こんにちは、zukacotoです。
今日は、我がご贔屓・礼真琴さんの新人公演時代をまとめたBlu-ray「ENERGY PREMIUM MAKOTO REI」を観たので感想を語っていきたいと思います!
今回は眠らない男・ナポレオンについてです。この作品は宝塚100周年の幕開けの公演として2014年に上演されました。
ことちゃんはその前の公演「ロミオとジュリエット」に引き続き2回目の主演となり、主人公ナポレオンを演じました。ロミオよりも格段に成長したことちゃんを観ることが出来ますよ。それではさっそく感想に参りましょう!
劇的な歌唱力・表現力の進歩
ロミオの時点で既に新人公演レベルとは思えないほどの歌唱力をお持ちでしたが、今回のナポレオンでは役としての表現が加わっていて成長を伺うことができました。
話すように歌う自然さ
まず、この公演は歌の量が膨大で台詞よりも歌が多いんじゃないかというほど。説明台詞や会話も歌にしていたり、これを完全に観客に伝えるのは相当難しいことだったと思いましたが…
いやさすがは礼真琴。持ち前の歌唱力と滑舌の良さを発揮していらっしゃったと思います。ロミジュリの頃は「礼真琴、これから歌います。」感があったのですが、ナポレオンでは流れるように自然に歌に入ることが出来ていました。
特にわかりやすいのが♪結婚の誓いという曲。ジョセフィーヌとの結婚のために役所に行って書類にサインをするのですが、結婚するなら名前を変えてよという彼女とのやりとりを歌にしたものです。
全編を通して台詞を話すかのように歌っていらっしゃっるのに感心してしまいました。
場面ごとの歌い分け
歌唱力という面ではもう一つ突出していたのが、場面ごとの歌い分けです。これは技術があるからこその表現だと思います。
幕開きの♪眠らない男はいつか世に出るんだという夢を歌った曲なので、若さを重視して爽やかに。ジョセフィーヌとの過ごす夜に歌う♪時が永遠に止まってもは語尾を少し重くして色っぽく。アルプス越えの場面で歌う♪1羽の荒鷲のようには男らしく低めの声で壮大にかっこよく。
それぞれの歌によって声色を変えたり歌い方を変えたりしているのが素晴らしい。表現の幅が広がったのを感じました。
本役より表情豊かなナポレオン
ことちゃんご自身が表情豊かということもあるかもしれませんが、本役の柚希礼音さんより表情が豊かなナポレオンに仕上がっていたかと思います。
特に、凋落の場面で歌う♪愛の重さという曲で涙しながら歌っていらっしゃったのが印象的でした。
他にも、ジョセフィーヌへの恋心だったり、マルモンへの友情だったりがよりわかりやすく表情に出ていて。贔屓目かもしれませんが、個人的には本役さんより納得できる部分が多かったですね。
もともと私はこの作品がどうしても面白いと思えなくて。これは好みの問題なのでお好きな方には申し訳ないのですが…。歌がさすがに多すぎて耳が痛いのと、何よりもエピソードを詰め込みすぎて歴史を追うだけになってしまっていて。なかなか感情移入ができないんですよね。
でも、ことちゃんの表情の豊かさがそのシナリオの違和感をちょっとだけ埋めてくれた気がしました。
キスシーンの成長
ナポレオンではキスシーンがかなり多かったですが、いや成長したなと!前回のロミジュリでは「おうう、お前、なんでそこで一瞬止まったーーーー?」と突っ込まずにはいられないほどのぎこちなさで。
頭の角度とか合ってないし、みたいな。笑
でも今回は大成長をとげましたね。まだ一部ぎこちないところもありましたが、概ね自然に出来ていらっしゃったと思います。
さすがはキスシーンの魔術師・柚希礼音さんの弟子なだけあります。最近はむしろ得意なぐらいに素敵なキスシーンをされるので、こういう時代もあったなと微笑ましくもありました。
ビジュアルの問題点
やはり下級生時代の問題点はどうしてもここに帰ってきてしまいます。ビジュアルの問題がいくつか散見されたのでまとめておきたいと思います。
メイクの問題
丸顔を何とかしようとしてのあのメイクだったと思うのですが。眉毛が不自然。眉尻が鷲たいな三角になっていて。ちょっと太すぎ感もあるし。
今でこそむしろ眉メイクは得意なくらいで、普段のメイクも舞台メイクも本当に眉が綺麗とこのブログでも繰り返し申し上げているくらいなのですが。ほかのアイメイクとかはよかったかなと思います。
着こなしの問題
麻央侑希さんとか瀬央ゆりあさんと並ぶとやっぱり着こなしは気になってしまいますよね。スタイルの問題でしょうか。
特に2番手になってからはお痩せになって着こなしで気になる部分は徐々に無くなっていったので、これもメイクの話と同じく今は昔といったところですが。
軍服は難しいですね。首も詰まっているし。今ことちゃんが同じ衣装を着たらどうなるかちょっと気になるところではあります。
髪型の問題
髪型で一つ気になったのが、エクステか何かで後ろ髪を付けている場面があったのですが…衣装が軍服で襟がしっかりしているものが多いということもあって、この後ろ髪が不自然にぴょんと跳ねてしまっているんですよね。
細かいところではありますが、気になったので最後に付け加えておきます。
まとめ
礼真琴さんが主演した「眠らない男・ナポレオン」新人公演の感想を語って参りましたがいかがでしたでしょうか?
全体としてはロミジュリの時よりも余裕を持って舞台に臨めていたおかげか、感情の流れがよく見えたなと感じました。
皆様も機会がありましたらぜひご覧下さい。それではまた。
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