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95期でトップスターを揃える可能性はあるのか検証してみた

こんにちは、zukacotoです。

今日は何かと話題になる95期トップスター全組制覇説を取り上げてみたいと思います。

劇団が95期を推したい意図を持っているのはわかっていますが、では実際に全組トップで揃える気があるのかどうかということは私自身非常に気になるところでもあります。

もしご興味があればお付き合い下さいませ。それではスタート!

トップスターの条件

まずはトップスターに関連する諸々の条件を確認しておきたいと思います。

【トップスターになるためには…】
新公・バウ・東上公演で主演すること。

【トップスターの任期は…】
研12までの就任で8~11作、5~6年。
研13~16就任で5~6作、約3年。
研17以上での就任で3作、2年弱。

なお、トップスターの任期についてはこちらの記事で検証して導き出した数字となります。

宝塚110周年のトップスターと組体制を考えてみた【雑記】こんにちは、zukacotoです。 今日はちょっと未来のお話。2024年に宝塚は110周年を迎えますが、この時のトップスターは誰に...

さて、95期でトップスターになれるのではないかと言われているメンバーは以下の5名でしたね。

  • 月城かなと
  • 桜木みなと
  • 朝美絢
  • 瀬央ゆりあ
  • 水美舞斗

まず、この中で東上主演まで果たしているのは月城、桜木の2名。

コロナ以前のスケジュールによると雪組は次の別箱で東上公演が控えている模様。ここではおそらく朝美が主演する可能性が高そうでしょうか。

ということで、この記事では「柚香・月城・朝美・礼・桜木」の5名が並ぶということを想定して話を進めていきたいと思います。

また、月組の次期トップスターは月城かなとであるものと仮定した上で色々と考察していきたいと思います。

トップスターの任期を予想

2021年の8月以降の各組トップスターの布陣はおそらくこんな感じになるでしょう。

  • 花組:柚香光
  • 月組:月城かなと
  • 雪組:彩風咲奈
  • 星組:礼真琴
  • 宙組:真風涼帆

さて、まず手始めに彼女たちの任期を予測してみたいと思います。彼女たちがいつ退団するかというのは次のトップスターを予想する上で重要になってきますからね。

就任月 就任学年 退団月予測
柚香光 2019年11月 研11 2024年11月
月城かなと 2021年8月 研13 2024年8月
彩風咲奈 2021年4月 研15 2024年4月
礼真琴 2019年10月 研11 2024年10月
真風涼帆 2017年11月 研12 2021年10月頃
or2022年4月頃

まず、研11就任の柚香と礼は任期を約5年と考えて単純に就任日から5年足しました。研13就任の月城と研15就任の彩風は任期を約3年と考えてこちらも就任日から3年足しました。

彩風のあとに朝美がトップになるとすると、朝美は2024年4月就任ということになります。この時、研16ですので任期は3年で退団は2027年4月頃になるでしょうか。

1番予測が難しいのが真風。もうそろそろ退団を考える時期なのかなと思いますが、果たしてアナスタシアの次の6作目で退団なのか、はたまた7作目での退団なのか。

いずれにせよ、2番手芹香斗亜が来年研16になることを考えると真風は7作が限度でしょう。6作だった場合、おそらく退団月は2021年の9月~10月頃になるのではないかと。

7作だった場合更に予想が難しいのですが、コロナ後のスケジュールで大劇場公演の初日から次の公演の初日までがだいたい7ヶ月ほどであることを考えると2022年3月~4月あたりに退団することになると思います。

真風が6作だった場合

まず、真風が6作だった場合、桜木がいつ就任できるのかを考えます。

真風のあとにトップになるのが芹香だと仮定すると芹香の就任は2021年10月頃となります。この時、芹香は研16ですので通常任期を務めることになるのではないかと思います。

そうなると任期は約3年ということで芹香の退団は2024年10月頃となります。つまり、桜木が宙組トップスターになるとしたら、2024年10月頃に就任することになると考えられます。

ここで、他の95期の状況を確認。

就任 退団
柚香光 2019年11月 2024年11月
月城かなと 2021年8月 2024年8月
朝美絢 2024年4月 2027年4月
礼真琴 2019年10月 2024年10月
桜木みなと 2024年10月 2027年10月

この場合、桜木は礼または月城と重ならない状況ですが。

コロナの影響を考えると礼や柚香の任期は実際にはもう何ヶ月か長くてもおかしくはないし、月城が6作やるとかすれば何とかタカスペで並べそう…?

いずれにせよ、真風が6作で退団した場合は95期全組制覇の可能性はあると見ていいのではないでしょうか。

真風が7作だった場合

次は真風が7作だった場合について。

この場合、真風の退団は2022年4月頃と予想できます。

この時芹香は研17ですので通常任期を務めるかというと今までの前例から考えると微妙なんですよね。出来て4作、任期は2年ほどになるとすると…。

単純計算で桜木の就任は2024年4月頃になると予想できます。

この時の95期の状況はと言いますと…。

就任 退団
柚香光 2019年11月 2024年11月
月城かなと 2021年8月 2024年8月
朝美絢 2024年4月 2027年4月
礼真琴 2019年10月 2024年10月
桜木みなと 2024年4月 2027年4月

公演スケジュールを無視して単純に年数を足しただけなので、朝美と桜木の就任月が同じというおかしな事態になってしまっていますが…。笑

ここは多少前後するとしても5組制覇の可能性は十分にありそうですね。

95期で110周年を揃える説

ここまで、真風が6作だった場合と7作だった場合についてお話してきましたが、お気づきになりましたでしょうか。どちらのパターンだったにせよ、95期が揃うなら2024年だということに

