉しい。
憧れの人からの最高のプレゼントでした。
そんな新人公演でしたが、ことちゃんはちえさんと演技のことだけでなくリーゼントの作り方に至るまで手取り足取り一緒に研究したんだとか。
その甲斐もあって、新人公演ではまさに大人の男性を体現されていて。今まで少年役の多かったことちゃんの成長を感じることができました。
そして、ちえさんがいなくなってからのことちゃんに若干の不安を抱いていたのですが、この新人公演を観たら十分”ひとり立ち”できるなと感じました。
さて、ショーのDearDIAMOND!!では中詰で妃海風ちゃんと銀橋を渡ったり若手らしい活躍をしていました(DVDでは著作権の関係でこの場面の音楽が差し替えになったのは残念)。
そしてなんといっても3組のデュエットダンスの場面!
柚希礼音、紅ゆずる、真風涼帆の3人と、夢咲ねね、礼真琴、綺咲愛里の3人がペアをかわりばんこに変えて踊る振付で、ことちゃんはなんとちえさんの退団公演でデュエットダンスをすることが叶います。
白の衣装だったこともあり、REONのパパラギみたいだって当時は言われていました。一緒に舞台に立てる最後の機会で、二人で踊ることができてきっとことちゃんも嬉しかったに違いありません。
ひとりの男役として
星組は新しく専科から北翔海莉をトップスターに迎えることになりました。
2015年6月「大海賊/Amourそれは…」
そこには、ひとりの男役として輝くことちゃんの姿がありました。
お芝居ではことちゃん念願の海賊役。そして、同期の妃海風ちゃんがトップ娘役に就任したということで、初舞台作品が再演されることになります。
ここからことちゃんは星組の3番手、2番手と組内で重要な役割を担っていくことになります。柚希礼音の退団という大きな大きな試練はことちゃんを大きく大きく成長させることになったのです…!
次回、礼真琴の歴史⑤充実の3番手時代につづく。
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