こんにちは、zukacotoです。
今日は歌劇の6月号を読んだのでその感想を!先月号の薄さにはちょっぴり切なくなったのですが、今月号は通常の厚さに戻っている…!
舞台もやっていないし、自粛で撮影もままならないなか、毎月楽しみにしているファンのためになんとかページを充実させようと編集の皆様が出来る限りのことをして下さったんだなと心が温かくなりました。
今月号何が1番ページ数を割いていたかって、スターさんたちへのインタビューです。お題は”「今」おすすめのとっておきの宝塚歌劇の作品”ということでこれが皆さん多種多様な回答で大変興味深かったです。素敵な企画をありがとうございます!
今回はこのジェンヌさんたちのおすすめ作品についてを中心に、歌劇6月号の感想をつらつら書いていこうと思います。それではスタート!
How are you doing? from タカラヅカ
こちらが先ほど申し上げたスターさんたちへのインタビューコーナー。一番下は研5とかなり下級生に至るまでインタビューして下さって充実したページになっています。今だからこその企画で面白いなと。
お題は3つ。
- 「今」おすすめの音楽or本or映画
- 「今」おすすめのとっておきの宝塚歌劇の作品
- メッセージ
このお題に答える形で轟理事はじめ、各組トップスター並びにトップ娘役、2番手、その他各組のスターさんたち総勢51名の方がメッセージを寄せて下さっています。
メンバーをざっと見た感じだと在団中の新人公演主演経験者は全員選出されているっぽいですね。特殊な例ではてんてん(天寿光希)が主演経験はありませんが選ばれています。組内で重要な立場にいらっしゃるからかな?
タカラジェンヌが「今」おすすめする宝塚作品、人気No.1は?
タカラジェンヌがおすすめする宝塚作品って今まで聞いたことがあるようでないような質問ですよね。だからこれだけの人数の方のおすすめを知ることができてすごく面白かった!
皆さん結構回答がバラバラでしたが、そんな中でもいくつか票が集まっていた作品があったのでまとめてみました。
人気No.3の作品
人気No.3と言えど得票は2票。それくらい本当に皆さん挙げる作品がバラバラでした。笑 こちらの作品が人気No.3の作品です。
- 「アプローズ・タカラヅカ」(望海・瀬戸)
- 「ANOTHER WORLD」(真彩・瀬央)
- 「Delight Holiday」(鳳月・優波)
- 「シトラスの風」(真風・桜木)
- 「ゴールデン・ステップス」(蓮・瑠風)
アプローズ・タカラヅカは私は観たことがないのですが、主題歌は有名ですよね。私の大好きな春野寿美礼さんと瀬奈じゅんさんが共演していらっしゃるというスペシャルな公演ということで一度観てみたいと思っていたんです!お二方とも私が宝塚を見始めたころのトップスターさんだったので思い入れがあるんですよね。
愛すみれさんの組レポ。にもこのアプローズ・タカラヅカの話題が!望海さんからアプローズ・タカラヅカを今観ていると連絡をもらったので愛ちゃんも追っかけ再生をしてこの場面がどうとか感想を言い合ったんだとか♡素敵なエピソードですよね!ジェンヌさんたちからのラブコールも熱いアプローズ・タカラヅカ、これを機に私も観てみようかしら。
ANOTHER WORLDは「わかるーーー!」って思わず誌面に向かって叫びました。トップスター・紅ゆずるの真髄とも言うべき作品。とにかくお腹を抱えて笑えるので、まさに「今」ぴったりな作品ですよね。個人的にはきいちゃん(真彩希帆)が古巣の星組の作品を挙げてくれたのが嬉しかったです。
生きてさえいりゃ、どんな苦労も乗り越えられる。(中略)この世は極楽、命に感謝や!