この2024年ですが…ちょうど宝塚110周年という記念すべき年なんです

110周年の話題作りとして95期でトップスターを全組揃える。

…なんかありそう。ありえますねこれは。

今までだと10年ごとの節目ではトップスターが一堂に会して記念式典をやったり、大運動会をやったりとイベントも盛りだくさんでした。きっと110周年にも何かしらのイベントがあるに違いません。

式典で95期がズラッと揃ったら華やかだろうし、95期ファンとしてはこんなに嬉しいことはありません。上手く行けば年末のタカスペで夢の共演を見ることが出来る可能性だってあります。

永久輝せあ、VISAガール問題

しかし、95期全組制覇説に待ったをかける存在が永久輝せあ。彼女が三井住友VISAカードのイメージガールを務めているというのが問題なんです。

歴代のイメージガールの任期に注目して頂きたいのですが…。

任期 期間
愛華みれ 1993~2001 8年
春野寿美礼 2001~2007 6年
音月桂 2008~2012 4年
明日海りお 2013~2019 6年
永久輝せあ 2019~

ここから、イメガの任期はおそらく6年契約なんじゃないかなと私は推察しています。

音月桂の任期は4年で、大劇場4作でお辞めになってしまったのですが、本来ならばもう少し長くいる予定だったと言われています。

これらのことから、永久輝もおそらく6年で契約しているのではないかと推測できます

そして、皆さんがトップスターに就任していて、皆さんが退団日までイメガを務めていることを考えると、永久輝は2025年にトップスターとして退団することになると予測できます。

単純にトップスターとしての任期を3年と考えると、永久輝は2022年にはトップに就任することになる。

つまり、柚香は2022年には退団しているというのが1番現実的な予想になるのではないかと思います。柚香の任期もちょうど3年ほどになりますしね。

個人的には柚香の実力的にも、彼女が長期でトップを務めるとは思っていないので「永久輝2022年就任説」はあながち間違いではないと思っています。

桜木・朝美が2022年にトップになる可能性

では、やはり95期がトップとして揃うことはないのでしょうか。

2022年~2025年で花組トップスターが永久輝せあになった場合、2022年までに桜木と朝美がトップになっていなければ全組制覇は不可能です

では、2022年までに桜木と朝美がトップになれる可能性があるかと言うと…正直限りなく低いだろうというのが私の予想です。

まず、朝美について。

彩風が2021年4月に就任することが決まっていますが、もし彩風が仮に短期(3作)で退団したとしても、任期はおよそ1年半~2年弱に及ぶので早くても彩風の退団は2023年に入ってからになります。

この時点で2022年までの就任は不可能。そもそも雪組の御曹司として大事に育てられてきた彩風が短期というのは考えにくいですしね。

また、桜木についてですが。

こちらは真風が6作目で2021年10月に退団したとして、芹香が短期(3作)務めたとしても桜木の就任は早くても2023年になります。

というわけで桜木と朝美が2022年までに就任するのはほぼ不可能だと言っていいでしょう。

瀬央・水美、トップスターの可能性は

ここまで瀬央ゆりあと水美舞斗を除いた5名について見てきました。

ここからは瀬央と水美のトップ就任について少しだけ触れておきたいと思います。

正直なところ、瀬央ゆりあと水美舞斗がトップになる可能性はかなり低いのではないかというのが私の考えです

お二人とも、それぞれ礼真琴・柚香光と同期のトップスターの下で3番手(3番目?)を務めているという状況なのが引っかかります。

新公主演経験も、礼・柚香・月城が3回、桜木・朝美が2回なのに対して瀬央・水美は1回。初主演も研7と遅めでした。このことからも劇団の優先順位的にはあまり高くないのかな、という印象があります。

また、花組では永久輝の存在がある限り水美のトップは難しそうですし。

星組では礼はおそらく長期でトップを務めることになりそうですしね。仮に礼が2024年に退団するとして、その時瀬央は研16。学年的には就任の可能性は十分にありますが…。

おそらくこの頃には100期極美慎や102期天飛華音あたりが育ってきているはず。

また、この先組替えが全く無いとも考えにくいですしね。現に、星組は生え抜きトップが続いているので礼の後任には他組出身者が来ると考える方が自然かなと。

同期の引き継ぎは前例がないという点でも、難しいのではないかなと思っています。

結論

95期で全組制覇の可能性はあるのか、というテーマでお送りしてきましたが…。

結論としては

全組制覇の可能性はなくはない。しかし、実際には揃っても最大で4組までが現実的。

だと私は思っています。

コロナの影響があったり、あるいは永久輝の契約が6年ではなく初代・愛華みれと同様に8年である可能性も捨て切れませんので一概には言えないとは思うのですが。

どう転ぶにせよ、95期を揃えるということに関しては「柚香の任期」「永久輝の就任時期」が大きな鍵を握ることになりそう。

私としては、95期が揃ったら揃ったで嬉しいけれど、そのために例えば彩風や芹香の任期を無理に短くしたり、永久輝の就任を無理に遅らせたりすることには当然大反対です。

95期を揃えることにこだわりすぎず、あくまでも”普通”に引き継ぎが行われていくことを期待しています。

最後までお読み頂きありがとうございました。それではまた。

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ABOUT ME
zukacoto
宝塚が大好きな大学生。 初観劇は2006年雪組全国ツアーのベルサイユのばら。現在の贔屓は星組トップスター礼真琴さま。 プロフィール詳細はこちら

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