(この記事は以前書いたものに加筆したものになります。)
こんにちは、zukacotoです。
前回のエル・アルコンの配役予想に引き続き、今回はロミオとジュリエットの配役予想をしてみました。
本来ならば今頃絶賛公演中だったと思うのですが…ロミジュリを実際に公演するのはまだまだ先の話。気が早すぎるかもしれませんが、考えていてすごく楽しかったので出しちゃいます!笑 もしよければお付き合い頂ければと思います。
その前に、まずは宝塚でのロミオとジュリエットについて振り返っています。必要ないという方は目次の「03.配役予想」をタップして頂ければジャンプできます。
基本情報
一口にロミオとジュリエットと言っても色々あると思いますが、今回星組で上演されるのはジェラール・プレスギュルビック氏によりミュージカル化され、2001年にフランスで初演されたものです。日本では2010年に星組によって初演されました。
以降、宝塚では2011年に雪組で、2012年に月組で、2013年に星組で再演されています。宝塚では近年フレンチミュージカルが多数上演されていますが、ロミオとジュリエットは言わばその先駆けとなった作品です。
その後、1789ーバスティーユの恋人たちーや、太陽王、アーサー王伝説、CASANOVA、ロックオペラモーツァルトなど数々の作品が生み出されてきました。
さて、今回の公演でロミオを演じる礼真琴は、2010年の初演で宝塚オリジナルの”愛”を、また2013年の再演ではロミオの親友・ベンヴォーリオと愛を役替わりで、さらに新人公演ではロミオを演じています。
礼真琴にとって縁の深い作品と言えるでしょう。トップスターとして再びこの作品に挑戦するのを私も楽しみにしています。
これまでの配役
これまでの配役をひとまず表にまとめてみました。今をときめくスターさんたちも下級生時代に出演されています。
星組 2010年 |
雪組 2011年 |
月組 2012年 |
星組 2013年 |
|
---|---|---|---|---|
ロミオ モンタギューの息子 |
柚希礼音 | 音月桂 | 龍真咲 明日海りお |
柚希礼音 |
ジュリエット キャピュレットの娘 |
夢咲ねね | 舞羽美海 夢華あみ |
愛希れいか | 夢咲ねね |
ティボルト ジュリエットの従兄 |
凰稀かなめ | 緒月遠麻 | 明日海りお 龍真咲 |
紅ゆずる 真風涼帆 |
キャピュレット卿 ジュリエットの父 |
一樹千尋 | 一樹千尋 | 越乃リュウ | 一樹千尋 |
ロレンス神父 修道士 |
英真なおき | 奏乃はると | 英真なおき | 英真なおき |
モンタギュー卿 ロミオの父 |
にしき愛 | 飛鳥裕 | 綾月せり | 美稀千種 |
乳母 ジュリエットの乳母 |
白華れみ | 沙央くらま | 美穂圭子 | 美城れん |
ヴェローナ大公 ヴェローナの領主 |
水輝涼 | 大凪真生 | 輝月ゆうま | 十輝いりす |
モンタギュー夫人 ロミオの母 |
花愛瑞穂 | 麻樹ゆめみ | 花瀬みずか | 花愛瑞穂 |
キャピュレット夫人 ジュリエットの父 |
音花ゆり | 晴華みどり | 憧花ゆりの | 音花ゆり |
ベンヴォーリオ ロミオの親友 |
涼紫央 | 未涼亜希 | 星条海斗 | 紅ゆずる 礼真琴 |
マーキューシオ ロミオの親友 |
紅ゆずる | 早霧せいな | 美弥るりか | 壱城あずさ 天寿光希 |
パリス伯爵 ジュリエットの求婚者 |
天寿光希 | 彩那音 | 紫門ゆりや | 壱城あずさ 天寿光希 |
死 | 真風涼帆 | 彩風咲奈 | 珠城りょう | 真風涼帆 麻央侑希 |
愛 | 礼真琴 | 大湖せしる | 煌月爽矢 | 鶴美舞夕 礼真琴 |
配役予想
