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5組の現役トップスターと和央ようか&フランク・ワイルドホーン夫妻がコラボですって!?

こんにちは、zukacotoです。

今日は「One Heart PROJECT」についての話題です。なんと、5組の現役トップスターと元宙組トップスター和央ようかさん、そして和央さんの旦那様であり作曲家でもあるフランク・ワイルドホーン氏がコラボするという豪華すぎるこの企画。

だって、ただでさえ5組のトップスターが一緒に歌を歌うってだけでもレアなのに、あの和央ようかさんとフランク・ワイルドホーン氏とコラボまでしてしまうだなんて!なんて素敵な企画なんでしょう。

約6分間の動画ですが、その短い中でもたくさんの尊いが溢れていたのでそれについて語らせて下さい!それではスタート!

One Heartと和央ようか

今回の動画はフランク・ワイルドホーン氏のピアノにあわせて、トップスター5人+和央ようかさんが歌を歌うという内容でした。

One Heartについて

今回、題材となった歌は「One Heart」という曲で、和央さんの退団公演「NEVER SAY GOODBYE」という作品のうちの一曲です。

NEVER SAY GOODBYEは2006年に上演され、作・演出を小池修一郎、作曲をフランク・ワイルドホーンが担当しました。そうです、フランクさんと和央さんの出会いのきっかけは宝塚だったのです。こんなことってあるんだ!って結婚発表当初すごく興奮した記憶があります。

ちなみにこの作品の新人公演で主演を務めたのは前雪組トップスター・早霧せいなさん。ちぎさんはすっかり雪組のイメージが染みついていますが、元々は宙組出身の方でしたね。

和央ようかさんの来歴

和央さんが宙組トップスターだったのは14年も前。ということで、和央さんの宝塚での経歴を簡単にまとめてみました。

  • 1988年に74期生として宝塚歌劇団に入団。
  • 同年、花組「キス・ミー・ケイト」で初舞台。
  • 同年、雪組に配属。
  • 1997年、雪組2番手に。
  • 1998年、宙組創設メンバーに選ばれ組替え。引き続き2番手を務める。
  • 2000年、宙組2代目トップスターに就任。
  • 2006年、宝塚歌劇団を退団。

和央さんのトップスター時代の代表作はやはりファントムでしょうか。今でもファンからの人気も熱い作品ですが、その初演でファントムを演じたのが彼女でした。

2018年に雪組で再演されていますが、初演版はそれとはまた全然違う雰囲気なので演じる人によってこんなに変わるんだという意味でも面白い作品です

各組の2番手がシャッフルされて他組に出演するという今じゃ考えられない試みがあったのですが、宙組ファントムには星組2番手だった安蘭けいさんがシャンドン伯爵役で出演しています。

さて、和央さんの話に戻りますが、経歴を見てもわかるように6年もの長きにわたってトップスターを務めました。その在任日数は平成以降のトップスターのなかでは最長で、未だに破られていません。ちなみに、2位は元星組トップスター柚希礼音、3位は元花組トップスター明日海りおだそうです。

宝塚とフランク・ワイルドホーン

ここまでは、和央さんのことを中心に話してきましたが、ここからは旦那様のフランク・ワイルドホーン氏についても触れておきたいと思います。

フランク・ワイルドホーン氏について

フランクさんはアメリカの出身。ブロードウェイミュージカルを中心に作曲家として活動。代表作に「ジキル&ハイド」などがあります。

宝塚では2006年に和央ようか主演宙組公演「NEVER SAY GOODBYE」で初めて楽曲を提供

その後、彼の代表作の一つでもある「スカーレット・ピンパーネル」が2008年に安蘭けい主演により星組で上演されました。

フランクさんは安蘭さんの歌を聴いて、ブロードウェイ版にはなかった新曲を書き下ろしたんだそう。それがあの「ひとかけらの勇気」でした。宝塚ファンなら誰もが知る名曲ですよね!

同作品は2010年と2017年にそれぞれ月組・星組で再演され、ファンからの人気も高い作品となっています。

2018年には現雪組トップスター望海風斗のお披露目公演「ひかりふる路~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~」にて再び作品全ての作曲を担当しました。

フランク・ワイルドホーンの予言

ここで逸話を一つ。歌劇2018年3月号の真風涼帆トップ特集にて小池修一郎先生がこんなエピソードを紹介して下さっています。

2006年3月92期生の初舞台『NEVER SAY GOODBYE』の稽古集合日。ずらりと並んだ黒いレオタードに、胸に名前を書いた白いゼッケンを縫い付けた研一生を見て、初めて宝塚に来たフランク・ワイルドホーンは言った。「あそこにいる子は絶対にスターになる。彼女は自分がどう振舞うべきかをちゃんと心得ている」

歌劇3月号(通算1110号) 真風涼帆トップ特集より

小池先生によるとフランクさんが「スターになる」と予言したその人こそ現宙組トップスター・真風涼帆だったというのです。

フランクさんにこう言わしめたゆりかちゃんもすごいですが、ぴたりと言い当てたフランクさんの洞察力もすごいですよね。才能のある方は、人の才能を見抜くのにも長けているんでしょうね。

