ついに宝塚が花組「はいからさんが通る」より公演再開！柚香光トップお披露目公演

こんにちは、zukacotoです。

2020年6月15日。とっても嬉しいニュースが飛び込んできました。

なんと7月17日から宝塚歌劇団が公演を再開することが決定！私も含めファンの皆様はこのニュースを今か今かと待ち望んでいたことと思います。

情報盛りだくさんだったので、今回の発表について少し整理していきたいと思います。宝塚歌劇団の公式HP上での発表を参考に情報をまとめてみたのですが、これ以降の文章には私見も含まれますので、詳しくはこちらのページをご自身でご確認下さい。

公演スケジュール見直しにともない中止となる公演について

花組　宝塚大劇場公演『はいからさんが通る』について

宝塚大劇場の営業再開ならびに宝塚歌劇公演の今後のスケジュールについて

今後の公演スケジュールは？

今回の発表で具体的に日程が発表されたのは花組の大劇場公演のみ。

7/17~9/5　宝塚大劇場公演　花組「はいからさんが通る」

ただ、日程は発表されていないものの、年内は月組「ピガール狂騒曲」、宙組「アナスタシア」を公演予定ということも発表されました。

宝塚大劇場・東京宝塚大劇場

まずは、自前の劇場である宝塚大劇場と東京宝塚劇場でのスケジュールがどうなるのか考えてみました。今回の発表ではっきりしていることはこちら。

スケジュールの変更に伴い、現在予定されている公演はひとまず全て中止が発表されました。この中止という表現が人によってかなり受け止め方に差があるようで…。SNSなどを拝見していると以下の2つに分かれているようでした。

1. 中止＝完全中止
   今発表されている演目は全て中止で、別の演目になってしまうのではないか。
2. 中止＝延期
   スケジュールを順次繰り下げて公演する予定なのではないか。

私の見解としては②の方だと思います。今回のはいからさんが通るについても当初は中止という発表をされていましたが、結果的には延期という形に収まったというのも理由の一つ。

また、月組ピガール狂騒曲と宙組アナスタシアも公演予定ということ、それからスケジュールを調整中であるというニュアンスを強く出していることも理由です。基本的には公演日程の目途が立ち次第、順次公演していくという方針なのではないでしょうか。

ではなぜ延期という表現ではなく中止という言葉を使うのかというと、一部版権が絡むものなどは契約の関係で公演できなくなったり、その他何らかの事情でその演目では公演できなくなったりする可能性があることを鑑みて防御線を張っているのではないかと思います。

延期と言ったのにやっぱり中止にします、って言われるよりいいですよね。現在の日程での公演は中止、という意味だとも捉えられます。

基本的には中止ではなく延期の方向だとは思うのですが…。星組「眩耀の谷」の東京公演に限っては完全に中止の方向で動いている気がします。既にBlu-rayも発売済、公演ページもアーカイブの方に移行していることを考えても花組はいからさんが通るから仕切り直して順次公演していくことになるのではないでしょうか。※星組でも公演再開が決定しました(詳しくはこちら)

これらのことをふまえると今後のスケジュールはこんな感じになると考えられます。

花組「はいからさんが通る」の大劇場公演が9/5に千秋楽ということを考えると、例年のスケジュール的にもし東京宝塚劇場で公演をやるとしたら初日は9/23頃となります。一つ前の公演の星組「眩耀の谷」を中止と考えれば、東京での公演再開が9月下旬というのはわりと妥当なラインではないかなと思います。※星組でも公演再開が決定しました(詳しくはこちら)

花組の様子次第だとは思いますが、順調にいけば年明け1月から雪組トップコンビ退団公演「fff-フォルティシモ-」が公演できるのではないでしょうか。こちらも大事な大事なイベントですからね。ちゃんとできることを祈ります。

