こんにちは、zukacotoです。
星組新トップコンビプレお披露目公演、ロックオペラモーツァルトを観劇して興奮のあまり5つも記事を書いてしまいましたが、やはりどうしても我がご贔屓、礼真琴さまについて語り足りなくて。自分用の記録という意味も込めて筆をとりました。
Go Beyond The Limit !!
ことちゃんがトップスターとして監修したグッズのテーマです。限界を越えろ!ですか。陰ながらではありますが長年ことちゃんを応援してきた者としては、まさにことちゃんにぴったりな言葉だと感じています。
あなたなら出来ると期待され、その度に出来ない出来ないと泣いて、それでも歯を食いしばって努力して本番までには私たちの期待以上のものに仕上げてきて下さいました。憧れの柚希礼音さまにもそのプロ根性がすごい、と褒めて頂いたこともあります。
いつしか自分にかけられる期待に対しては謙虚さを忘れないまま、しかし自分の限界を越えるための努力を楽しむ余裕も生まれてきた気がします。
そして今回のロックオペラモーツァルトですよ。あなたの限界は青天井なのか?トップスター就任によりタカラジェンヌとしては頂点の1人となったわけですが、そのお立場になってもなお、私には礼真琴の限界が見えません。
これだけ素晴らしいものを見せて頂いたのに、次はもっとといいものを見せてくださるに違いないと期待させてしまう。長年に渡ってファンの期待に応え続けてきてくださったという絶対的な信用がそこにはあります。
さて、前置きが長くなりましたが今回も限界を見事に越えてきちゃった礼真琴さまについて思いつく限り語っていこうかと思います。
いきなり泣きます、開演アナウンス
いつか、トップスターとして舞台の真ん中で歌い踊る礼真琴が観たい。そんな長年の夢が叶った瞬間でした。
いえ、人生を、命をかけている彼女の夢を私の夢と言ってしまってはいけませんね。
ほかに上手い言葉が見つからないのですが、とにかく彼女が真ん中に立つ日が来るのを長年楽しみに待ち続けていたことには違いありません。
星組の礼真琴です。
はい、もうここで既に泣きます。これからライブビューイングもございますし、初めて観るという方もいらっしゃると思いますが…ぜひ!ぜひ!ことちゃんファンの方はハンカチをお忘れなく!
シビれるほどにかっこいい登場シーン
もともと私はOTOKOUTAというCDでことちゃんの歌を聴いて堕ちたと申し上げているのですが、同時期に観劇したオーシャンズ11のマイク役の下級生らしからぬ台詞回しとイケボで完全に沼ったという経緯がありまして。
若きベガスの帝王、テリー・ベネディクトの登場です!
とあの頃はあんなに仲良しになるなんて思いもよらなかった笑、紅ゆずるさまを呼び込んでいたこの台詞に一気に心を奪われてしまったのです。
今回もその持ち前のイケメンボイス炸裂!雷鳴が轟き、舞台奥の幕が落ちて後ろ向きにたたずむ影。スポットライトがはい、パンっ!!
そして…
僕ならここにいますよ~!(イケボ)
これをきっかけに鳴り響くギター!し、シビれた…!!!
何これ最高すぎんか!?そんなことちゃんにあたたかく、しかし大きな大きな拍手が送られていました。それも何だか嬉しくて。
そして始まる1曲目の歌♪道を開けろ僕が通るは今回の主題歌で各所で使われている曲です。ことちゃんはこれを劇中で3回も歌うのですが、どれも違った雰囲気で大好きです。
1回目はヴォルフガングの破天荒さを象徴するかのように舞台を駆け回りまさに暴れていて。これからモーツァルトの物語が始まるんだ!という期待感を持たせてくれます。
一緒に踊るかなえちゃん(漣レイラ)とヒーロー(ひろ香祐)もエンジン全開でかっこいいんですよ~!
そして間奏で「本日をもって宮廷音楽家を退職させて頂きます」と恭しくお辞儀をするのもまたくぅぅぅ!!