あれから14年、フランクさんの予言通りトップスターになったゆりかちゃんがフランクさんと共演している。なんだか胸のところがジーンと熱くなる思いがしました。

ここが尊い!コラボ動画感想

さて、今回のコラボ動画が”尊い”ポイントを3つに絞ってお話して行きたいと思います。

和央ようかと真風涼帆の共演

まずはなんと言っても和央ようかと真風涼帆の共演です。

自分の退団公演の時に初舞台だった子がトップスターになって共演している」という和央さん目線からの状況も尊いですし、「初舞台の時のトップスターさんと14年を経て共演している」というゆりかちゃん目線からの状況も尊すぎます。

退団公演と初舞台公演が重なるというパターンはわりと定期的にあるようで…。この20年ではこちらの4公演がそうでした。(男役さんに限定)

演目 トップコンビ 初舞台生
2017年 雪組 幕末太陽傳/Dramatic”S”! 早霧せいな
咲妃みゆ
103期
2012年 宙組 華やかなりし日々/クライマックス 大空祐飛
野々すみ花
98期 真彩希帆
2009年 宙組 薔薇に降る雨/Amourそれは… 大和悠河
陽月華
95期 礼真琴
柚香光
実咲凜音
妃海風
愛希れいか
2006年 宙組 NEVER SAY GOODBYE 和央ようか
花總まり
92期 真風涼帆
蘭乃はな

それにしても圧倒的宙組率…!笑

最近では我がご贔屓の礼真琴さまの初舞台生時のトップスター・大和悠河さんがプレお披露目を観劇して下さるというスペシャルな事態もありました。

また、トップ娘役だった陽月華さんもこんなメッセージを寄せて下さっています。

ついにトップスター礼真琴が誕生しました。ルーキーがついに…。ルーキーというのは私が勝手に心の中で呼んでいるあだ名です。礼さんの初舞台公演で私は卒業しました。初舞台生と卒業生の一瞬の交差。公演中に開催される恒例の宴会で、くじ引きで決まった席が礼さんと同じテーブルでした。いくつかの会話の中でのしっかりとした意思が印象的で、私は勝手にルーキーと呼ぶことにしました。ルーキー。その言葉から感じる清々しい気概を彼女に感じたのだと思います。

歌劇2月号(通巻1133号) 今月の華より

 

初舞台生と卒業生の一瞬の交差。その一瞬の交差がこうして時間を経て再び交差していることがなんとも感慨深くて。宝塚はこうして100年続いてきたんですね~!

そう言えば、去年のタカラヅカスペシャルで各組のトップスターさんが一曲ずつ思い出の曲を歌うというコーナーで、ゆりかちゃんは初舞台公演「NEVER SAY GOODBYE」より主題歌「NEVER SAY GOODBYE」を選んで歌っていらっしゃいました

そのお姿を見ただけでうるうる来たのに、半年後に本家様とこんな形でコラボすることになるなんて。宝塚は愛に包まれた場所だなと改めて感じました。

今なお衰えぬ和央ようかの歌声

2つ目は今も衰えぬ和央さんの歌声について!退団後の和央さんについては全然知らなくてInstagramで近況をチェックするくらいなのですが、在団中と変わらぬ歌声に感動してしまいました。

男役に寄せた歌い方だったり、イントロをワンフレーズごと大切に歌う感じだったり。何よりコーラスが素晴らしすぎた…。これが迫力とパワーに溢れていてすごかっただけに、昔はこのくらい歌える方がごろごろいたのになあ、なんてこともぼんやり思ってしまったりもしました…。汗(現役さん頑張って!!)

そんな和央さんの現役時代の舞台姿を今YouTubeで期間限定で見ることができるみたいです!しかもピックアップされたのは「NEVER SAY GOODBYE」。すごく素敵な曲ですし、和央さんも素敵なのでまだご覧になっていない方はぜひこの機会に!

余談ですが、先日公開されたおうちでタカラヅカ第6弾がどれも10年以上前の作品ばかりなためか、全体的に再生回数が少なめなのがちょっと悔しいんですよね…。泣

望海風斗と礼真琴の強さ

やはり多用される望海風斗と礼真琴。先ほども言いましたが現役生は歌唱力がちょっと残念な方が増えてきているのもあってか、歌える方は余計に貴重なんだろうなあ。

お二人のコーラス部分も素晴らしくて聞き惚れちゃいました!ちょっとだけお二人がハモる部分もあって嬉しかった…。音楽の宝箱でのコラボもますます楽しみになりました!

ご贔屓さまの話になってしまって申し訳ないのですが、個人的にはことちゃんがすごく気持ちよさそうに、楽しそうに歌っていらっしゃるのが我がことのように嬉しかったですね。また、ことちゃんが舞台で歌いまくれる日々が近いうちに来てくれますように!

おわりに

今回はOne Heart PROJECTについて語ってきました。

珠様が動き多めで体でリズムをとっているのがかわいいとか、相変わらずかっこいいゆりかちゃんとか、れいちゃんが歌頑張ってるのとか、みんなの♡マークがかわいいとか、ツボを挙げたらキリがない!

しかも、宝塚の公式でOGさんとコラボだなんてスペシャルすぎて…舞台ができない期間にもこうして夢を見せてくれる宝塚がもっともっとだいすきになりました

それにしても最近の宝塚のYouTubeコンテンツが充実していて本当に楽しい。このことについてもまた今度記事を書こうかなと思っています。それではまた!

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ABOUT ME
zukacoto
宝塚が大好きな大学生。 初観劇は2006年雪組全国ツアーのベルサイユのばら。現在の贔屓は星組トップスター礼真琴さま。 プロフィール詳細はこちら

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