この台詞は今聞くとまた心に染みますよね。
シトラスの風は宙組伝統のショー。ゆりかちゃん(真風涼帆)で再演もされました。ゆりかちゃんがこれを挙げたというのが「ああ、もう骨の髄まで宙組のトップスターさんになられたんだな。」と嬉しくなりました。
そしてずんちゃん(桜木みなと)もシトラスの風を挙げていましたね。これを観て明日へのエナジーを、ということでなるほど、だから今おすすめなのか!と合点がいきました。いつか宙組悲願の生え抜きトップスターさんとしてシトラスの風を再演するのを観てみたいなとふとそんなこと考えました。
人気No.2の作品
お次は3人の方が挙げていた作品です。
- 「BADDYー悪党は月からやってくるー」(珠城・月城・暁)
- 「オーシャンズ11」(柚香・星風・和希)
- 「眩耀の谷~舞い降りた新星~」(礼・天寿・天飛)
月組のお三方はBADDYをお選びになりました!BADDYめちゃくちゃ面白かったですよね。まさかのたまきち(珠城りょう)がサングラスをかけて煙草をふかす悪党という役どころ。私、実はたまきちの一番の代表作ってBADDYなんじゃないかと思っているんです。なんというか…すごく生き生きしているように見えたんですよね!私が観劇した時は外国人の団体さんが近くにいたのですが、とってもウケていましたよ。
柚香・星風・和希が挙げたのはオーシャンズ11。皆さん主要キャストで出演経験がありますよね。こちらの作品はハッピーになれるというよりは、男役さんのかっこよさをとにかく堪能できるという作品。1幕終わりにイレブンたちが舞台奥に向かって一列で歩くところは宝塚の歴史を見ても最高にかっこいいシーンだと思います!そして、こんな時だからこそ…「Never give up」の精神は私も大切にしたいです。
星組の礼・天寿・天飛が選んだのは礼のお披露目公演である眩耀の谷。こちらはまた違った雰囲気の作品で、命の大切さだったりをテーマにしているということでまさに「今」観たい作品ではありますね。ただ、ちょっとシリアスというか悲しくなる部分もあるので落ち込んでいる時には観ない方がいいと思います。笑
そして、本題からは外れますが礼真琴ファンとしては筋肉ネタで大喜利していらっしゃるのが通常運転すぎて突っ込まずにはいられません。かなえちゃん(漣レイラ)の組レポ。でも筋肉ネタが投下されていて。
いよいよ謎の筋肉キャラが定着しつつあるこの現状。最近気づき始めたのですが、結構この方不思議ちゃんな部分ありますよね。笑 突如として取り始める斜め上な言動や行動にいつも笑わせてもらっています。人生ギャップで出来ているのよ~!by紅子
人気No.1の作品
さて、いよいよ第1位。タカラジェンヌが今一番おすすめしたい作品はこちらということになりました!
「ME AND MY GIRL」
推薦者は芹香・彩凪・天華・彩海の4人でした。ME AND MY GIRLはキャッチフレーズがそもそも「一人のラッキーより二人のハッピー」ですし、主題歌も「二人の愛 ハッピー」と歌っているくらいとにかく明るくハッピーになれる作品ですよね!
私も自粛期間中に観てすごく前向きな気持ちになれたので、もしかしたらこれを挙げる方が多いのではないかなとは思っていたのですが…本当に一番多いとは!予想が当たって嬉しい。笑
私、気付いてしまったのですが…各組のトップスターさんが挙げた作品は必ず他の誰かもおすすめしていらっしゃるんですよね。ただの偶然だとは思いますが、やっぱりトップさんってすごいなと妙なところで感心してしまいました。
気になる回答をピックアップ
ここからは私が個人的に気になる回答をピックアップしていきたいと思います!
まずは、花組トップ娘役・華優希ちゃん。華ちゃんが挙げたのはハンナのお花屋さん。自身が出演した作品を挙げるガツガツした方が多い中(ほめてる)、ご自身が出演していない作品でかつ花組作品をお選びになっていたこと、そしてこれを選んだ理由についても「なんてピュアなお方なんだ…」と感激してしまいました。
宝塚作品ではありませんが、あーさ(朝美絢)がおすすめの本で元雪組トップスター早霧せいなさん著「夢のつかみ方、挑戦し続ける力」を挙げていたのが印象的でした。私も立ち読みでちらりと読んだのですが、すごく面白かったです。あーさも刺激になったと仰っていて…。あのときは金欠で結局購入を諦めたのですが、この機会にちゃんと読んでみたいなと思います。
次に気になったのは夢奈瑠音さんが挙げた再会。これも私好きな作品です。星組の柚希礼音版しか観たことがないのですが、宝塚らしいきゅんきゅんと男の友情、そしてハッピーエンドと安心して見られる作品。これを機にまた見返したい作品です。
そして、100期生3人娘(息子!?)の回答も印象的でした。それぞれ組の伝統であり代表作を選んでいるという共通点があったんです。花組・聖乃あすかはEXCITER!!、月組・風間柚乃はApasionado!!、星組・極美慎はロミオとジュリエット。どれも私も大好きな作品たち。
特にApasiondo!!のプロローグはトップスター瀬奈じゅんのかっこよさが異次元なので一度は観てみて欲しい作品です。確実に鼻血出ます。観るときはティッシュを必ずそばに。
そして、ロミオとジュリエットについてかりんちゃん(極美慎)はこれから出る作品だから…と書いているのですが、これは少なくともロミジュリは中止ではなく延期ということでいいのかな!?