さて、いよいよ配役予想です。今回は専科なし、役替わりもなしと仮定して独断と偏見で予想してみました。出演者が決まって専科さんがいらっしゃるようならまた考えます。笑
ロミオ モンタギュー卿の息子 | 礼真琴 |
ジュリエット キャピュレット卿の娘 | 舞空瞳 |
ティボルト ジュリエットの従兄 | 愛月ひかる |
キャピュレット卿 ジュリエットの父 | 輝咲玲央 |
ロレンス神父 修道士 | 天寿光希 |
モンタギュー卿 ロミオの父 | 美稀千種 |
乳母 ジュリエットの乳母 | 夢妃杏瑠 |
ヴェローナ大公 ヴェローナを治める領主 | 綺城ひか理 |
モンタギュー夫人 ロミオの母 | 白妙なつ |
キャピュレット夫人 ジュリエットの父 | 有沙瞳 |
ベンヴォーリオ ロミオの親友 | 瀬央ゆりあ |
マーキューシオ ロミオの親友 | 極美慎 |
パリス伯爵 ジュリエットの求婚者 | 天飛華音 |
死 | 天華えま |
愛 | 音波みのり |
さて、ここからはそれぞれの配役について簡単に予想の理由をお話ししていきますね。
まず、ティボルトは愛ちゃん(愛月ひかる)で確定だと思います。羽根も背負いましたし正式な2番手なので、少なくともティボルトだけは役替わりをすることはないと思います。
過去の公演を見ると、ティボルトを正2番手が単独で演じているのは初演の凰稀かなめさんだけなのでせおっち(瀬央ゆりあ)との役替わり説も出ていますが…。
次の雪組の時は早霧せいなさんが2番手でしたが、歌が壊滅的なのでマーキューシオということになったのだと言われています。月組は明日海りおが2番手ではなく準トップという立場にあったということで、トップの龍真咲と役替わりに。
再演の星組はというと2番手紅ゆずると3番手真風涼帆が役替わりをしていましたが…。
これは当時2番手・3番手と一応は順番を付けていたもののほぼニコイチ的な扱いで、真風涼帆さんはプログラムのスチールの大きさも羽根の大きさも2番手格。GRAPHのトークDXにも当たり前のように出ていました。そういう特殊なパワーバランスがあったので役替わりとしたのではないでしょうか。
つまり、結局何が言いたいかというと前例としては2番手が単独でティボルトを演じたのは1回しかないものの、今回の場合は愛ちゃんがまぎれもなく正2番手なので役替わりをするわけがないというのが私の考えです。
ベンヴォーリオは舞台上にただ一人残って歌う場面があります。♪どうやって伝えようという曲なのですが、これが結構長い曲なんですよね。
愛ちゃんがティボルトということになれば、これが出来るのは現実的にせおっち(瀬央ゆりあ)しかいないと思います。今まで3番手格の方々が演じてきた役ですし、ことちゃん演じるロミオとは親友という設定。せおっちでぜひ見てみたい!
そしてマーキューシオは争いを好まないロミオに対して、血気盛んな若者という役どころ。ということでかりんちゃん(極美慎)がいいなって。これは超個人的願望ですが。
私のブログに何度か遊びに来て下さっている方はご存じかなと思うのですが、好きなんですかりんちゃん。劇団的にもこれから上げていきたい方だと思うし、本来ならきっと最後の新人公演ということでロミオ役をやらせたかったはずだと勝手に思っているんです。
でも、さすがに期待されているとは言え、上級生を吹っ飛ばしてマーキューシオだなんてことがあるんだろうかという気もしてきます。
可能性は色々考えたんですよ?でも彼女はダンスがちょっとあれなので愛と死はないかなと。パリスでは役不足だし、大公には若すぎる。
まさかメインキャストから外れるなんてことは無いだろうし、となるとやっぱりマーキューシオかなと思いました。ロックオペラ・モーツァルトでことちゃんとの並びもいいなと思ったので親友役いける気がします!
ことちゃんとせおっち、そしてかりんちゃんの♪世界の王、想像しただけでわくわくしませんか!?
