こんにちは、zukacotoです。
今回は望海風斗&真彩希帆率いる雪組のファントムについて。
大変なチケット難だった雪組さんのファントム。運良くチケットが手に入ったにも関わらず、どうしても外せない用事が入ってしまって泣く泣く母にチケットを譲ったというちょっと苦い思い出があるんですよね。だいきほのファントムとか絶対に生で見たいと思っていたのに…。
そんなこんなで劇場で観ることは叶いませんでしたが、ようやくBlu-Rayで観ることが出来たので簡単に感想をお話していければと思います。
全体の感想
全体的な感想としては…
めちゃくちゃいいじゃん♡♡
私は2006年の花組さんファントムが今まで観た全ての作品の中でベスト3に入るくらい好きで…こちらにも書いたくらいには語れます。笑
正直比べてしまうかなあ、特に咲ちゃん(彩風咲奈)は心配だなあ、なんて思ってしまっていたんですが愚かでした。
雪組さんは雪組さんの良さがちゃんとありました。やっぱり全体的なバランスとしては花組が一番好きなことには変わりないのですが。それは好みの問題ですので人それぞれということにしておいて下さい。笑
特に1番心配していた咲ちゃんは本当に素晴らしくて、いい意味で裏切られました。それでは、ジェンヌさんごとに感想を。
ファントム 望海風斗
まずはだいもん(望海風斗)!やはり歌が素晴らしかったです。春野寿美礼さんとはまた違った良さがありました。きいちゃん(真彩希帆)とのハーモニーも素晴らしくて耳が幸せすぎました。
特に私は、ビストロの場面の♪抱きしめてセーヌ川でのところが好きです。そこかよ、って感じですが!笑
そして、だいもんのファントムは”怪人”としての面が薄く、狂気的な一面があまり感じかなかったのが特徴だと思いました。
まさに大人になれなかった大人、子供のままの大人になっちゃった、という感じ。無邪気な笑顔を見せたかと思えば、子供のように泣きじゃくったり怒ったり。
キャリエールはきっとそんなエリックのこと可愛くて仕方がないんだろうな。そんなことを感じさせるファントムだったと思います。
クリスティーヌ・ダーエ 真彩希帆
きいちゃんは間違いなく今までで1番歌が上手いクリスティーヌでした!! ビストロの場面には特に驚きました。 歌が上手くないと出来ないあのアレンジ 。あの子と契約しなさい!って周りがなるのも当然。
やっぱりクリスティーヌは歌が上手くないと!笑
歌が上手いぶん、演技が少し薄かった気もするけどまあそこは目をつぶります。
あとは♪My True Love は私も泣きそうになりました。それを受けるだいもんもあそこの場面、わりと素で泣いてるんじゃないか?
そう思えるほど 人の心を動かす歌を歌える人ってそうそう現れないので、やっぱりきいちゃんの歌は今の宝塚にとって財産だと思います。
そして自分で顔を見たいと言っておいて逃げちゃうクリスティーヌですが、きいちゃんの場合はなんか、説得力ありました。
受け止めようとしたけれど、想像を遥かに越えるエリックの痛みに触れて受け止めきれなかったんだなあって。エリックの顔を見た時に顔をひきつらせて目に涙を溜めているのが印象的でした。初めてあの場面納得できた〜!!
ジェラルド・キャリエール 彩風咲奈
私的MVPです!! トップコンビの歌が素晴らしいのはある程度予想していたこともあって、驚きが少なかったのですが咲ちゃんには本当にびっくりしました。
ちゃんと、だいもんファントムのお父さんでした。
咲ちゃんのキャリエールは愛の人ですね。
愛情にあふれすぎて、人を愛しすぎてしまう部分があるのかなという印象を受けました。エリックの人恋しく、愛を激しく求めるところは実はキャリエール譲りなんじゃないか。こういう印象をキャリエールに持ったのは初めてです。
具体的には、エリックを見つめる目がとっても優しいんです…目に入れても痛くないとはまさにこのことかと。
そして自分が父親であると明かす場面 。あそこは春野寿美礼×彩吹真央が素晴らしすぎてちょっと心配していたのですが。いやいや、比べるのは本当によくないですね反省。普通に涙だーだーでしたよ!笑
歌唱力的な部分でも咲ちゃんには驚かされました ♪愛おしい息子だ の伸びやかな声!
もう…涙腺崩壊です。咲ちゃんはおそらくだいもんの次のトップさんだと思いますが、もう心配はいらないなって思いました。
シャンドン伯爵 彩凪翔
今回は役替わりということで大変だったと思います 。
でもそこはさすが凪さまでした 。伯爵の気品あふれていて、女の子たちが恋するのも納得。憧れのパリを一身に体現されていたなと思います。
1つあるとすれば、歌ですかね…私はもともと歌が上手い人が好きっていうこともありますが、歌、頑張ってほしい!!
