こんにちは、zukacotoです。
昨日、待ちに待っていたニュースが飛び込んできました。やっと、やっと、花組公演が再開できるとのこと。せめて千秋楽だけでも、と藁にもすがるような思いで祈ってきましたが再開が決まって本当によかったです。
と、同時に悲しいニュースもありました。下級生には試練の時ですね…。
花組「はいからさんが通る」再開
当初は9月1日からの公演再開を予定していましたが、休演日をはさんで1日遅れの9月3日からの再開となりました。
とにかく、よかった。千秋楽まで残り3日間、という数字を見ると切なくなりますがそれでも再開できてよかった。千秋楽が出来れば、ライブ配信が出来る。多くの方が公演を観ることが出来る。それだけでもよかった。
思えば、花組は3月から公演開始の予定がそのまま自粛期間に突入。いつ幕が上げられるのかわからないまま不安な時間を過ごしてきたことと思います。
やっとのことで7月に宝塚の先陣を切って公演を再開しましたが、当然批判の声も一身に浴びなければならず。そして、誰もが恐れていたジェンヌさんのコロナ感染。結局、花組生が1番感染者が多く、そのぶん約1ヶ月という長きにわたって公演を中止せざるを得ませんでした。
書きながら涙が出そうになるくらい、不幸の連続。
何よりの心配は感染した方の体調です。公演再開ということは皆さんご回復されているということだと思いますが、後遺症が残るとも言いますし、再感染する方もいらっしゃるとかなんとか。まだ何かとよくわからない部分のある感染症ですし、特効薬もまだありませんからね。
結局、公演を中止していた期間の方が圧倒的に長くなってしまいましたが、最後の3日間だけでも公演を出来るというのは不幸中の幸い。
何と言っても、トップお披露目公演というれいちゃん(柚香光)にとっても花組生にとっても大事な公演ですからね。正直、想像していた形とは全く違うものになってしまいましたが、千秋楽をやってきちんと区切りをつけられることはジェンヌさんにとってもファンにとってもよかったのではないかと思います。
お稽古期間を挟んで10月からは東京での公演です。また状況がどう変化していくのかわかりませんが、とにかく無事に公演できることを切に願っています。
新人公演は当面見合わせ
私、花組の公演再開のニュースで安心しきってしまって、「感染予防のための更なる取り組み強化について」のお知らせをしっかり読んでいなくて。
完全に見落としていました。新人公演の見合わせという文字を。
今朝、いつものようにSNSをチェックしていたら新人公演について書かれたものがたくさんあって、半ばパニックに陥りながら慌ててホームページを確認したのでした。
下級生にとっては新人公演の存在は大きなものだと思います。
特に大きな役を演じた方は、端から見ていてもわかるくらい舞台人として、タカラジェンヌとして、一回りも二回りも大きく成長されますよね。
そして、下級生が名前を知ってもらうには最大のチャンスにもなります。今活躍しているスターさんたちも皆、新人公演でチャンスを掴んできた方々です。
その新人公演が出来ないなんて。
確かに、新人公演は例え2回公演だろうがなんだろうが、終演後にお稽古をするという過酷なもの。免疫力が大事、なんて言われるなか新人公演のお稽古をすれば、人と人との接触機会も増えますし、対して睡眠時間は減りますし、体力も消耗しますし。
感染対策という意味でも、興行的な意味でも、今は本公演に専念すべきと言えばそうなのかもしれません。
下級生にとっては試練の時ですね…。新人公演だけでなく、星組と月組では本公演でも日替わりでの出演となってしまっている状況も気がかりです。
特に最後の新人公演と意気込んでいただろう100期生の方々のことを思うと胸が苦しくなります。個人的には極美慎くんにロミオをやってほしかった。いや、もともとロミジュリは年度をまたぐことになってしまっていたのでそもそも出演できなかったかもしれませんが。
将来有望で成長著しい彼女にぜひ最後の新人公演でロミオを、そして本役・礼真琴を経験させてあげてほしい!と演目が発表された時から思っていたので…。
そして、花組の一之瀬航季くんと美羽愛ちゃん、月組の礼華はるくんときよら羽龍ちゃんは主演・ヒロインという一握りのジェンヌさんしか経験できないせっかくのチャンスがこんなことになってしまうなんて。しかも皆さん初主演・初ヒロインでしたっけ?尚更やらせてあげたかったなと思ってしまいます。
雪組のONCE UPON A TIME IN AMERICAの新人公演が中止になったときは、お稽古場で上級生を呼んで通しを観てもらったと言いますが、今はそれすらできないですよね。
せめて、配役が発表されていたメインキャストの方々だけでもポートレートなどで扮装写真を残してあげたりなんかできないだろうか。抜擢されたという事実をなんとか形に残すことはできないだろうか。そんなことをつい考えてしまいます。
おわりに
嬉しいニュースもあれば悲しいニュースもあり。今後しばらくはこうして状況に応じて宝塚も色々なことを諦めなければならないのかもしれません。
タカラジェンヌにはどうしても時間的に期限があるということでつい焦ってしまいますが、一進一退しながらも確実に前には進めているんですもの。
あの4ヶ月もの長きに渡る公演中止期間に比べたら、今こうして公演できているだけでも感謝しなくちゃいけないのかもしれませんね。
特に下級生にとっては試練の時ですが、なんとか踏ん張ってほしいなと思っています。がんばれ!宝塚!
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