さて、長らく続いた公演中止の影響で、結果的に宝塚全体としては予定より4ヶ月遅れでの公演になってくると考えられます。はいからさんの公演日程が長めに取られていることや、本来の日程ならば年内に4組が公演できたところを3組の予定になっているので、今後もどんどん遅れてきそう…。

とにもかくにも、新トップスター柚香光のトップお披露目公演という大事な大事な公演がやっとできるということでとりあえず一安心ですね。

私は礼真琴ファンで東京組ということで、眩耀の谷が中止になりそうだというのは非常に無念な結果なのですが、それでも年中どこかしらの組がどこかしらで公演していたという日常が戻ってくることに感謝せずにはいられません。

公演再開の矢面に立たなければならないれいちゃん(柚香光)はじめ花組の皆様は、様々な面でご苦労されることと思いますが、全力の愛をもって応援していきたいなと思います！

別箱公演はどうなる？

本公演は再開の目途が一応は立ちましたが、別箱については果たしてどうなるか全くわからないですよね…。こればっかりは私も見当もつきません。劇場との兼ね合いもあるでしょうし。

このご時世で全国ツアーというのも果たしていいのか？という感じですし、そのほかの主要な劇場は大阪や東京にあるので兵庫とはまた事情が変わってきます。

とりあえず現時点で中止が発表されている公演をまとめておきたいと思います。なお、今回の発表で中止となったものはピンク字で示してあります。

・梅田芸術劇場メインホール公演「NICE WORK IF YOU CAN GET IT」
・宝塚バウホール公演「PRINCE OF ROSES－王冠に導かれし男－」
・水美舞斗ディナーショー

・宝塚バウホール公演「幽霊刑事（デカ）～サヨナラする、その前に～」
・全国ツアー公演「ダル・レークの恋」
・美園さくらミュージックサロン

・文京シビックホール公演/神戸国際会館こくさいホール「NOW!ZOOM ME!!」
・全国ツアー「炎のボレロ/Music Revolution!ｰNew Spiritｰ」
・梅田芸術劇場メインホール公演／東京建物Brillia HALL公演「未定」
・KAAT神奈川芸術劇場公演／梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公演「未定」

・全国ツアー「エル・アルコン-鷹-/Rayｰ星の光線ｰ」
・TBS赤坂ACTシアター公演/梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公演「シラノ・ド・ベルジュラック」

・TBS赤坂ACTシアター公演「FLYING SAPAーフライング・サパー」
・日本青年館ホール公演/梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公演「壮麗帝」
・博多座公演「未定」
・宝塚バウホール公演「未定」

こうして見返すとトップのサヨナライベント的な公演もありますし、バウ・東上・全ツ初主演の記念すべき公演なども目白押し。完全に中止にしてしまうには惜しいものばかりなのでこちらについても、箱を変えてでも順次繰り下げて公演してほしいな～！なんて淡い期待を寄せています。

そして、礼真琴ファンとしては念願のエル・アルコンはぜひ時間がかかっても公演して欲しい！！！わがままかもしれませんが、どーしても観たいのよこれだけは！お願いします神様！

兵庫県・東京都・大阪府での感染状況

さて、宝塚が公演を再開するのは嬉しいに違いありませんが、冷静になってみると根本的に今公演できる程の状況なのか？ということが気になってきます。

ということで、宝塚大劇場がある兵庫県、東京宝塚劇場ならびに宝塚の外部公演で使用する劇場がある東京都、梅田芸術劇場のある大阪府での感染状況を調べてみました。

筆者が調べた結果となりますので、あくまでも目安として捉えていただき、詳細についてはご自身でご確認頂ければと思います。

まずは兵庫県の感染状況です。

兵庫県内では１５日、新型コロナウイルスの新たな感染者は確認されなかった。治癒した後に再び陽性となった場合を除き、新規の感染者ゼロは５月１７日から３０日連続となった。