最近かりんちゃんにハマりまくっている私としては、彼女のマーキューシオと新人公演ロミオを観たいなと勝手に切望しているのですが…わざわざ自粛期間中に「たくさん観て世界観を吸収したい」だなんて言うってことはメインキャストを期待しちゃっていいのかしら!?期待しちゃうわよ!?
他にも挙げたらキリがありませんが、ひとまず今回はこのくらいにしておきます。自粛期間は終わりましたが、まだまだ不要不急のお出かけは避けたいところ。休日はタカラジェンヌがおすすめする宝塚作品を観るというのもいいかもしれませんね!
TALK×TALK 珠城りょう×月城かなと
今月号の目玉企画の一つではないでしょうか!月組トップスターと2番手による対談コーナー。これが結構面白かったので簡単に感想を書いておきたいと思います。
月城のラフな言葉遣い
私、このトークで1番に驚いたのがれいこちゃん(月城かなと)の言葉遣いが結構ラフだったということ!たまきち(珠城りょう)と一期違いとはいえ、タカラジェンヌは実年齢関係なく学年をきっちり守って敬語を使う印象があるのですが…。
れいこちゃんはたまきちに対してタメ口とですます調をいい塩梅に使い分けていらっしゃるのが印象的で。気を許しているというかなんというか…。二人の間に壁がない感じがすごくいいな~!と思ったのです。
実際にはジェンヌさんたちは裏で学年関係なく接している方もいらっしゃるのは何となくわかっていましたが、それを表に出してくる方って結構まれなので二人の関係性が垣間見えてすごく嬉しかったです。トップスターと2番手としていい関係を築いていらっしゃるなとも思いました。
それだけに、これはたまきちに限らずですが、やっぱり2番手さんがトップさんより下級生なほうがトップさんが自然体でいられる感じがするなとも思ってしまいました。次号では礼真琴×愛月ひかるということですが、これはまた違った雰囲気になりそうで気になります。
お互いの印象について
私がこのトークのなかで1番印象的だったコーナーです。一期違いとはいえ、実はあまり接点がなかったとか。まあ分担さんとかでもない限りあんまり話す機会もないかな?きちんと話すようになったのはれいこちゃんの組替え後だったそうで。
れいこちゃんが組替えしたのが2017年2月なので…たった3年でこんな感じになると思うとやっぱり人と人との関係は時間じゃないというのを感じさせられました。
お互いに安心感がある、委ねられる、やりやすいとおっしゃっていたのも印象的。普段月組を観る機会があまりないので、月組ファンの方には「今更!?」と言われてしまいそうですが…。この二人、私が想像していたよりも遥かにいいコンビかもしれない。
たまきちはもう退団を発表してしまっていますが、もう少しこの二人を見ていたかったと惜しくもなってきました。やっぱりトップ就任は早けりゃいいってもんじゃないよなあ…。
とはいえ、退団前にれいこちゃんが2番手でいてくれたことは不幸中の幸い。たまきちが今こんなにもいい表情を見せているのはれいこちゃんの存在も大きいのかなと感じることができた対談でした。
おわりに
さて、歌劇6月号の感想をお話してきましたがいかがでしたでしょうか?
今回取り上げたページ以外にも楽しい企画が沢山ありました。例えば各学年の初舞台のお写真が一挙に載っているページだったり、少し前の歌劇のポートレートが載っているページだったり。宝塚の歴史を感じることができて興味深かったです。
あと、もう一つ挙げるならば陽月華さんの今月の華がすごく面白かった。彼女は在団中から宝塚の書籍オタクということで有名でしたが、彼女なりの宝塚おとめの読み方がめちゃくちゃ参考になりました。遅ればせながらつい先日やっと今年のおとめを買ったのでこの方法で読んでみたのですが…いいですね!1番効率的に、尚且つ1番ジェンヌさんたちのことが頭に入ってくる方法ではないかと。
全体を通して、こんなことでもない限り見れなかったもの、聞けなかったことが沢山詰まっている歌劇だったなと感じました。編集部さんたちナイスです。来月号も楽しみにしています!それではまた。
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