2回目はアロイジアと別れたあと、パリで心機一転新しいことをするんだ!と歌っているのですが、カラフルな衣装の女の子たちとわちゃわちゃしてデレデレしてるのがまたよきなんです!笑
3回目は完全にソロで客席降り?とまではいきませんが1列目前を通ったりしながら観客の手拍子を煽り。1番前のお客さんに目を合わせてガンガンカッコつけて堕としにかかることちゃんが見られます。
こういったライブ感を大切にされるのは北翔海莉さん、紅ゆずるさんから学んできたことですよね。
そして3回目は最後のアレンジがまたシビレるんですよ!音域が広すぎてこわい。一緒に観劇していた妹は思わず「すご…。」と呟いてしまっていました。いや、マナー的には喋っちゃダメでしょ!って感じなんですけどね、それだけすごいということをお伝えしたくて。
厨二病な礼真琴
礼真琴ファンが大好物のやつですよ。酒に酔い自分に酔いながら歌う♪トラブルメーカー。
テーブルの上に寝っ転がって狂ったようにハハハハっと笑い、そしてそこから立ち上がって男役としては驚愕のハイトーンで聴かせたかと思えば後ろ向きで背中から倒れ込んで皆にキャッチされるというハラハラ展開。
ヴォルフガングの危うさを象徴するかのような場面でとっても好きです。
♪もし僕が女なら拗らせ女子だというセンスのかけらもない歌詞はさておき。笑
たしかに拗らせちゃってる役というか、厨二病男子をやらせたら礼真琴の右に出るものはいません!かもめのコースチャなんかまさにそれですよね。
そして2幕ラストシーンにかけて迫り来る死に怯える姿はロミオの如く。怯えるあまりに正気を失ってちょっとおかしくなっている演技がリアルすぎて!いやあ、本当に礼真琴はこういう役が似合いすぎます。笑
かわいすぎるラブシーン
なこちゃん(舞空瞳)とのシーンはどこをとってもかわいいんです!本当に楽しそうに2人ではしゃぐんですよね。持ち前の少年感もぴたりと嵌っていて。
きらきら星の連弾からの2人のダンスだったり、リハーサルに自転車に乗ってきゃっきゃしながら現れたり。コンスタンツェに薄情者!……でよかった!って言われてゲラゲラ笑い合ったり。そして結婚式のシーンだったり。
もうなんなんだこの微笑ましいコンビは。笑
似た者同士と言われるのもわかる役づくりで2人ともすごいなあと感心してしまいました。いや、役づくりなのかこれは?素の2人もこんな感じなんじゃ!?
歌劇のおにぎりエピソードから相当ことちゃんが可愛がっているのが伝わってきましたけれども。
似た者同士と言えば、ことちゃんもなこちゃんもお互い首席入団で同期をまとめ、同期を代表し、同期のミスをも責任を取らなければならないという苦難の道のりを辿ってきた者同士。若くしての抜擢というところも似ていますよね。
そしてヴォルフガングが亡くなるシーンの「僕にはちょうどよかった…合ってたってことさ」「そうね、あなたには私くらいがちょうど合ってたわね。」
このやり取りを聞いて、ああなこちゃんが星組に組替えになって、ことちゃんの相手役になってよかったって心から思いました。いい感じにちょうど合ってたなあって。
ことちゃんが負けちゃいられないと感じるだけのことはありました。これから2人がどんな化学反応を見せてくださるのか、本当に楽しみでなりません!
女好きで博打好き、、、変人奇人な天才
ことちゃんが今回演じたヴォルフガングは周りからの言われ方がすごいんですよね。
女好きで博打好き。変人奇人。子供がそのまま大人になっちまった感じだ。
こんなにハチャメチャな主人公います!?笑
これを演じるのはものすごいエネルギーが要ると思うんです。下手したら人物乖離してしまうほど感情に波がありますし。
ただやりたい放題やっているダメ男になってしまいそうなところを、ことちゃんは上手く1人の男としてまとめあげてどこか憎めない魅力的な主人公を作り上げていたと思います。
宮廷音楽家を退職させて頂きます、なんて挑発するように言ったかと思えばザルツブルクを旅立つ時はどこかおどおどして落ち着きがなくて。
マンハイムの酒場で僕には取り急ぎやらなければならない大きな夢があるんだ!と真剣に語ったと思ったら、♪トラブル・メーカーで厨二病発揮してそのまま喧嘩に突入。
…とまあ全編通してアップダウンの凄まじいこと!
観ているこっちもあまりのジェットコースターぶりに目が回りそう。こんなに支離滅裂でどうしようもないやつなのにどこか憎めないんですよ。
なんでかなー、なんて考えてみたんですが…
少年のような無邪気さが結構ポイントだった気がします。これは例えば真風涼帆さまとかでは難しかったと思うんです。いやゆりかちゃんを否定してるわけではなく!
あのことちゃんの屈託のない、無邪気な笑顔と持ち前の少年っぽさが今回は上手くマッチしていたなと。なんか色々ムカつくこと言ってるのになぜかカワイイんですよね…
母性本能くすぐってくる感じ。はい、礼真琴ファンが好きなやつです。いつぞや本屋のポップでママと言わせたら礼真琴なんてのが話題になっていたのを思い出しました。
このかわいさがあるおかげで、ただの変人奇人のやばい奴にならずに済んだのではないでしょうか!?
爆踊り礼真琴、健在です
ことちゃんといえば、もともとロミジュリの愛の抜擢からわかるようにダンサーとしての評価が高い方。
今回も爆踊り礼真琴が堪能できて大満足!