出典：神戸新聞NEXTより

とりあえず、兵庫県ではしばらく感染者ゼロを維持しているということで公演再開という判断も妥当かなと思います。

次に、東京都の感染状況です。

東京都の新型コロナウイルス感染症対策サイト(こちら)によると、6月15日の1日の感染者数は48人ということで、公演再開にはまだ時間が必要かもしれません。※星組でも公演再開が決定しました(詳しくはこちら)

最後に大阪府の感染状況です。

大阪府の新型コロナウイルス感染症対策サイト(こちら)によると、5月13日を最後に1日の感染者数は10人を下回っており、最近では感染者0人の日もちらほらあるようです。大阪府の人口は882万人、東京都の人口は1395万人ということを考えても大阪の方が状況はよさそうでしょうか。公演を再開するなら東宝より梅芸が先ということもあり得なくはないかもしれませんね。

花組公演の感染対策は？

ひとまず兵庫県では公演を再開できる状況であるとはわかりましたが、やはり油断はできません。今回、感染対策として通常とは異なる点や観劇する際の注意事項なども発表されたのでこれについてもまとめてみました。

公演について

公演の形態については以下のような発表がありました。

1番のニュースは販売座席の縮小ですよね。単純計算でいつもの半分しか入れないということで、対策としては妥当だと思いますが果たして採算が取れるのか非常に心配なところではあります。

どう考えても赤字ですよね…1回でも公演できればBlu-rayなど関連商品の売上でいくらか回収できるとは思いますが大丈夫なんでしょうか。

でも、やるからには徹底的に、という劇団の方針にはすごく好感が持てました。いつもみたいに公演すると言われても、それはそれでどうなんだという話ですもんね。

そして、宝塚の魅力の一つがオーケストラでの生演奏ということだと思いますが、それも感染対策で録音での対応に。残念ではありますが、仕方ありませんね。オーケストラの皆さんのお仕事がなくなってしまうことも心配。さすがに手当とかは出ているのかしら？

チケットの販売について

次にチケットの販売については以下のように案内がありました。

チケットの販売数が大幅に減少することを踏まえて、1公演につき1人1枚という制限が付きました。販売数が少ない分、転売への取り締まりも厳しくなりそう？本当に観たい方のもとにチケットが届くといいですよね。

そして、いつまた公演を中止してもいいように、各プレイガイドでの販売も中止ということでしょうか。これによりほぼ友の会でしかチケットを入手できなくなるので、もし感染が発生した場合でも迅速に情報を収集できるというメリットもあります。

さらに、接触を少しでも避けるためにICチップ付きの会員証を持っている方にはできるだけ発券をせずに会員証での入場を、ということでした。私もいつも記念にと思って発券しているのですが、しばらくは控えた方がよさそうですね。

観劇時の注意点

観劇時には以下の事項に協力を、とのことでした。

この対策は花組公演に限らず、事態が収束するまでしばらく続きそうですよね。新たな観劇マナーとしてチェックしておきたいところですね。

基本的には劇場での行動についてになりますが、マスクだけは忘れずにお出かけしないと観劇を断られる場合もあるようなので要注意です。

おわりに

宝塚ファンが首をなが～くして待ち望んでいた公演再開のニュースについてお話してきました。嬉しい反面、宝塚が新たな感染源とならないように私たちファンもしっかりと対策をしたいところですよね。

なお、今回は情報がたくさん発表されたということで混乱する部分もあるかと思い、重要なところを筆者がピックアップしてまとめた記事となります。

間違いのないよう確認はしておりますが、こちらの記事に載っている情報はあくまでも目安としてお考え頂き、正確な情報はご自身でご確認下さいますよう重ねてお願いいたします。

とにもかくにも、れいちゃんのお披露目がようやく公演できる目途が立ったというのは本当に嬉しい限り！私は日程的に難しいのと、長距離の移動が必要になるため観劇はしませんが、観に行かれる方はぜひ楽しんで来て下さいね。それではまた。

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