アラン・ショレ 朝美絢
あーさ!!びっくりしました!
お・じ・さ・ん!! もじゃもじゃ!!
本来は路線スターさんがやる役ではないものの、出番が多いのでこの役替わりだったのだと思いますが。想像以上におじさん役ハマっていましたね。
そしてカルロッタとラブラブなアランって初めてな役作りですよね。春がどうの、っていうくだりもクスッと笑ってしまいました。あーさってこんな役もできるのね!!と新しい発見でした。
95期ファンの私としてはあーさのシャンドン伯爵も全編観たかった…BluーRay特典でダイジェストは見れましたが、足りないよう。笑
ちらっと見た限りではビストロでクリスティーヌが歌い上げたときの表情がとっても素敵でした。
あとはそのあとの君に夢中なんだ的なソロ。男役としての発声もしっかりしていて成長を感じました。ジェンヌさんの成長を楽しみにできるのも宝塚の醍醐味ですよね 。
カルロッタ 舞咲りん
初演・再演とこの役を演じていた出雲綾さんがド迫力ではまり役だっただけにちょっと心配していたのですが…
だからもう、心配するのやめます!!笑 素晴らしかったです!もうクリスティーヌがかわいそうでかわいそうで。
1番驚いたのが歌です。♪この場所は私のものとかもう素晴らしかったですよね!声色を工夫することで1曲の中でストーリーが生まれていて、さすがの出来栄えでした。
その他のキャスト
さて、その他にも印象に残ったキャストさんについて簡単にではありますが触れておこうと思います。
ガブリエル 梨花ますみ
2006年版でも同じ役を演じていました。2幕での台詞、もし行かれるなら生きて帰ってくる保証はしませんよ、という台詞回しが2006年版と同じで何だか懐かしくなりました。
ジャン・クロード 奏乃はると
影のMVPかもしれない。クリスティーヌのことをいつも気にかけてくれる感じとか、キュンとしてしまいました。笑
キュンキュンするとこ間違ってるとか言わないで。
セルジョ/若かりし頃のキャリエール 永久輝せあ
まずセルジョは台詞はほとんどないものの立ち位置がいつもいいですし、オイシイお役ですよね 。白い軍服がとてもよくお似合いで、どこにいてもぱっと目をひくことができるのは彼女の強みですよね。
若かりし頃のキャリエールは爽やかで!ベラドーヴァを愛しているのに裏切ることになってしまった苦悩が感じられて。
エリックの顔を見た時の叫びはもう少し迫力あってもよかったかなあと思いますが、咲ちゃんキャリエールの若い頃を体現されていてとってもよかったです 。
ベラドーヴァ 朝月希和
エリックを見つめるまなざしがとっても素敵でした。場面は少ないですが、この物語の根幹とも言える役ですよね 。エリックがクリスティーヌに母の愛を感じたというのも納得でした。
ただ、歌に関しては少し… 希和ちゃんは上手に歌っていましたが、きいちゃんとの声質の違いでしょうか。
キャリエールがクリスティーヌの声を聴いてベラドーヴァのことを思い出した、という設定に少し違和感を感じてしまいました。欲を言えば、もう少しきいちゃんに寄せてほしかったかな。
ソレリ 彩みちる
ソレリちゃんかわいすぎます、かわいすぎてどうしましょう。衣装もいくつかあってどれもお似合いだったし、シャンドン伯爵といつも一緒にいるからつい彼女のことをオペラグラスで追ってしまいました。
歌も上手だし、まさにパリジェンヌを象徴したかのようなたたずまい!みちるちゃん推しになりそう♡
ラシュナル 綾凰華
星組から組替えになってから初めて拝見したのですが、いつの間にか雪組で重要な立ち位置になっていたのですね!あやなくんもひとこちゃん同様に目立ちましたね 。やはりお顔がきれいだと目を引きます。
新人公演ではファントムを演じたとのこと 。いつかあやなちゃんのファントムも観てみたいです 。
まとめ
さて、今回は雪組のファントムについてお話してきましたがいかがでしたでしょうか?
やっぱり感想は?と聞かれて一番に思い浮かぶのは…
咲ちゃんがよかった!ということでした。見始める前まではこんな感想を持つなんてこれぽっちも考えてなかった。
やはり私は彩風咲奈という方を過小評価しすぎていたのかもしれない。
これからきっとトップさんになると思いますが、俄然楽しみになりました。最後までお読みいただきありがとうございます。それではまた!
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