まず前提として、主役はロミオではありますが、パパとママに関してはモンタギュー家よりキャピュレット家の方が目立つし比重も高いです。
これを踏まえた上で、まずはキャピュレット夫人について。ジュリエットのママではありますが、役柄的には老け役ではないです。夫婦仲は冷め切っていて、甥であるティボルトとちょっと怪しい仲にあるという役どころ。
そして歌もしっかりあるのでここはくらっち(有沙瞳)がいいのではないでしょうか。愛ちゃんとくらっちのアヤシイカンケイ。これはいいものが見れそうな気がします。
キャピュレット卿はがっつりおじさん役。ロミオとジュリエットの結婚に断固として反対したりしますので重厚感といいますか、そういう雰囲気が出せる方がいいと思って輝咲玲央さんに。おじさん役をやらせたらピカイチですからね。キャピュレット卿にも歌があるので彼女なら安心です。
モンタギュー夫妻は新組長・副組長コンビに。みきちぐさん(美稀千種)は2013年版でもモンタギュー卿でしたしね。
モンタギュー夫人はラストシーンで歌があって、彼女の歌をきっかけに両家が和解していく流れになるのでなっちゃん(白妙なつ)に。
音波みのりちゃんと迷ったんですが、はるこちゃんは歌が弱いので無理かなと思ってこちらにしました。
ロミオが慕って頼りにしている存在で、神父さまもロミオを可愛がっているという間柄。ジュリエットとの間を取り持ったりと物語にも深く関わる存在です。歌ももちろんたくさんあります。
てんてん(天寿光希)とことちゃんも昔からそういった間柄ですし、ぴったりではないでしょうか!
肉布団をつけたり、メイクも人によっては頬をアンパンマンみたいに赤くしたりとビジュアル的にかなりびっくりな役ですが、歌もたくさんあって目立つ役なんですよね。
小桜ほのかちゃんとか桜庭舞ちゃんというのも考えたんですが、モンタギューの若者たちにオバサン呼ばわりされることもあって、若手の役ではないかなと。
となると白妙なつちゃんかあんるちゃん(夢妃杏瑠)あたりが思い浮かんだのですが、副組長のなっちゃんがモンタギュー夫人のほうが自然かなと思ってあんるちゃんを乳母にしてみました。…意外とあのお衣装、似合いそうな気がします。
争う両家を鎮めたり諫めたりといった役どころ。かなりの上級生がやっているかと思いきや、過去を振り返ると初演の水輝涼さんは研9で、月組の輝月ゆうまさんはなんと研4での抜擢。
あかちゃん(綺城ひか理)ももう研10だし、長身なので映えるのではないかと。そして大公も歌がありますが、あかちゃんは歌がお得意なのでいいのではないでしょうか。
ジュリエットにひたすら逃げられ、「このままだとパリス伯爵と結婚させられてしまう」とまで言われてしまうんですが、ボンボンゆえの天然さでそのことに全く気付いていないというちょっと憎めない感じの役どころ。
若手ホープの天飛華音くんにしてみましたが、はっきり言って自信がないです。笑
でも、ジュリエットが同期のなこちゃん(舞空瞳)なので華音くんにしてみたら面白いかなと思ったんですがどうでしょう?
ダンスだけで表現する難しい役どころ。
死はかりんちゃんとぴーすけ(天華えま)と迷ったんですが、キワミシンがダンス苦手なのでぴーすけにしてみました。悪い顔をするぴーすけ、結構見てみたくないですか?
そして愛ははるこちゃん(音波みのり)に。代々男役さんが演じてきましたが、どうしてもやっぱりごついのが気になるんですよ。個人的にはやっぱり娘役さんにやってもらった方が絶対にいいと思うんですよね。
はるこちゃんならきっと慈愛に満ちた微笑みでヴェローナの街を包み込んでくれるに違いありません。
まとめ
ロミオとジュリエットは毎回オーディションで役が決まってきたので、歌えない人には路線であろうが役がつかないなんてこともザラです。
逆にオーディションで先生の目に止まれば、ことちゃんみたいに抜擢してもらえるチャンスもあります。それだけに予想が大変難しかったです。
そして、予想が難しいというのは私が思わぬ方向で、でした。ロミジュリは役が少ないと散々言ってきましたが、いざ考えてみたらむしろ役替わりなしでちょうどいいくらいだったんですよね。
トップスター礼真琴の存在の陰に隠れていて一見気がつきませんが、実は星組って層が薄いんですよね。今回は役替わりしないんじゃないかな?というのが考えてみた感想でした。
皆様の予想もぜひ聞いてみたいです!それではまた次の記事でお会いしましょう。
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