特にお気に入りなのは3つ。
まず登場シーンの♪道を開けろ僕が通る。星組の組子さんたちと生き生きと踊る姿がなんとも感慨深くて好きですね。相変わらず踊っていてもブレない歌声。もはや同じ人間とは思えない。
2つ目は母親が亡くなったときに夢妃杏瑠ちゃんの歌うレクイエムをバックに踊るところ。振付が平沢先生とのことですがかもめの時の振付とちょっと似てる?同じ先生でしょうか。
コンテンポラリーっぽい不思議なダンス。思わず魅入ってしまいます。ただ暴れているだけになりかねない難しい振付だと思いますがさすがは礼真琴でした。
あとはフィナーレの男役群舞ですよ!!小桜ほのかちゃんと音波みのりちゃんと一緒に若々しくフレッシュに歌ったあと、2人がハケて1人舞台に残り…
フッ
はいきた、礼真琴スイッチ入りましたー!男役さんを従えてまさに爆踊り!これがまたことちゃんの初舞台のロケット曲と同じなんですよね!アイネクライネナハトムジーク!
なんて粋な選曲なんでしょう。
そして昔から周りに合わせる気ゼロなダンスが私は好きなのですが(下級生としては問題!?笑)
まあ今回も揃わないこと。笑
よくキレのあるダンスと表現されていますが…動くところは他の人よりコンマ1秒短く、そしてその分ポーズは他の人よりコンマ1秒長いからそういうことになるんですよね。
そりゃ揃わないわけですよ。笑
ジャンプにせよターンにせよシュッと動いてピタッとキメる、メリハリのあるダンスが好きです。
それにしても、ことちゃんが真ん中だと心無しか振付の難易度がすごい気がするのですが、それはさすがに贔屓目が過ぎますか?笑
歌もしかりですが、星組のみなさまは真ん中に引っ張られて技術面鍛えられそうな予感。
ちなみに、ですが2回目の観劇の際、この爆踊りの時に前髪が何度も落ちてきてしまってその度にかきあげることちゃんがまあなんとも色っぽくて、思わずキュンとしてしまいました。
番外編としてはデュエットダンスですかね。
なこちゃんとの息もぴったり!今までみてきたデュエダンのなかでもかなりハイレベルなものを見せて頂きました。
ことちゃんはこのデュエダンから始まったんだと思っていけるようなものにしたいとお話されていましたが…いや、まさにその言葉がぴったり!若きトップコンビへの期待がさらに高まってしまいました。
Go Beyond The Limit !!
さて、まだまだ語れそうなんですがそろそろウザいと思うので1番印象深かったところを最後にお伝えしたいと思います。
たぶん多くの方が「今回の公演で1番印象に残ったところは?」と聞かれたらこの場面だと言うと思います。
♪バラの上で眠りたいです。
母も恋人も失い、絶望の淵で歌う曲なのですが、最初は綺麗なメロディラインで持ち前の美しい歌声を聴かせてくれます。時折涙声になりながら歌う姿はまさにヴォルフガングそのもの。
思わずこちらが泣いてしまいそうになるほどでした。
そして曲調が変わる後半。
♪あーーーーーーーあーー あーああー
とロングトーンを2回。
技術面でびっくりしてしまうと同時にこの時の声量、表情、声色。全てが悲しみに満ち溢れていて。その衝撃のあまり頭がぐわあああっと熱くなるのを感じました。
しかし私はまだ知らなかった。この後にもっとおそろしいことが起きることを。
さらに情感を込めてクライマックスへ向けてヒートアップ!
♪涙も枯れ果てて 行くあてさえない 薔薇の香りに包まれ 静かに 眠れ
ここでスっと一息、呼吸音が聞こえたかと思ったら
♪眠れーーーーーーえええええ!!!!!
…いったい今何が起こったんだ?
ロングトーンの間にじわじわと音を上げていく超絶技巧。驚愕のハイトーンにまで達して倒れ込み暗転。そしてそのまま幕!
すごいものを見てしまった!
すごいものを見てしまった!!
すごいものを見てしまった!!!
今まで数えきれないほどたくさんの礼真琴の歌を聴いてきました。お気に入りの歌もたくさんあります。しかし、そんな数多くの歌をひょいと飛び越えて文句なしに過去最高に素晴らしかったと思います。
技術があるからこその表現があるのだ、ということを改めて感じさせられました。あのロングトーンがヴォルフガングの悲痛なまでの思いを伝えてくれるのです。
上手いけど面白味がない、上手いだけで個性がないと言われてきたことちゃんですが…いやいや、礼真琴は上手いから面白いんじゃん!上手いのが個性なんじゃん!
はい、礼真琴、限界越えちゃってます。今回も限界を越えてきちゃいました。これ以上のものって存在するんだろうか? 今度こそ本気でそう思いました。
もうこれ以上はないだろう。…なーんてこれ毎回思ってるので、これからもきっと、ね!
プレお披露目公演にふさわしい、ことちゃんにぴったりな演目で色んなことちゃんを見ることができて楽しい公演でした!
はあ、語った語った。自己満足の文章でしたが、最後までお読み頂きありがとうございました。それではまた。
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